プリプロセス・スクリプト
プリプロセス・スクリプトを使用して値を動的に取得し、関数の入力をその値に設定します。 プリプロセス・スクリプトは、インシデント値の読み取りのみを実行できます。 インシデント値の変更やアーティファクトの追加などのアクティビティーを実行することはできません。
値を取得するには、標準の Python 言語を使用します。 「言語」フィールドで、スクリプトの評価に Python 2 を使用するか Python 3 を使用するかを決定します。
Configure Scriptsで説明されているように、スクリプト・フィーチャーに適用されるスコープと制約事項は、ここにも適用されます。
この関数に値を指定するには、inputs.<field_name> キーワードを使用します。ここで、field_name は関数フィールドの API 名です。 フィールド名が不明な場合は、 入力 を入力します。 入力補完機能によってフィールド名が表示されます。
プリプロセス・スクリプトは、入力フィールド以外の値を設定しようとしても無視しますが、エラー・メッセージは発行しません。 また、オブジェクトを作成しようとしても無視します (例えば、incident.createTask())。
以下のプリプロセス・スクリプトの簡単な例では、インシデントの ID を取得し、それを incidentID という名前の関数フィールドに代入しています。
inputs.incidentID = incident.id
また、workflow.properties を使用して、別の関数のポストプロセス・スクリプトまたは同じワークフロー内の通常のスクリプトによって以前に保存されたプロパティーにアクセスします。 スクリプトによってプロパティーに割り当てられた名前を把握しておく必要があります。