エージェントのインストール

管理対象システムにはモニター・エージェントを自由に組み合わせてインストールできます。例えば、Ruby On Rails アプリケーションをモニターするために Ruby エージェントをインストールする場合に、Response Time Monitoring エージェントLinux OS エージェント、またはその両方のエージェントもインストールしたい場合があります。Response Time Monitoring エージェントでは、Ruby アプリケーションの応答時間についてさらに多くの情報を収集できます。Linux OS エージェントでは、システムのその他の状況 (CPU 全体、メモリー、ディスクなど) をモニターすることができます。

インストール可能なモニター・エージェントの種類はオファリングによって決まります。それぞれのオファリングに含まれるエージェントのリストについては、機能を参照してください。

Linux システムで稼働するエージェントのリストについては、Linux システムでのエージェントのインストールを参照してください。

始める前に

エージェントをダウンロードします。エージェントのダウンロードおよびデータ・コレクターを参照してください。

システム要件の情報を参照して、インストールする予定のエージェントの要件を必ず満たしてください。

エージェントをインストールする前に、エージェントのプリインストール・タスクを確認してください。詳しくは、Linux システムでのプリインストールを参照してください。

注: Java™ ランタイムは、エージェントがそれを必要としている場合にのみインストールされるものであり、使用可能でない場合があります。また、ksh はエージェントのインストール用には不要になりましたが、Cloud APM サーバーのインストール中にインストールされる 要約およびプルーニング・エージェントのインストールについては例外です。enforcing モードの SELinux がサポートされています。

このタスクについて

モニター・エージェントは、root ユーザーとしてインストールすることも、非 root ユーザーとしてインストールすることもできます。root 特権を持たないユーザーがモニター・エージェントをインストールしたい場合には、非 root ユーザーとしてエージェントをインストールできます。非 root ユーザーとしてのエージェントのインストールを参照してください。また、ホスト管理者が root ユーザーとしてモニター・エージェントを実行したくない場合にも、非 root ユーザーとしてエージェントをインストールできます。インストール・フローは root ユーザーの場合と同じです。

エージェントの共存はサポートされています。IBM Tivoli® Monitoring エージェントがインストールされているコンピューターに IBM Cloud Application Performance Management エージェントをインストールできます。ただし、同じディレクトリーに両方のエージェント・タイプをインストールすることはできません。 エージェントの共存について詳しくは、Cloud APM エージェントと Tivoli Monitoring エージェントの共存を参照してください。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux システムで端末シェル・セッションを開きます。
  2. ご使用のシステムで、.tar ファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動します。

    エージェントは、モニターするアプリケーションがインストールされているシステムにインストールする必要があります。必要に応じて、モニター対象のシステムにインストール・アーカイブ・ファイルを転送します。アーカイブ・ファイルにはエージェントとインストール・スクリプトが含まれています。

    要確認: 旧バージョンのアーカイブ・ファイルがディレクトリーに存在しないことを確認してください。
  3. ご使用のオファリングに応じて以下のコマンドを使用して、 インストール・ファイルを解凍します。
    tar -xf ./installation files.tar
    ここで、installation files はご使用のオファリングのインストール・ファイル名です。

    インストール・スクリプトは、このアーカイブ・ファイルとバージョンを表す名前が付けられたディレクトリーに解凍されます。例えば、offering_Agent_Install_8.1.4.0 です。エージェント・バイナリーおよび構成関連ファイルは、そのディレクトリー内のサブディレクトリーに解凍されます。

  4. このアーカイブ・ファイルとバージョンを表す名前が付けられたディレクトリーから、以下のインストール・スクリプトを実行します。
    ./installAPMAgents.sh

