コンポーネント・インスタンスの Application Performance ダッシュボードを表示しているときに、「属性の詳細」タブを選択して、保存したグラフや表のページを表示したり、その他のページを作成して管理したりすることができます。
このタスクについて
Application Performance ダッシュボードのホーム・ページから管理対象リソースのインスタンスにドリルダウンすると、ダッシュボード・ページの「状況の概要」タブおよび「イベント」タブに「属性の詳細」タブが追加されます。ここでは、コンポーネント・インスタンスのカスタムのグラフおよび表の作成について説明します。Response Time Monitoring エージェントおよび Synthetic Playback エージェントのトランザクション・インスタンスに対してこの手順を実行できますが、次の制限が適用されます。ヒストリカル表のみ (グラフはなし)。「データ・セット」や「属性」のリストをフィルターに掛けることはできない。すべての属性が選択される (個々の属性を選択したり選択解除したりすることはできない)。ページを保存することはできない。Synthetic Playback エージェントの場合は時間セレクターの「前へ」オプションを使用できない。
手順
選択したコンポーネント・インスタンスで使用可能な任意のデータ・セットからグラフまたは表を作成するには、次の手順を実行します。
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「パフォーマンス」メニューから、「Application Performance ダッシュボード」を開いた後、管理対象リソースのインスタンスにドリルダウンします。
選択したシステムが、ナビゲーターの「インスタンス」セクションで強調表示されます。名前は、「Ruby アプリケーション」などのコンポーネント・タイプに応じた名前になっています。
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「属性の詳細」タブをクリックします。
このモニター・エージェント・タイプについて保存されたグラフや表がない場合、
「リアルタイム」
表が選択されます。「リアルタイム」は、複数の行を返すデータ・セットについて使用でき、表にのみ使用可能です。
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保存したグラフまたは表が表示された場合は、
「新規」をクリックします。
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「表題」フィールドに、グラフまたは表のページの名前を入力します。
次の文字をタイトルに使用しないでください: ! "
% & ' * ? < > } { ¥
。
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時間の経過にともなえデータ・サンプルを表示する場合は、タイプを「ヒストリカル」に変更します。
「グラフ」オプションが使用可能になります。
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「ヒストリカル」を選択し、表ではなくグラフをレンダリングする場合は、
「グラフ」をクリックします。
- 「データ・セット」リストで、表示する属性タイプのラジオ・ボタンを選択します。リストが長い場合は、データ・セット名に含まれるテキストを
フィルター・ボックスに入力して、リストを絞り込みます。
例えば Linux
OS エージェントの場合に「config」と指定すると、データ・セットがフィルターに掛けられ、Linux_CPU_Config データ・セットおよび Linux_OS_Config データ・セットのみが表示されます。
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属性をグラフまたは表に含めるには、「属性」リストで、名前の横にあるチェック・ボックスを選択します。すべての属性を含めるには、リストの先頭にあるチェック・ボックスを選択します。特定の属性を探すには、
フィルター・ボックスにテキスト (「パーセント」など) を入力します。
例えば KLZ_VM_Stats データ・セットで「%」を適用すると、リストがフィルターに掛けられ、「フリー仮想ストレージ (%)」とさらに他に 5 つの「%」属性が表示されます。
グラフでは数値のみをプロットできます。テキストまたは時間の属性は使用できません。
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「結果のプレビュー」をクリックすると、選択したデータ・セットのページが生成されます。ページでは、各属性ごとに表の 1 列、またはグラフの 1 つの折れ線があり、各データ・サンプルに対して 1 つの行またはプロット点があります。
すべての値の総計を表す 1 つの行またはプロットされた線も表示されます。
