機能

主要機能はオファリングごとに異なります。機能の中には、1 つまたは両方のオファリングで使用できるもの、アドオンに含まれているもの、他の製品やコンポーネントとの統合により使用できるようになるものがあります。

アプリケーション・リソース・モニター
リソース・モニター・エージェントを使用して、言語およびミドルウェアをモニターします。適応範囲はオファリングによって異なります。機能を参照してください。
オペレーティング・システム・モニター
リソース・モニター・エージェントを使用して、Linux、UNIX、および Windows の各オペレーティング・システムをモニターします。機能を参照してください。
ログ・ファイル・モニター
OS エージェントには、アプリケーション・ログ・ファイルをモニターするための機能が組み込まれています。この機能には、正規表現に基づいたログ・ファイル・モニターを構成する機能が含まれます。
互換性を確保するために、OS エージェントは以下の情報およびフォーマットを使用します。
  • IBM Tivoli® Monitoring Log File Agent V6.x で使用された構成情報およびフォーマット・ファイル
  • Tivoli Event Console ログ・ファイル・アダプターで使用された構成情報および書式制御ストリング
これらの書式制御ストリングを使用することにより、エージェントはフォーマット・ファイル内のパターンに従ってログ・データをフィルタリングし、関係のあるデータのみをイベント・コンシューマーに送信できます。OS エージェントはデータを、Cloud APM サーバーにも、Event Integration Facility (EIF) を介して Netcool/OMNIbus Probe for Tivoli EIF などの任意の EIF 受信側にも送信します。
ダッシュボード
Application Performance ダッシュボードは、ご使用の環境におけるアプリケーションの状況の概要を表示します。興味のある分野を表示するには、ナビゲーターからそれらを選択するか、要約ボックスをクリックして次のレベルにドリルダウンします。

各ダッシュボードのレベルで使用可能な機能については、すべてのマイ・アプリケーション - Application Performance ダッシュボードアプリケーション - Application Performance ダッシュボード、およびグループおよびインスタンス - Application Performance ダッシュボードを参照してください。

Tivoli Monitoring ドメインと Cloud APM ドメインの KPI を同じダッシュボードに表示
IBM Tivoli Monitoring 製品と IBM Cloud Application Performance Management 製品の両方を含む環境では、IBM Cloud Application Performance Management ハイブリッド・ゲートウェイをインストールして、 両方のドメインの管理対象システムを統合したビューを利用することができます。Cloud APM コンソールにハイブリッド環境を表示するには、 管理対象システム・グループを作成し、Tivoli Monitoring環境にハイブリッド・ゲートウェイをインストールし、ハイブリッド・ゲートウェイとの通信を構成する必要があります。

詳しくは、IBM Tivoli Monitoring V6.3 との統合を参照してください。

履歴メトリック
最大 24 時間の履歴データを Application Performance ダッシュボード上に可視化します。ダッシュボードの「状況の概要」タブに時間セレクターが表示されている場合は、履歴データのサンプルから値が導出されているグラフおよび表の時刻範囲を調整できます。折れ線グラフの場合、過去 24 時間までの現行データを最大 8 日間の履歴データと比較して、異常を特定することもできます。

詳しくは、メトリックの調整および時間変化の比較を参照してください。

IBM Cloud Application Business Insights Universal View

Universal View を使用して、モニターしているアプリケーションのカスタマイズされたページを作成できます。さまざまなグラフおよびメトリックのオプションから選択して、要件に従ってデータをモニターするウィジェットを作成します。Universal View を使用すると、ダッシュボードをカスタマイズして、複数のエージェントからの統合されたデータを表示できます。

ダッシュボードでデータを表示しているときに、グラフ・タイプを動的に変更できます。グリッド・ウィジェットで、データを動的にフィルタリングできます。

カスタマイズされたページ・データを生データ・ファイルにエクスポートできます。

詳しくは、カスタム・ビューを参照してください。

アプリケーションの詳細
すべてのマイ・アプリケーション」ダッシュボードから管理対象システム・インスタンスの詳細なダッシュボードにドリルダウンすると、「属性の詳細」タブが表示され、カスタムの履歴折れ線グラフと表を作成して管理し、保存できます。これに、追加のグラフや表のページを保存できます。このページは、自分の表示専用にすることも、同じ環境内のすべてのユーザーと共有することもできます。

