グループおよびインスタンス - Application Performance ダッシュボード

選択されたアプリケーションのグループ、サブグループ、またはインスタンスについてこのダッシュボードを使用して、管理対象システムの全体的な状況を取得します。選択したインスタンスのメトリックを示す詳細なダッシュボードにドリルダウンして、カスタムのグラフと表を作成できます。

Application Performance ダッシュボード「すべてのマイ・アプリケーション」の下でアプリケーションを選択すると、「状況の概要」タブと「イベント」タブが表示されます。

ナビゲーターの「グループ」セクションに、定義済みのアプリケーションの構成要素に応じて、可能性のあるグループが 1 つ以上リストされます。

ナビゲーターおよびバナーのエレメントの説明については、ナビゲーター検索アクション、および ヘルプを参照してください。

状況の概要

グループおよびサブグループ
  • グループを選択するか、 グループを展開してサブグループを選択し、アプリケーション内の各管理対象システムの、要約グループのウィジェットを表示します。サブグループを選択すると、「状況の概要」タブの要約グループ・ウィジェットは、そのサブグループに固有のものになります。
  • インストールされているモニター製品に応じて、以下の事前定義グループが使用可能です。
    Availability Monitoring
    このグループは、カスタム・アプリケーション用に表示されます。 Availability Monitoring のナビゲーション動作は、「コンポーネント」および「トランザクション」グループとは異なります。
    Availability Monitoring アドオンおよびダッシュボードについては、Availability Monitoringで説明されています。
    コンポーネント
    このグループは、Response Time Monitoring エージェントSynthetic Playback エージェント、および Availability Monitoringを除くすべてのアプリケーションに対して表示されます。
    「コンポーネント」には、モニター対象のソフトウェア・コンポーネントごとに、選択したアプリケーションをサポートするサブグループがあります。
    トランザクション
    このグループには、「エンド・ユーザー・トランザクション」および「シンセティック・トランザクション」 (2017 年 8 月リリースよりも前の IBM Website Monitoring on Cloud) サブグループが含まれます。詳しくは、 トランザクション・モニターおよびSynthetic Playback エージェントのヘルプまたは APM Developer CenterAgent metrics/Reference PDFs にあるリファレンスの PDF を参照してください。
  • 「グループ」セクションで「コンポーネント」またはサブグループを選択すると、「状況の概要」タブの表示内容が変わり、各管理対象リソースのグループ・ウィジェットを示す要約ダッシュボードが表示されます。ソース環境は、以下のように表示されます。 「クラウド (Cloud)」(IBM Cloud Application Performance Management)、 「ITM」(IBM Tivoli® Monitoring)、 「オンプレミス」(IBM Cloud Application Performance Management, Private) 「専用クラウド (Private Cloud)」 (IBM Cloud Private)、または 「公開クラウド (Public Cloud)」 (IBM Cloud)。「インスタンス」セクションの名前がサブグループのタイトルに変更され、個々のインスタンスの名前が取り込まれます。
     Dashboard representation of Aggregate Transaction Topology view to show that you can click a
node to open the summary dashboard for all components.

    アプリケーションに多くの管理対象システム・インスタンスがある場合、多くグループ・ウィジェットが表示されます。リストをスクロールして、それらすべてを表示できます。コンポーネント・サブグループ (Windows OS など) のリストから管理対象システムを選択して、表示内容を同じ管理対象システム・タイプに絞り込むことができます。管理対象システム・インスタンスをフィルタリングすることもできます。

    Firefox ブラウザーのみ: エージェントと帯域幅の数に応じて、「コンポーネント」ページをスクロールダウンするときに、リソース・ページをロードするスクリプトの実行に長い時間がかかることを示すポップアップ・メッセージが表示されることがあります。オプション「今後この表示をしないようにする」を選択して、メッセージを使用不可にし、ウィジェットを開き続けます。別の方法として、アドレス・ボックスに about:config と入力し、dom.max_script_run_time を検索して、タイムアウト値 (秒) を増やすこともできます。値を 0 (ゼロ) にすると、タイムアウトが使用不可になります。

