アーキテクチャー

IBM® Cloud Private クラスターには、4 つの主要なノード・クラス (ブート、マスター、ワーカー、およびプロキシー) があります。

オプションで、クラスター内に管理ノード、脆弱性アドバイザー (VA) ノード、および etcd ノードを指定できます。

IBM Cloud Private クラスターのアーキテクチャーは、インストールする前に決定する必要があります。 マスター・ノードの可用性を高めるための複数のマスター・ノードの構成、およびマスター・ノードからの管理ノードの分離は、インストール時にのみ選択できるオプションです。 インストール後には、クラスターでワーカー、プロキシー、管理、および VA の各ノードの追加と削除ができるだけです。

: 以下の図で、クラスターは最小限の IBM Cloud Private 構成を表しています。 実際の実動構成は異なる場合があります。

ブート・ノード

IBM Cloud Private ブート・ノード

ブート (ブートストラップ) ノードは、インストール、構成、ノード・スケーリング、およびクラスター更新の実行に使用されます。 どのクラスターでも、必要になるブート・ノードの数は 1 つのみです。 単一のノードをマスターとブートの両方として使用できます。

IBM Cloud Private 単一のブート・ノード

単一のブート・ノードを複数のクラスターで使用できます。 その場合、ブートとマスターを単一のノードに割り当てることはできません。 クラスターごとに独自のマスター・ノードが必要です。 ブート・ノードでは、クラスターごとに別個のインストール・ディレクトリーが必要です。 認証用に独自の認証局 (CA) を指定する場合、クラスターごとに別個の CA ドメインが必要です。

マスター・ノード

 IBM Cloud Private マスター・ノード

マスター・ノードは、管理サービスを提供し、クラスター内のワーカー・ノードを制御します。 マスター・ノードは、リソース割り振り、状態維持、スケジューリング、およびモニターを処理するプロセスをホストします。 高可用性 (HA) 環境には複数のマスター・ノードが含まれているため、先導マスター・ノードで障害が発生した場合、フェイルオーバー・ロジックによって、別のノードがマスター役割に自動的にプロモートされます。 マスターの役割を果たすことができるホストは、マスター候補と呼ばれます。

ワーカー・ノード

 IBM Cloud Private ワーカー・ノード

ワーカー・ノードは、タスクを実行するためのコンテナー化された環境を提供するノードです。 要求の増加に伴い、ワーカー・ノードをクラスターに簡単に追加して、パフォーマンスおよび効率性を向上させることができます。 1 つのクラスターには任意の数のワーカー・ノードを含めることができますが、少なくとも 1 つのワーカー・ノードが必要です。

プロキシー・ノード

 IBM Cloud Private プロキシー・ノード

プロキシー・ノードは、クラスター内で作成されたサービスに外部要求を送信するノードです。 高可用性 (HA) 環境には複数のプロキシー・ノードが含まれているため、先導プロキシー・ノードで障害が発生した場合、フェイルオーバー・ロジックによって、別のノードがプロキシー役割に自動的にプロモートされます。 単一のノードをマスターとプロキシーの両方として使用できますが、専用のプロキシー・ノードを使用してマスター・ノードの負荷を軽減するのが最良です。 クラスター内でロード・バランシングが必要な場合、1 つのクラスターには、少なくとも 1 つのプロキシー・ノードが含まれている必要があります。

管理ノード

 IBM Cloud Private 管理ノード

管理ノードは、モニター、計量、ロギングなどの管理サービスのみをホストするオプション・ノードです。 専用の管理ノードを構成することで、マスター・ノードが過負荷状態にならないようにすることができます。 分離された管理ノードを使用可能にできるのは、IBM Cloud Private のインストール時のみです。 分離された管理ノードをインストール時に使用可能にしない場合、管理サービスはマスター・ノードに配置されます。

VA ノード

 IBM Cloud Private VA ノード

VA (脆弱性アドバイザー) ノードは、脆弱性アドバイザー・サービスの実行に使用するオプション・ノードです。 脆弱性アドバイザー・サービスは、リソースを大量に使用します。 脆弱性アドバイザー・サービスを使用する場合は、専用の VA ノードを指定してください。 脆弱性アドバイザーについて詳しくは、『脆弱性アドバイザー』を参照してください。

etcd ノード

 IBM Cloud Private etcd ノード

etcd ノードは、etcd 分散キー値ストアの実行に使用するオプション・ノードです。 100 個以上などの多数のノードがある IBM Cloud Private クラスター内に etcd ノードを構成すると、etcd のパフォーマンス改善に役立ちます。 etcd ノードの構成について詳しくは、hosts ファイルでのノード役割の設定を参照してください。

クラスター・アーキテクチャー

クラスターでプロキシー・ノードを使用する場合、アーキテクチャーは、以下の図のようになります。

IBM Cloud Private アーキテクチャー

クラスターで管理ノードを使用する場合、アーキテクチャーは、以下の図のようになります。

IBM Cloud Private アーキテクチャー

クラスターで VA ノードを使用する場合、アーキテクチャーは、以下の図のようになります。

IBM Cloud Private アーキテクチャー