Synthetic Script Manager でのパスワードの非表示

Synthetic Script Manager でパスワード値を非表示にするには、シンセティック・スクリプトに変数としてパスワードを格納します。

始める前に

この手順では、シンセティック・スクリプトを編集する必要があります。Selenium IDE を使用してシンセティック・スクリプトを記録してください。詳しくは、シンセティック・スクリプトの記録を参照してください。

このタスクについて

Selenium IDE で、変数としてパスワードを格納するように、シンセティック・スクリプトを手動で変更します。これで、Synthetic Script Manager で、非表示のパスワードのシンセティック・トランザクションを作成できます。 Synthetic Script Manager では、非表示のパスワードはアスタリスクとして表示されます。

重要: パスワード値が Synthetic Script Manager に表示されないように、シンセティック・スクリプトにパスワードを格納することをお勧めします。非表示のパスワードにより、他のユーザーによるパスワードの表示を防止することで、Web アプリケーションが安全になります。

手順

  1. Selenium IDE で、変更するスクリプトを開きます。store コマンドを使用して、この手順で説明している例に従って変数 password にパスワードを割り当て、次にスクリプトを保存します。
    重要: パスワードは、Synthetic Script Manager に表示されないように、変数名 password として格納する必要があります。
    例えば、次のシンセティック・スクリプトには、ユーザー名 test@example.com とパスワード値 ibm4value が含まれています。
    <tr>
       <td>type</td>
       <td>id=username</td>
       <td>test@example.com</td>
    </tr>
    <tr>
       <td>type</td>
       <td>id=password</td>
       <td>ibm4value</td>
    </tr>
    次のスクリプトでは、store コマンドを使用して、パスワード値 ibm4value を変数 password に割り当てる方法を示しています。
    <tr>
       <td>store</td>
       <td>ibm4value</td>
       <td>password</td>
    </tr>
    <tr>
       <td>type</td>
       <td>id=username</td>
       <td>test@example.com</td>
    </tr>
    <tr>
       <td>type</td>
       <td>id=password</td>
       <td>$(password)</td>
    </tr>
  2. オプション: スクリプト・レベルでパスワードを非表示にするには、store コマンドを使用して、変数 password にブランク値を割り当て、スクリプトを保存します。
    後で、Synthetic Script Manager でパスワードを設定できます。
    例えば、次のスクリプトでは、store コマンドを使用して、ブランク値を変数 password に割り当てる方法を示しています。
    <tr>
       <td>store</td>
       <td></td>
       <td>password</td>
    </tr>
    <tr>
       <td>type</td>
       <td>id=username</td>
       <td>test@example.com</td>
    </tr>
    <tr>
       <td>type</td>
       <td>id=password</td>
       <td>$(password)</td>
    </tr>
  3. Cloud APM コンソールにログインし、Synthetic Script Manager を開きます。トランザクションを作成し、そのトランザクションに対してスクリプトをアップロードします。「拡張設定」タブをクリックします。
    それぞれの場所のパスワードが非表示になります。それぞれの場所のパスワードは、変更できます。 詳しくは、シンセティック・トランザクションの管理を参照してください。