アップロードされたスクリプトからのスクリプト・テストの作成

Selenium スクリプトをアップロードして、シミュレートされたユーザー動作に応答する Web アプリケーションの可用性とパフォーマンスをテストするスクリプト・テストを作成します。

始める前に

スクリプト・テストを作成するには、最初に Selenium スクリプトを作成する必要があります。Selenium スクリプトの作成について詳しくは、『シンセティック・スクリプトの記録』を参照してください。

このタスクについて

Web アプリケーションとのユーザーの対話をシミュレートする Selenium スクリプトをモニターするスクリプト・テストを作成します。アプリケーションにログインするユーザーを模倣する Selenium スクリプトを作成すると、スクリプト・テストを定期的に実行して、シミュレートされたユーザー動作に応答するアプリケーションのパフォーマンスをテストできます。

手順

スクリプト・テストを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. Availability Monitoring 要約ページを表示している場合は、「新規テストの追加 (Add New Test)」をクリックします。
    Availability Monitoring 要約ページ
    Availability Monitoring ダッシュボードを表示している場合は、「シンセティック・テスト」ペインの「新規テストの追加」をクリックします。
    「シンセティック・テスト」ペインの「新規テストの追加 (Add New Test)」ボタン。
  2. 「モニターのセットアップ」ページの「スクリプト動作」をクリックします。「スクリプト動作のセットアップ」ページが表示されます。「ファイルのアップロード」をクリックします。

    後でこのテストを編集するために戻る場合、アップロードされたスクリプト・ファイルをダウンロードできます。「ダウンロード」アイコン 「ダウンロード」アイコン をクリックして、スクリプトをダウンロードします。

  3. 「名前」フィールドに、テストのわかりやすい名前を入力します。「説明」フィールドに、テストの目的の説明を追加します。
  4. 「参照」をクリックして、スクリプト・ファイルを見つけて、アップロードします。
  5. 「ブラックリスト」「ホワイトリスト」を使用して、要求の送信先の URL とドメイン、およびアプリケーション・テストのメトリックと状況に寄与する URL とドメインを指定します。包含する URL とドメインを「ホワイトリスト」に追加し、ブロックする URL とドメインを「ブラックリスト」に追加します。
  6. テスト設定を構成するには、「次へ」をクリックします。
    テスト構成の要約が表示されます。例えば、デフォルト設定では次のメッセージが表示されます。

    次のテストが実行されます: 15 分ごとに、同時に 3 箇所のパブリック・ロケーションおよび 0 箇所のプライベート・ロケーションから、テストが指定したしきい値を超過するかどうかが判別されます。

    現在のテスト構成に基づいて、月ごとのテストの使用量と数の推定値が表示されます。

  7. 「設定」ペインで、「編集」をクリックしてテストの現在の設定を表示します。
    以下の設定を更新できます。
    • 「間隔」は、テストの実行頻度を定義します。
    • 「テスト頻度 (Testing frequency)」は、テストをすべての場所から同時に実行するか、または間隔ごとに異なる場所から実行するかを決定します。「同時」を選択すると、すべての場所から同時にテストが実行されます。「ずらし」を選択すると、間隔ごとに、選択した異なる場所からテストが実行されます。
    • 「クリティカルしきい値」は、テストのクリティカル・アラートの応答時間を定義します。
    • 「警告しきい値 (Warning Threshold)」は、テストの警告アラートの応答時間を定義します。
    • 「ロケーション」は、テストを実行するロケーションを決定します。

    デフォルトで表示される「パブリック・ロケーション」のリストからロケーションを選択します。テストの実行元のプライベート・ロケーションを選択するには、テストの実行元のマシンに予めプライベート PoP をインストールして構成しておく必要があります。詳しくは、プライベート PoP ロケーションのインストールおよび構成を参照してください。

    必要に応じて、テスト・スクリプトに定義された変数の値を入力できます。例えば、スクリプトが Web サイトに接続するためにユーザー名とパスワードが必要な場合、それらの変数の値を入力できます。「スクリプト変数」表で、異なる場所の変数に異なる値を設定できます。

    「保存」をクリックして、テストの構成を完了します。

  8. 「完了」をクリックします。
    Availability Monitoring ダッシュボードが表示されます。しばらくすると、ダッシュボードに新しいテストの情報とデータが表示されます。