インスタンス
  • グループ・ウィジェットの内部をクリックするか、ナビゲーターでインスタンス名を選択すると、管理対象リソースの詳細ダッシュボードが開きます。
  • ナビゲーターに多くのインスタンスが表示されている場合、インスタンス・ツールバーの検索フィールド 検索テキスト・ボックス を使用してください。入力していくと、一致しないすべてのインスタンスが表示から除外されます。
  • Application Performance ダッシュボードの自動最新表示を一時停止するには、「インスタンス」ツールバーで 「一時停止」をクリックします。自動最新表示を再開するには、 「再開」をクリックします。
  • 管理対象システム用に表示されるウィジェットおよび KPI は、エージェントのバージョンによって異なる場合があります。管理対象システムにインストールされているエージェントが以前のバージョンである場合は、そのエージェントの現行バージョンほど多くの情報を表示できない可能性があります。データがないときは、グラフや表に 1 つ以上の KPI ではなくメッセージが表示されます。原因は単純であり、 そのタイム・スパンでデータが報告されていないなどです。また、原因が、データ・セットやグラフまたは表に含まれる属性をサポートしないバックレベルのエージェントに関するものである場合もあります。
    直近の Cloud APM サーバーの再始動以降に更新されたエージェント・ダッシュボードのリストを表示するには、「アクション」 > 「ダッシュボードのログ」を選択します。
  • ダッシュボード・ウィジェットには、時刻範囲に基づくメトリックを表示するものと、最新のメトリックを表示するものがあります。時間セレクター・バーが表示されている場合は、履歴データのサンプルから値が取得されるグラフまたは表に影響するダッシュボードの時刻範囲を調整できます。詳しくは、メトリックの調整および時間変化の比較を参照してください。
    グラフを表示しているときに、プロット点をクリックして、プロット点の値とその他の関連情報を示すツールチップを開くことができます。Internet Explorer バージョン 11 ブラウザーで折れ線グラフを表示した後、ウィンドウの周囲でカーソルを移動すると、ツールチップが引き続き表示される場合があります。この動作が起こった場合は、グラフで数回クリックすることにより、ツールチップを閉じることができます。
  • 棒がないグラフが表示される場合は、そのデータ・ポイントの値が 0 (ゼロ) であることを示しています。
    ディスク sda1 に棒が表示されない DB2 データ転送 (毎秒) の棒グラフ。
  • IBM Cloud Application Performance Management, Advanced のユーザーは、その他の診断ダッシュボードを使用できます。これらのダッシュボードにアクセスするには、詳細ダッシュボードのグループ・ウィジェットから「診断」リンクをクリックします。
    制約事項: 診断ダッシュボードを開く対象の管理対象システムは、IBM Cloud APM ドメインに存在している必要があります。管理対象システムが IBM Cloud または IBM Tivoli Monitoring のソース・ドメインにある場合、診断ダッシュボードは使用できません。Cloud APM エージェントと Tivoli Monitoring エージェントの共存』も参照してください。
  • ご使用の環境にSynthetic Playback エージェントが含まれる場合、「アクション」メニューから、エージェント・インスタンスに関する Cloud APM レポートを起動することができます。

イベント

  • 選択したナビゲーター項目 (アプリケーション、グループ、サブグループ、またはインスタンス) の状況標識。これは、「イベント」タブ・タイトルの横に クリティカルのアイコン 14 警告のアイコン 3のように表示され、最高のイベント重大度の数を示します。しきい値の重大度は、以下の表に示すように統合されています。例えば、「イベント」 警告アイコン は、最高の重大度のイベントは軽微または警告であることを意味しています。
    「イベント」タブ 限界値重大度
    クリティカル 致命的およびクリティカル
    警告 軽微および警告
    正常 不明
    ご使用の管理対象環境に IBM Operations Analytics - Predictive Insights が含まれているときに異常が検出されると、イベントがオープンされます。状況標識上にひし形アイコン ( クリティカル状況の異常アイコン など) が重なって表示され、Operations Analytics - Predictive Insights が少なくとも 1 つの異常を検出したことが通知されます。例えば、「イベント」警告状況の異常アイコン は、最高の重大度のイベントが 警告であり、少なくとも 1 つの異常イベントがオープンであることを示します。
  • 「イベント」タブをクリックすると、合計イベント数、重大度タイプごとの数、重大度のパーセント・ゲージについて、要約を表示することができます。詳しくは、イベント状況を参照してください。

カスタム・ビュー

作成および保存したページは、選択したアプリケーションに関連付けられます。例えば、Cloud APM ガイド付きデモのインベントリー管理アプリケーションには、Linux OS、MySQL、Node.js、Hadoop、および Ruby の各モニター・エージェントがあります。カスタム・ページは、ナビゲーターの任意のレベル (アプリケーションからインスタンスまで) で作成および保存し、作成したのと同じレベルで開くことができます。特定のレベルで作成されたページは、同じレベルでのみ開くことができます。ウィジェットで使用可能なメトリックは、アプリケーション内のリソースのいずれかから取得できます。デモのインベントリー管理の例を使用すると、Ruby エージェントからの表や Linux OS エージェントからのグラフなどを含むページを作成できます。

  • 「カスタム・ビュー」タブは、「すべてのマイ・アプリケーション」からアプリケーションを選択すると、ナビゲーターのすべてのレベルで使用できます。
  • 「カスタム・ビュー」タブを開くと、「カスタム・ページのテンプレートの選択」ウィンドウが表示されるか、デフォルト・ページが既に設定されている場合はそのページが表示されます。
    • 「カスタム・ページのテンプレートの選択」ウィンドウで、ページを作成するためのテンプレートを選択できます。
    • デフォルト・ページで、アイコン をクリックして新規ページを作成できます。
  • デフォルト・ページで、ページ・リスト内の アイコン をクリックして、リストからいずれかの保存済みページを選択します。
  • 「カスタム・ビュー」タブに表示されるオプションは、ページを編集中か表示中かによって異なります。ページの編集については、カスタム・ページの作成および管理を参照してください。ページの表示については、カスタム・ページの表示を参照してください。

属性の詳細

  • ナビゲーターの「インスタンス」セクション (名前は選択したサブグループの名前に変更されます) からコンポーネント・インスタンスを選択するか、要約グループのウィジェット内をクリックすることで、「属性の詳細」タブが表示されます。
  • エージェントに対して「グラフ」ページまたは「表」ページが保存されている場合、直近に開いたページが、選択したコンポーネント・インスタンスのメトリック付きで表示されます。異なる保存されたページを「マイ・ページ」矢印アイコン または 「共有ページ」矢印アイコン から選択するには、タイトル 矢印アイコン をクリックします。
  • グラフまたは表を編集し、「結果のプレビュー」をクリックして、選択した属性を持つグラフや表をレンダリングできます。オプションについて詳しくは、カスタムのグラフまたは表のページの作成 を参照してください。