集約関数
計算フィールドを作成する際に集約関数を使用することで、単一行ではなく、行のグループに基づいて計算を実行できます。
単一値に対する Sum または Average を使用する代わりに、行または列のグループあるいは合計セットの合計または平均を取得します。多くの場合、Ad Hoc Editor の集約関数は、SELECT ステートメントの GROUP BY 節で使用できる SQL 関数と似ています。
集約関数には以下の値が含まれます。
- Average
- CountAll
- CountDistinct
- Max
- Median
- Min
- Mode
- PercentOf
- Range
- StdDevP
- StdDevS
- Sum
- WeightedAverage
集約関数はグループを操作するため、その使用には以下の制限があります。
- 集約関数は、計算の手段としてのみ使用できます。非計測フィールドを作成するために集約関数を使用しないでください。
- 集約関数をグループに追加することはできません。
- 集約関数の集計計算として AggregateFormula、Custom、および None のみがサポートされています。 Custom 集計オプションが「Change Summary」メニューに表示されるのは、「Create Calculated Field」ダイアログ・ボックスでカスタム関数を定義している場合のみです。
集約関数のレベル
集約関数の多くでは、集約のグループ化を指定するためのオプションのレベルを受け入れます。集約で使用するレベルは、まっすぐな引用符 (') で囲む必要があります (例: 'RowGroup')。使用可能なレベルには、以下のオプションがあります。- Current
- デフォルト。テーブル・ビューの詳細行に current 値を使用します。
- RowGroup
- 行の場所から親の値を使用します。
- RowTotal
- 行の場所から合計値を使用します。
- ColumnGroup
- 列の場所から親の値を使用します。
- ColumnTotal
- 列の場所から合計値を使用します。
- Total
- クロス集計表の合計値および表の RowTotal を使用します。