トランザクションの ACID プロパティー
トランザクション処理における ACID という頭字語は、原子性 (A)、一貫性 (C)、独立性 (I)、および耐久性 (D) というトランザクションの 4つの重要なプロパティーを表しています。
- 原子性
- データに対するすべての変更が、単一の操作であるかのように実行されます。 すなわち、すべての変更が実行されるか、まったく行われないかのいずれかになります。
- 一貫性
- トランザクションの開始時と終了時で、データが一貫性のある状態になっています。
- 独立性
- トランザクションの中間状態は、他のトランザクションからは見えません。 その結果、並行して実行されるトランザクションが直列化しているように見えます。
- 耐久性
- トランザクションが正常に終了したら、データへの変更は永続的なものになり、システム障害が発生した場合であっても、元に戻されることはありません。