- グラフの線または表の行を非表示にするには、次のいずれかの手順を実行します。
オプション |
説明 |
グラフ |
凡例の名前の横にあるチェック・ボックスをクリアすることにより、メトリック (グラフ内の折れ線) を非表示します。メトリックを表示するには、チェック・ボックスを選択します。 |
表 |
フィルター・ボックスにフィルターに掛ける条件の値を入力することで、表示される行の数を削減します。
表フィルターの定義の説明に従って、拡張フィルターを作成することもできます。 |
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時刻範囲を調整するには、次のように時間セレクターを使用します。
オプション |
説明 |
リアルタイム
|
表の場合にのみ、最後のデータ・サンプリングのみを最新表示します。 |
2 時間 |
過去 2 時間に所定の間隔で取られたデータ・サンプルごとにポイントをプロットするか、行を追加します。 |
4 時間 |
過去 4 時間に所定の間隔で取られたデータ・サンプルごとにポイントをプロットするか、行を追加します。 |
12 時間 |
過去 12 時間に所定の間隔で取られたデータ・サンプルごとにポイントをプロットするか、行を追加します。 |
24 時間 |
過去 24 時間に所定の間隔で取られたデータ・サンプルごとにポイントをプロットするか、行を追加します。 |
前へ |
同じ期間の「前日」、「2 日前」、または「1 週間前」までの任意の日からのデータを含めるためのオプションのサブメニュー。例えば、現在 8 月 22 日午後 2 時 10 分であり、過去 4 時間を表示するようにグラフまたは表を設定してあるとします。を選択すると、その日の午前 10 時 10 分から午後 2 時 10 分までと、8 月 15 日の午前 10 時 10 分から午後 2 時 10 分までのデータ・ポイントが表示されます。 前日を選択すると、時間セレクターに のようにアスタリスク (*) が表示され、選択した日のデータでビューが再生成されます。 |
- ヒストリカル・データの最大保存期間を 8 日間を超える日数に増加させた場合でも、今日から最大 1 週間前までのデータしか表示できません。
- ヒストリカル・グラフは、選択した時刻範囲 (例: 過去 4 時間) について、最も古いデータ・サンプルから最新のデータ・サンプルまでを使用してプロットされます。前日を選択すると、前日の選択した時刻範囲および今日の時刻範囲のデータが表示されます。過去の日付からその日までのすべての日に、タイム・スタンプとともにプロット・ポイントがデータ・サンプルなしで表示されます。
- ヒストリカル表は、日時の降順にプロットされます。Response Time Monitoring エージェントの場合に前日を選択すると、前日の各列が複製され、列見出しに「前」と表示されます。
- 選択した時刻範囲に関係なく、最大 11,000 行を表示することができます。例えば、2 時間で 7,000 行が送信されるデータ・セットから 12 時間を表示することを選択した場合、返されるヒストリカル・データは 3 時間分より少なくなり、最も古いデータ・サンプルが表示されます。
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グラフまたは表について、保存またはその他の変更を実行するには、次のいずれかのオプションを選択します。
オプション |
説明 |
編集 |
次の任意の変更を行うためにエディターに戻ります。
- 表題の編集
- 「リアルタイム」または「ヒストリカル」のデータ・サンプルへの変更
「グラフ」または 「表」への変更
- 異なる「データ・セット」または「属性」、あるいはその両方の選択
|
新規 |
現在のビューに対して行われたがまだ保存されていない変更を破棄し、新しいグラフまたは表を作成するための選択ページに戻ります。 |
キャンセル |
現在のグラフまたは表のページの編集セッションをキャンセルします。 |
削除 |
ページを削除します。 「削除」は、ページが保存され、現在の編集がキャンセルされた後にのみ使用できます。 |
自分用に保存 |
自分のユーザー ID のみが表示するためにグラフまたは表を保存します。他のユーザーは保存されたページを表示できません。 |
共有のために保存 |
Cloud APM コンソールにログインしている任意のユーザー ID で表示するためにグラフまたは表を保存します。 |
自分が保存したビューの場合は、タイトルの横に開いた鍵

が表示されます。別のユーザーが保存した、自分が編集権限を持っていないビューには、閉じた鍵のアイコンが表示されます。
次のタスク
その他のグラフや表のページを作成して管理するために、この手順を繰り返します。マウスをクリックする代わりにキーボード・コントロールを使用して表を作成するためのガイドについては、キーボード・コントロールを使用したカスタム表の作成の例を参照してください。