詳しくは、カスタムのグラフまたは表のページの作成を参照してください。

API
Cloud APM の API は、ユーザーに役割を割り当てたりしきい値を作成したりするなど、環境を管理するために使用できます。詳しくは、API の解説を参照してください。
役割ベースのアクセス制御
Cloud APM での役割とは、ユーザーが実行できるアクションを制御する複数の権限から成るグループです。「役割ベースのアクセス制御」機能を使用して、カスタマイズされた役割を作成します。これはセキュリティーの基礎になります。また、事前定義の役割として、役割管理者、モニター管理者、 システム管理者、およびモニター・ユーザーの 4 つが用意されています。カスタマイズした役割と事前定義の役割の両方にユーザーを割り当てることができます。 ユーザーを複数の役割に割り当てることもできます。カスタマイズした役割に権限を割り当てたり、 既存のデフォルトの役割に追加の権限を割り当てたりすることができます。許可は累積されます。 ユーザーには、割り当てられているすべての役割のすべての許可が割り当てられます。

個々のアプリケーション、システム・リソース・グループ、およびカスタム・リソース・グループに対する表示権限および変更権限を割り当てることができます。例えば、あるアプリケーションの表示権限を持つ役割のメンバーは、そのアプリケーション内のサポートしているすべてのコンポーネントを表示できます。

システム管理タスクに対する表示権限および変更権限を割り当てることができます。例えば、「拡張構成」の表示権限を持つ役割のメンバーは、「拡張構成」ウィンドウで変更を行い、その変更内容を保存することができます。

詳しくは、役割と権限を参照してください。

ヒストリカル・レポート
WebSphere® Applications エージェントResponse Time Monitoring エージェント、および Synthetic Playback エージェントによって収集されたデータのレポートを利用できます。Response Time Monitoring エージェント・レポートには、トランザクション・トラッキングが必要です (Cloud APM, Baseにはありません)。 レポートの説明については、レポートを参照してください。
Agent Builder
カスタム・エージェントを作成して、任意のプラットフォームまたはテクノロジーをモニターします。https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSMKFH/com.ibm.apmaas.doc/install/agent_builder_guide.htmを参照してください。
データベース・リソース・モニター
適応範囲はオファリングによって異なります。モニター可能なデータベースの名前については、機能を参照してください。
インフラストラクチャー・リソース・モニター
リソース・モニター・エージェントを使用して、ハイパーバイザー、ストレージ、およびネットワークをモニターします。適応範囲はオファリングによって異なります。機能を参照してください。
商業アプリケーションのリソース・モニター
リソース・モニター・エージェントを使用して、ビジネス・アプリケーションおよびコラボレーション・アプリケーションをモニターします。適応範囲はオファリングによって異なります。機能を参照してください。
応答時間およびエンド・ユーザー・エクスペリエンスのモニター
インフラストラクチャーからデバイスに至るまでのユーザー・エクスペリエンスを表示します。ブラウザーからデータベースに至るまでの Web サイトおよび Web アプリケーションのパフォーマンスおよび可用性や、モバイル・デバイスをモニターするには、Response Time Monitoring を使用します。モニターする任意の Web サーバーに Response Time Monitoring エージェントをインストールすると、それ以上の構成をほとんど (またはまったく) 行わなくても、そのエージェントによって収集されたデータが Application Performance ダッシュボードに表示されます。Response Time Monitoring エージェントからのデータは、「エンド・ユーザー・トランザクション」ダッシュボードで使用されます。Cloud APM, Advanced でブラウザーからの応答時間を測定することができ、また Response Time Monitoring エージェントからのデータは「集約トランザクション・トポロジー」でも使用されます。詳しくは、シナリオ: IBM Java アプリケーション・スタック のモニターを参照してください。
トランザクション・トラッキング
この機能は、Cloud APM, Advanced で使用できます。トランザクション・トラッキング機能により、トポロジー・ビューおよびインスタンス・レベルでのトランザクション・モニターが使用可能になります。トランザクション・トラッキングは Cloud APM サーバーの一部としてインストールされます。トランザクション・トラッキングは一部のエージェントでは自動的に有効になりますが、それ以外のエージェントでは手動で有効化する必要があります。表 1に、トランザクション・トラッキングをサポートするエージェントに関する詳細を示します。
表 1. エージェントおよびデータ・コレクターのトランザクション・トラッキングの有効化
エージェント またはデータ・コレクター デフォルトで有効 有効にする方法
DataPower® エージェント はい DataPower エージェントのトランザクション・トラッキングの構成
IBM Integration Bus エージェント いいえ IBM Integration Bus エージェントのトランザクション・トラッキングの構成
注: このエージェントを Solaris X86 にデプロイする場合、TT はサポートされません。
J2SE データ・コレクター はい J2SE のモニターの構成
JBoss エージェント いいえ JBoss エージェントのトランザクション・トラッキング・データ・コレクターのセットアップ
Liberty データ・コレクター はい オンプレミス・アプリケーション用の Liberty データ・コレクターの構成IBM Cloud アプリケーション用の Liberty データ・コレクターの構成
Microsoft .NET エージェント いいえ トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集の有効化
Node.js データ・コレクター いいえ IBM Cloud アプリケーション用のスタンドアロン Node.js データ・コレクターのカスタマイズ オンプレミス・アプリケーション用の Node.js データ・コレクターのカスタマイズ
Response Time Monitoring エージェント + HTTP Server エージェント いいえ インストールの計画
SAP NetWeaver Java Stack エージェント いいえ トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集の有効化
Tomcat エージェント いいえ トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集の有効化
WebLogic エージェント いいえ WebLogic モニターの構成
WebSphere Applications エージェント いいえ 対話式でのデータ・コレクターの構成
注: このエージェントを Solaris X86 にデプロイする場合、TT はサポートされません。
WebSphere MQ エージェント いいえ WebSphere MQ エージェントのトランザクション・トラッキングの構成
注: このエージェントを Solaris X86 にデプロイする場合、TT はサポートされません。

