システムログが破損した場合 CICS®は静止します。 破損したシステム・ログは、再び使用できません。CICS を実動に戻すには、初期始動を実行する必要があります。
このタスクについて
問題の再発を防ぐには IBMがログが破損した原因を特定できるように、診断情報を収集する必要があります。 ただし、初期始動を実行すると CICS の前の実行の情報はすべて破棄されます。
手順
診断情報を収集するには、以下のようにします。
- DFHJUP などのユーティリティーを使用して、障害が起こったシステム・ログをスキャンします。
ただし、これらの状況で DFHJUP によって生成された出力は簡単に解釈できません。
- DFHJUP の出力を補足するために、初期始動の実行前に、破損したシステム・ログを使用して CICS の診断実行を行います。
診断実行の利点は以下の通りです
- 診断は、診断情報を自動的に収集するため、CICS を素早く実動に戻すことができます。
- CICS で障害が発生した場合、システム・ダンプが生成されないことがあります。 診断の実行により、システム・ダンプが提供されます。
- 診断の実行で CICS システム・ログから一部のレコードしか取得できない場合、
診断で取得された最後のレコードが、ログが読み取り不能になった時点を示しており、問題の原因を示している可能性があります。
- 診断実行により z/OS®のアドレス空間のダンプをキャプチャすることができます。 MVS ロガーとカップリング設備のアドレス空間のダンプを取得するを参照のこと。
- START システムの初期化パラメータに「AUTO」を指定します。
システム ログが破損した場合、 CICSはグローバル カタログにリカバリ マネージャーの自動開始オーバーライド レコードを設定し、 CICS の次の自動再始動が診断実行 (AUTODIAG) になるようにします。 さらに CICSはメッセージ DFHRM0152 を発行し、次の自動再起動は診断実行となり、初期起動前に実行すべきであると通知します。
- システム・ログが破損していなくても診断実行を行う場合は、リカバリー・マネージャーのユーティリティー・プログラム DFHRMUTL を使用します。
診断実行時には CICSは障害が発生したシステムログから取得した CICSのダンプを作成し、終了します。 診断実行により生成された出力は通常 IBMに送られます。
注 :診断実行時には CICSはリカバリ作業も新規作業も実行しません。