21.0.1 の新機能 - 2021 年 3 月
21.0.1 の新機能について説明します。以前のバージョンの名称「IBM Cloud Pak for Automation」が「IBM Cloud Pak for Business Automation」に変わったことに注意してください。
21.0.1 の新機能を分類するために使用されたユーザー・エクスペリエンスについては、Cloud Pak ユーザー・エクスペリエンスを参照してください。
21.0.1 での新機能または変更内容に関する詳細が、以下のセクションで説明されています。
- Cloud Pak for Business Automation のディスカバー に役立つ変更内容
- Cloud Pak for Business Automation の操作 に役立つ変更内容
- Cloud Pak for Business Automation でのアプリケーションの作成 に役立つ変更内容
- Cloud Pak for Business Automation の使用 に役立つ変更内容
- Cloud Pak for Business Automation の管理 に役立つ変更内容
Cloud Pak for Business Automation のディスカバー に役立つ変更内容
- IBM Cloud® カタログでの Cloud Pak for Business Automation のデモ・デプロイメント
-
IBM Cloud に移動し、ページ上部のメニューで「カタログ」を選択し、「Cloud Pak」を検索して、新規項目 Cloud Pak for Business Automation を見つけてください。
Cloud Pak for Business Automation の操作 に役立つ変更内容
- エンタープライズの標準運用環境 (SOE) の更新
-
- Red Hat OpenShift Container Platform (OCP) のバージョンが次のように変更されました。
- 4.4 および 4.5 (削除済み)
- 4.6+ (維持および拡張)
- IBM Cloud Public 上の Red Hat OpenShift Kubernetes Service (ROKS) クラシック 4.6+注: ROKS Virtual Private Cloud (VPC) Generation 2 のコンピュート・インフラストラクチャーはサポートされていません。
- IBM Cloud プラットフォーム基盤には、IBM Automation Foundation と IBM Cloud Pak 基盤サービス (Common Services) が組み込まれています。詳しくは、IBM Cloud プラットフォーム基盤を参照してください。注: この依存関係の重要な影響は、Kafka が Cloud Pak の一部としてインストールされ、IBM Event Streams をサポートしなくなることです。詳しくは、拡張構成のカスタム・リソースを参照してください。
- WebSphere® Liberty 20.0.0.12
- データベース・サポートが次のように変更されました。
- Oracle Database 19c (Automation Document Processing を除く全機能)
- PostgreSQL 12.x (Automation Document Processing を除く全機能)
- Microsoft SQL Server 2019 (Automation Document Processing、Business Automation Studio、Business Automation Application、および IBM Business Automation Workflow を除く全機能)
- Red Hat OpenShift Container Platform (OCP) のバージョンが次のように変更されました。
- Operator Hub での IBM オペレーター・カタログの「フォーム・ビュー (Form View)」
-
IBM オペレーター・カタログは、IBM ソフトウェア製品の Red Hat OpenShift クラスターへのデプロイメントと保守を自動化するために使用可能なオペレーターの索引です。このカタログ内のオペレーターは、Kubernetes ベスト・プラクティスと IBM 標準に従って、統合された機能セットを提供します (「フォーム・ビュー (Form View)」と「YAML ビュー (YAML View)」でデプロイメントを構成することもできます)。 詳細...
- OCP の管理ハブとの完全な統合
-
OCP の管理ハブでは、クラスター管理者がクラスターの概要を一目で確認できます。ダッシュボードには、クラスターにデプロイされている特定のコンポーネントの主要メトリックが表示されます。管理ハブ・ダッシュボードのコンテンツには、管理者役割を持つユーザーのみがアクセスできます。 詳細...
- IBM Business Automation Insights に対する変更
-
- Business Automation Insights の
ServiceAccount
に対する特権は不要になりました。エンタープライズ・デプロイメントのセキュリティーの前提条件を手動でデプロイする必要はなくなりました。 - デフォルトでは、管理サービスは、
NodePort
の代わりにClusterIP
サービス・タイプを使用するようになりました。 - 資格情報をカスタマイズするために指定する必要があるのは、Kubernetes secret bai_configuration.bai_secret 内のキーのサブセットのみになりました。その他のキーについては、デフォルト値が使用されます。以前のバージョンでは、すべてのキーを指定する必要がありました。
- カスタム・リソースの
bai_configuration
セクションは、新規の settings.hdfs パラメーターをサポートします。flink セクションは、Flink ジョブ・マネージャーおよびタスク・マネージャーについて以下のパラメーターをサポートします。log_level、hadoop_user、run_as_user、job_manager_memory、job_manager_memory_request、job_manager_cpu_request、job_manager_cpu_limit、task_manager_memory、task_manager_memory_request、task_manager_memory_limit、task_manager_cpu、task_manager_cpu_request、task_manager_cpu_limit。 - 一部のパラメーターはサポートされなくなりました。
- Business Automation Insights の
- IBM Operational Decision Manager に対する変更
-
- 新規の customization.trusted_certificate_list パラメーターは、ODM の外部サービスの証明書をインポートする方法を提供します。外部サービスのルート認証局 (CA) がまだ信頼されていない場合は、サービスの TLS 証明書を
odm_configuration
トラストストアに提供できます。customization.trusted_certificate_list 内の証明書のリストは、shared_configuration
trusted_certificate_list パラメーターによって定義されている Cloud Pak 証明書リストにマージされます。 詳細... odm_configuration
image.tag は、以前の ODM オンプレミス・バージョン番号 (8.10.5.x) の代わりに Cloud Pak バージョン番号 (21.0.1) を使用するようになりました。 詳細...