トランザクション・トラッキングをサポートするすべてのエージェントの集約トランザクション・トポロジーおよびトランザクション・インスタンス・トポロジーの両方のビューにデータが表示されます。

アプリケーション・トポロジー
アプリケーション環境で、すべてのコンポーネントがどのように接続されているかを表示します。詳しくは、アプリケーション - Application Performance ダッシュボードを参照してください。
トランザクション・インスタンス・トポロジー
トランザクションのインスタンスごとに、環境内をたどったパスを視覚化します。詳しくは、トランザクション・インスタンス・トポロジーを参照してください。
Availability Monitoring
IBM Cloud Availability Monitoring は、世界の複数のポイント・オブ・プレゼンス (Point of Presence: PoP) から Web アプリケーションの拡張シンセティック・モニターを実現します。一定の間隔でユーザーの振る舞いを模倣するシンセティック・テストを作成します。パブリック・ポイント・オブ・プレゼンスからテストを実行するか、ローカル・サーバーまたはプライベート・サーバーに独自のカスタム・ポイント・オブ・プレゼンスをダウンロードしてデプロイします。Availability Monitoring ダッシュボードを使用して、アプリケーションの可用性、パフォーマンス、およびアラートをグラフ、明細表、およびマップ・ビューを使用してモニターします。ウォーターフォール式分析を使用して、パフォーマンスおよび可用性の問題がいつ発生したかを識別し、それらの問題の理由を特定します。

