Cognos Analytics 11.0.5+ での Apache HTTP Server または IBM HTTP Server の設定

特に記載がない限り、バージョン 11.0.5 以降に適用されます +

この手順を完了すると、サーバーは静的ファイル (.js、.html、.css など) に対する要求の処理、IBM Cognos Analytics への要求の負荷分散、および IBM Cognos Analytics ゲートウェイ・コードを使用した SSO 要求の送付を行うことができます。

このタスクについて

IBM Cognos Analytics に付属のいずれかのサンプル設定ファイルを使用できます。サンプル・ファイルは gateway_component_install_location/cgi-bin/templates にあります。ここで、gateway_component_install_location は、ゲートウェイ・コンポーネントがインストールされているディレクトリーです。以下の表にサンプル・ファイルを記述します。ご使用の環境向けのファイルを選択してください。

環境	サンプル・ファイル名
Apache 2.2 非 SSO	cognos_apache22_loadbalance.conf
Apache 2.2 SSO	cognos_apache22_loadbalance_SSO.conf
Apache 2.4 非 SSO	cognos_apache24_loadbalance.conf
Apache 2.4 SSO	cognos_apache24_loadbalance_SSO.conf
IBM HTTP Server 8.5 非 SSO	cognos_IHS85_loadbalance.conf
IBM HTTP Server 8.5 SSO	cognos_IHS85_loadbalance_SSO.conf

手順

サンプル設定ファイルを apache_or_ihs_install_root/conf にコピーし、名前を cognos.conf に変更します。
テキスト・エディターで cognos.conf を開き、HTTPS と完全修飾ドメイン名を使用するように BalancerMember ディレクティブを変更します。例えば、次のようになります。
```
<Proxy balancer://mycluster>
	BalancerMember https://ica-host1.domain:9300 route=1
	BalancerMember https://ica-host2.domain:9300 route=2
</Proxy>
```
サンプル・ファイルに以下のセクションがあることを確認します。
```
# Rewrite Saved-Output and Viewer static references
RewriteRule ^/ibmcognos/bi/rv/(.*)$ /ibmcognos/rv/$1 [PT,L]
```
このセクションがない場合、# Rewrite Event Studio static references セクションの後ろに追加してください。
Directory セクションを見つけて、IBM Cognos Analytics のインストール場所を指していることを確認します。
cognos.conf ファイルを保存します。