- 新規の customization.trusted_certificate_list パラメーターは、ODM の外部サービスの証明書をインポートする方法を提供します。外部サービスのルート認証局 (CA) がまだ信頼されていない場合は、サービスの TLS 証明書を
Cloud Pak for Business Automation でのアプリケーションの作成 に役立つ変更内容
- Business Automation Studio への新たなアクセス方法
-
ホーム・ページの外観が前回のリリースから変更されています。ビジネス・アプリケーションとビジネス自動化に IBM Automation ホーム・ページから直接アクセスできるようになりました。これまでの機能を新しいスタイルでご利用ください。
- Business Automation Workflow へのファイル、JMS、E メールの統合
-
サンプルを使用して、ファイル・システム上のテキスト・ファイルの統合、JMS キューでのメッセージの送受信、JMS トピックでのメッセージの公開、E メールの送受信を行うことができます。サンプルは、GitHub リポジトリー Integration Samples にあります。
- Liberty 機能 JavaMail または MQ JMS クライアントを使用する Java 統合をプロセス・アプリケーションとワークフロー自動化で使用
-
Liberty 機能 JavaMail または MQ JMS クライアントを使用して、E メールの送受信や MQ アプリケーションの統合を行うことができます。これらの機能を有効にするには、Liberty 機能を有効にして Java メールおよび IBM MQ と統合するに記載されている手順を実行してください。
- 従来型の IBM Business Automation Workflow プロジェクトを Business Automation Workflow Process Designer から Business Automation Studio にインポート
-
従来型の Business Automation Workflow プロジェクトを Business Automation Studio にインポートできるようになりました。プロジェクトを Business Automation Studio にインポートした後で、Workflow Designer の「プロジェクトの変換 (Project Conversion)」タブにある Cloud Pak for Business Automation で使用するために、それらのプロジェクトを変換できます。 詳細...
- Automation Document Processing でのデプロイメント・オプション、モデル・トレーニング対話、および検証機能の改善
-
オーサリング環境でプロジェクトを追加のリポジトリーにデプロイできるようになりました。抽出モデル・トレーニングをモニターし、必要に応じてプロセスをキャンセルすることができます。新規の検証ツールを使用すると、ユーザーは実行時に文書を処理しやすくなります。 詳細...
- アプリケーション と自動化 の各用語の変更
-
アプリケーション と自動化 の両用語の名称が、ビジネス・アプリケーション とビジネス自動化 に変更されました。それぞれのプロジェクト・タイプ自体は変更されません。
- Automation Decision Services での新しい言語のサポートの追加
-
ドイツ語とイタリア語で意思決定サービスを作成できるようになりました。
- Decision Designer での Intellirule エディターに代わる新規のルール・エディター
-
ビジネス・ユーザーは、高速で最新のエディターを使用してビジネス・ルールを作成できるようになりました。 詳細...
Cloud Pak for Business Automation の使用 に役立つ変更内容
- ユーザー管理サービス (UMS) から IAM へのユーザー認証の委任
-
Identity and Access Management (IAM) サービスは、Cloud プラットフォーム基盤 (具体的には IBM Cloud Platform Common Services) の一部です。UMS から IAM へのユーザー認証の委任により、すべての IBM Cloud Pak® ソリューションにわたる共通のログインが可能になります。
- IBM FileNet® Content Manager でのサポート対象ソフトウェアの拡張
- IBM FileNet Content Manager コンポーネントとともに以下の更新されたソフトウェアのバージョンを使用できるようになりました。
- Oracle Outside In Technology (OIT) zLinux 64 ビット・ライブラリー
- Content Platform Engine、Content Search Services、および Content Services GraphQL API 用の IBM JRE 8.0.6.20
- Content Platform Engine 用の Apache HttpClient v4.5.13
- Content Search Services 用の xStream v1.4.15
- IBM Content Collector for SAP Applications (ICCSAP) でのユーザー管理サービス (UMS) のサポートの追加
-
IBM Content Navigator およびタスク・マネージャーが UMS とともにデプロイされている場合に、ICCSAP を IBM Content Navigator およびタスク・マネージャーと統合できるようになりました。
- IBM Enterprise Records (IER) でのタスク・マネージャーからの拡張スイープのサポートの追加
-
Enterprise Records で、タスク・マネージャーから拡張スイープ を実行できるようになりました。詳細...
- タスク・マネージャー (TM) でのユーザー管理サービス (UMS) のサポートの追加
-
タスク・マネージャーを OIDC クライアントとして UMS に登録できるようになりました。詳細...
Cloud Pak for Business Automation の管理 に役立つ変更内容
- Business Automation の役割
-
IBM Automation Foundation Core Services で作成された自動化開発者 役割を、各エンタープライズ・デプロイメントのユーザーに割り当てる必要があります。 詳細...
- Business Performance Center でのデータ権限
-
管理者は、Business Performance Center ユーザー・インターフェースからチームとモニター・ソースのデータ権限を管理できるようになりました。権限 API は、20.0.3 で非推奨になり、21.0.1 で削除されます。 詳細...