世代別データ・グループ

世代別データ・グループ (GDG) は、複数の関連ファイルの発生順の集合です。 GDG は、関連データの複数バージョンの処理を簡素化します。

GDG 内の各ファイルは、世代別データ・セット (GDS) または 世代 と呼ばれます。 (本書では、世代別データ・セットは 生成ファイル と呼びます。 ワークステーション上のファイル という用語は、ホスト上のデータ・セット という用語と同じです。)

GDG 内で、世代は ORGANIZATION、レコード形式、およびレコード長を含む、類似または非類似属性 (like or unlike attributes) を持つことができます。 グループ内のすべての世代で、属性の一貫性があり、編成が順次編成であれば、これらの世代を単一ファイルとして取り出せます。

関連ファイルのグループ化には利点があります。 以下に例を示します。
  • グループ内のファイルを共通名で参照できる。
  • グループ内のファイルが世代順に保持される。
  • 期限切れのファイルを自動的に破棄できる。

GDG 内の世代は、その経過時間を示す、順次順序の相対名および絶対名を持ちます。

生成ファイルの相対名は、グループ名の後ろに整数が括弧内に続く形式です。 例えば、グループ名が hlq.PAY の場合は、以下のようになります。
  • hlq.PAY(0) は、現行世代を表します。
  • hlq.PAY(-1) は、1 つ前の世代を表します。
  • hlq.PAY(+1) は、新世代を追加することを指定します。
生成ファイルの絶対名には、世代番号とバージョン番号が含まれます。 例えば、グループ名が hlq.PAY の場合は、以下のようになります。
  • hlq.PAY.g0005v00 は、生成ファイル 5、バージョン 0 を表します。
  • hlq.PAY.g0006v00 は、生成ファイル 6、バージョン 0 を表します。

絶対名および相対名の形式について詳しくは、関連タスクを参照してください。

世代順は通常、ファイルがグループに追加された順序と同じですが、必ずしもそうとは限りません。 絶対名および相対名を使用して生成ファイルを追加した方法によっては、グループ内の予期しない位置に世代が挿入されることがあります。 詳細については、生成ファイルの挿入と折り返しに関する関連参照を参照してください。

GDG はすべての COBOL for Linux® ファイル・システムでサポートされます。

制約事項: GDG には、代替索引を持つ SFS 索引付きファイルも、またはファイル名に代替索引のリストを必要とする SdU 索引付きファイルも含めることはできません。 この制限は、括弧で囲んだ代替索引リストの構文と、同じく括弧で囲んだ式を必要とする GDG 相対名の構文との間のあいまいさが原因です。

世代別データ・グループの作成および初期化については、適切な関連タスクを参照してください。

世代別グループを削除、再構築、クリーンアップ、変更、またはリストするには、また、グループ内の世代を追加または削除するには、gdgmgr ユーティリティーを使用します。 gdgmgr 機能の要約を参照するには、コマンド gdgmgr -h を発行します。 gdgmgr ユーティリティーの詳細については、man ページを参照してください。