シンセティック・テストの使用について詳しくは、Availability Monitoringを参照してください。

詳細診断
特定のエージェントについては、要約ダッシュボードから詳細診断ダッシュボードにドリルダウンして、個々の要求に関する情報を表示できます。要約ダッシュボードからドリルダウンして、コード・レベル、スタック・トレース、および SQL 照会の詳細を表示します。診断ダッシュボードを使用して、問題がある要求を特定し、問題のトランザクションをデバッグします。まだ進行中のハングしたトランザクションや処理速度の遅いトランザクションを検出、診断、および強制終了することもできます (「WebSphere Applications エージェント Reference」を参照してください)。表 2 に、診断エージェントに関する詳細情報を示します。
表 2. エージェントおよびデータ・コレクターの診断ダッシュボード
エージェントまたはデータ・コレクター デフォルトで構成されている診断データ 使用できる診断ダッシュボード 診断ダッシュボードのアクセス方法 エージェントまたはデータ・コレクターが診断データを収集するように構成する方法
J2SE データ・コレクター はい 詳細、Web モジュール、要求インスタンス、要求の要約、および要求トレース 「概要」ダッシュボードまたは「Web モジュール」ダッシュボード「診断」をクリックします。 J2SE のモニターの構成
JBoss エージェント いいえ 診断ダッシュボード、インフライト要求の要約、インフライト要求スタック・トレース・ダッシュボード、JVM ガーベッジ・コレクション、ヒープ・ダンプ、ヒープ・ダンプの比較 「概要」ダッシュボードで、「診断」「処理中要求 (Inflight Requests)」「詳細」、または「ヒープ・ダンプ」をクリックします。 JBoss エージェントのトランザクション・トラッキング・データ・コレクターのセットアップ
Liberty データ・コレクター はい 詳細、ヒープ・ダンプ、ヒープ・ダンプの比較、メモリー分析 「概要」ダッシュボードで、「診断」「ヒープ・ダンプの表示」、または「メモリー分析の表示」をクリックします。
Microsoft .NET エージェント いいえ 要求インスタンス、要求の要約、および要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」をクリックします。 configdc コマンドを使用した診断データの収集の有効化
Node.js エージェント はい GC の詳細、要求インスタンス、要求の要約、要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」をクリックします。 Node.js エージェントの構成
Node.js データ・コレクター はい GC の詳細、最低速要求の詳細、要求インスタンス、要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」または「GC の詳細」をクリックします。
Python データ・コレクター はい 最低速要求の詳細、要求インスタンスの詳細、要求トレースの詳細、Python スレッド詳細、Python ガーベッジ・コレクション、Python ヒープ詳細 「概要」ダッシュボードで、「診断」「スレッドの詳細」、または「メモリーの詳細」をクリックします。
Ruby エージェント いいえ 要求の要約/詳細、サンプル要求インスタンス、および要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」をクリックします。 Ruby モニターの構成
Ruby データ・コレクター はい 要求インスタンス、要求の要約、および要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」をクリックします。 IBM Cloud アプリケーション用の Ruby データ・コレクターの構成
SAP NetWeaver Java Stack エージェント はい 要求インスタンス、要求の要約、および要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」をクリックします。 トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集の有効化
Tomcat エージェント いいえ 要求インスタンス、要求の要約、および要求トレース 「概要」ダッシュボードで、「診断」をクリックします。 トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集の有効化
WebLogic エージェント いいえ 診断ダッシュボード、インフライト要求の要約、インフライト要求スタック・トレース・ダッシュボード、JVM GC の詳細、ヒープ・ダンプ、ヒープ・ダンプの比較 「概要」ダッシュボードで、「診断」「要求の表示」「詳細」、または「ヒープ・ダンプ」をクリックします。 WebLogic モニターの構成
WebSphere Applications エージェント いいえ 診断、要求インスタンス、要求シーケンス、インフライト要求の要約、インフライト要求スタック・トレース、ヒープ・ダンプ、ヒープ・ダンプの比較、メモリー分析 「概要」ダッシュボードで、「診断」「要求の表示」「ヒープ・ダンプの表示 (View Heap Dump)」、または「メモリー分析の表示 (View Memory Analysis)」 をクリックします。

「メモリー分析の表示 (View Memory Analysis)」ボタンが機能するのは、メモリー・リーク・モニターが有効になった後のみです。

「診断」ボタンが有効になるのは、エージェントに対して詳細エージェントが構成されていて、ユーザーが役割管理者、モニター管理者、または診断ダッシュボードに対する表示権限があるその他のカスタムの役割のメンバーである場合のみです。

しきい値
しきい値を使用すると、アクティブにモニターする定義に基づいて、アプリケーションの特定の動作や条件を検出できます。事前定義しきい値はエージェントごとに使用でき、モニター用の新しいしきい値を定義できます。詳しくは、しきい値マネージャーを参照してください。

イベント転送を構成した場合は、イベントが EIF 受信側に送信されます。しきい値と、イベント・サーバーに転送されるイベントとの間のデフォルト・マッピングを使用するか、しきい値をマップする方法をカスタマイズすることができます。詳しくは、EIF 受信側に転送するためのイベントのカスタマイズを参照してください。

Application Performance ダッシュボードでアプリケーションを選択すると、「イベント」タブが表示されます。「イベント」タブには、現在のアプリケーションに対してオープンされているイベントが表示されます。パフォーマンス・メトリックを示す詳細なダッシュボードにドリルダウンして、イベントの原因を判別するのに役立てることができます。詳しくは、イベント状況を参照してください。

リソース・グループ
モニター対象エンタープライズの管理対象システムを目的に応じて分類できます。そのような管理対象システムには通常、同じしきい値要件が存在します。リソース・グループ・マネージャーを使用してモニター対象システムをグループに編成し、イベントしきい値を割り当てることができます。詳しくは、リソース・グループ・マネージャーを参照してください。
「はじめに」ページ
Cloud APM コンソール にログインすると、「はじめに」ページが表示されます。シナリオ・ベースのツアーまたはビデオ・デモンストレーションへのリンクを使用するには、「ユーザー・タスク」または「管理者タスク」のいずれかをクリックします。「今すぐ開始」リンクをクリックすると、「しきい値マネージャー」などの機能が直接表示されます。「コミュニティー・リソース」リンクは 「よくある質問」Cloud APM フォーラムなどに移動します。

他の製品やコンポーネントとの統合により、追加の機能を使用できます。詳しくは、統合を参照してください。さらに詳しい説明は、他の製品およびコンポーネントとの統合を参照してください。