    エージェントをサイレント・モードでインストールするには、エージェントのサイレント・インストールを参照してください。

  5. 個々のエージェント、エージェントの組み合わせ、またはすべてのエージェントのいずれをインストール対象とするかを指定します。
  6. エージェントをインストールしているのか、アップグレードしているのかに応じて、以下のいずれかの手順を実行します。
    • エージェントをインストールしている場合、エージェント・インストール済み環境の異なるホーム・ディレクトリーを指定するか、以下の該当するデフォルト・ディレクトリーを使用します。
      • /opt/ibm/apm/agent
    • エージェントをアップグレードしている場合に、 エージェントのインストール済み環境のホーム・ディレクトリーの入力を求めるプロンプトが出されたときは、 以前のバージョンのエージェントのインストール・ディレクトリーを入力してください。
      1. 以前のバージョンのエージェントが /opt/ibm/apm/agent ディレクトリーに存在する場合は、新しいインストール・ディレクトリーを指定する必要があります。次のステップで、エージェント構成を /opt/ibm/apm/agent ディレクトリーからマイグレーションするかどうかの確認を求められます。
      2. 古いインストール・ディレクトリー (/opt/ibm/ccm/agent) から新しいインストール・ディレクトリー (例えば、/opt/ibm/apm/agent) にエージェント構成をマイグレーションすることを確認した場合、新しいインストール・ロケーションでエージェントを開始する必要があります。
        制約事項: 前のバージョンのエージェントは、前のインストール・ロケーションで自動的に停止されますが、新規インストール・ロケーションで自動的に開始されることはありません。
      3. インストールが完了し、新規インストール・ディレクトリーでエージェントが機能することを確認したら、前のバージョンのエージェントを /opt/ibm/ccm/agent ディレクトリーからアンインストールする必要があります。すべてのエージェントを削除する場合は、/opt/ibm/ccm/agent/bin/smai-agent.sh uninstall_all コマンドを実行します。
  7. ご使用条件への同意を確認するメッセージが表示されたら、1 (ご使用条件に同意して続行する場合) または 2 (同意しない場合) を入力します。
    1 (同意) を入力すると、環境の前提条件スキャンが開始され、しばらくすると完了します。要件が欠落している場合、失敗の原因が記録されたログ・ファイルを示すメッセージが表示されます。ライブラリーの欠落やディスク・スペースの不足といった前提条件の欠落が原因で、インストールが停止します。失敗に対処してから、インストール・スクリプトを再度開始する必要があります。
    注: 以下のメッセージが表示されてインストールが終了する場合、Server サービスが開始されているかどうかを確認してください (「スタート」->「管理ツール」->「サービス」)。開始されていない場合は、Server サービスを開始して、installAPMAgents.bat を再実行します。
    This script [installAPMAgents.bat] must be run as Administrator.
  8. 非 root ユーザー ID を使用してエージェントをインストールした場合、システム起動スクリプトを更新する必要があります (非 root ユーザーとしてのエージェントのインストールを参照してください)。
  9. インストールが完了してコマンド行が使用可能になったら、この手順のステップを繰り替えし、管理対象システムにモニター・エージェントを追加でインストールできます。

次のタスク

必要に応じて、以下のようにエージェントを構成します。モニター・エージェントで、エージェント とデータ・コレクターのデプロイメントに記載されている構成が必要な場合、またはデフォルト設定を確認する必要がある場合は、環境の構成を参照してください。
  • ご使用のファイアウォールで外部ホストへの透過的アウトバウンド HTTPS 接続が許可されていないために、フォワード・プロキシーを使用する場合、エージェントの環境構成ファイルを編集する必要があります。説明については、フォワード・プロキシーを使用して通信するためのエージェントの構成を参照してください。
  • 以前のバージョンからエージェントをアップグレードした場合は、Cloud APM コンソールにログインする前に実行する必要がある再構成タスクまたはマイグレーション・タスクを特定してください。それらのタスクについては、エージェントのアップグレードを参照してください。アップグレードした後、インストーラーによる自動構成も自動開始も行われないエージェントをすべて再始動する必要があります。
エージェントを始動するには、次のコマンドを実行します。
./name-agent.sh start
モニター・エージェント・コマンドの詳細 (使用する名前を含む) については、エージェント・コマンドの使用を参照してください。自動で開始されるエージェントおよび手動で開始されるエージェントについて詳しくは、エージェント とデータ・コレクターのデプロイメントを参照してください。

アップグレードした後、インストーラーによる自動構成も自動開始も行われないエージェントをすべて再始動する必要があります。

エージェントを構成して開始した後で、エージェントが収集しているデータを表示します。