JavaScript インジェクション

Response Time Monitoring エージェントで収集してエンド・ユーザー・トランザクション・ダッシュボードに表示するデータをカスタマイズできます。

Web ベース・アプリケーションの良好なユーザー・エクスペリエンスを確実に提供するには、実際のユーザーによって認識されるパフォーマンスをモニターする必要があります。これは、ブラウザー・レベルでモニターすることを意味します。

ブラウザー・レベルでモニターできるようにするには、モニターするページに JavaScript モニター・コードを注入する必要があります。このコードは、特定のブラウザーのタイミングに関するデータを収集します。

これは、モニターする Web ページおよびオブジェクト内で JavaScript インジェクションを使用して行われます。Response Time Monitoring エージェントをインストールした HTTP サーバーのタイプに応じて、以下の 2 つの方法を使用して、実際のエンド・ユーザーのトランザクション応答時間情報を収集できます。
  • IBM HTTP Server または Apache HTTP Server を使用する場合は、IBM HTTP Server 応答時間モジュールを使用します。IBM HTTP Server 応答時間モジュールは、JavaScript インジェクションを自動的に実行します。IBM HTTP Server 応答時間モジュールは、HTTP Server エージェントのコンポーネントの 1 つです。これは、HTTP Server エージェントの一部としてインストールおよび構成されます。詳しくは、IBM HTTP Server 応答時間モジュールを参照してください。
  • サポートされる他の HTTP サーバーを使用する場合は、Packet Analyzer を使用します。Packet Analyzer の場合は、ブラウザーのタイミングを収集するように Web ページを手動で設定する必要があります。詳しくは、アプリケーションへの JavaScript モニター・コンポーネントの追加を参照してください。
以下の表は、Packet Analyzer または IBM HTTP Server 応答時間モジュール用に環境を構成する場合に Application Performance ダッシュボードで使用可能な機能を示しています。
  Packet Analyzer IBM HTTP Server 応答時間モジュール
トランザクション - 上位 10 件 はい はい
サーバー時間 はい はい
レンダリング時間明細 いいえ はい
AJAX サブトランザクション はい はい
「サブトランザクション」表のリソース時間データ いいえ はい
トランザクション・インスタンス (上位 10 件) はい はい
トランザクション・インスタンス・トポロジー はい はい
アプリケーション・トポロジー はい はい
JavaScript インジェクションの自動インスツルメンテーション N/A はい