Internet Service Monitor の構成

Internet Service Monitoring エージェントは、特定のサービスが適切に実行されているかどうかを判別し、問題の領域を特定し、サービス・レベル・アグリーメントに照らして測定したサービス・パフォーマンスを報告する機能を提供します。Internet Service Monitoring エージェント は、実ユーザーのアクションをエミュレートすることによって機能します。インターネット・サービスを定期的にポーリングまたはテストして状況およびパフォーマンスを検査します。

概要

インターネット・サービスをモニターする際、モニターする対象、そのユーザー、および時期を定義します。Internet Service Monitoring エージェント の構成ユーザー・インターフェースを使用して、モニターを構成できます。

モニターは、特定のインターネット・サービスをテストして、テストの結果を Databridge に転送します。モニターは、サービスの実ユーザーのアクションをエミュレートします。

例えば、HTTP モニターは、ユーザーがページにアクセスするときに Web ブラウザーが通常送信する要求をエミュレートすることによって、定期的に Web ページへのアクセスを試みます。モニターはテストの結果を記録し、結果はデータ・ブリッジに送信されます。

Internet Service Monitoring

各モニターは、あるタイプのプロトコルまたはサービスをテストするように設計されています。 例えば、HTTP モニターは、Hypertext Transfer Protocol (HTTP) を介して Web ページなどのリソースの可用性をテストし、FTP モニターは、File Transfer Protocol (FTP) を実行するホスト間のファイルの転送をテストします。

モニターは、さまざまなホストによってサービスを提供される一連の Web ページなど、同じサービスの多くの異なるインスタンスをテストすることができます。

Web サービス・モニタリング

一連の Internet Service Monitoring モニターを使用すると、Web ページの可用性をテストする基本の Internet Service Monitoring からテストの手順の結合まで、提供する Web サービス・モニターのタイプを調整することができます。

Internet Service Monitoring は、大容量の複雑度が低いポーリングを使用して Web サービスの可用性をテストします。例えば、Web サイトの一般的な可用性をモニターするには、HTTP モニターを使用して定期的に多数の URL をポーリングします。

モニターの組み合わせを使用することにより、ユーザーの要件に適切なレベルのサービス・モニターを作成することができます。

  • HTTP および HTTPS モニター

    基本的な単一要求のテストを大量に実行することによって、HTTP または HTTPS を介してリソースの可用性をモニターします。

  • トランザクション・モニター (TRANSX)

    モニターのグループによって実行されたテストの手順を結合して、実ユーザーのアクションをシミュレートします。例えば、サービスをダイヤルアップして、いくつかの Web サイト上の多数のページにアクセスしてから、電子メール・サービスにアクセスします。

製品バージョンとエージェント・バージョンは、通常、異なります。以下の手順は、このエージェントの最新リリース用です。ご使用の環境内のエージェントのバージョンを確認する方法については、『エージェント・バージョン・コマンド』を参照してください。エージェントのバージョン・リストと各バージョンの新機能について詳しくは、変更履歴を参照してください。