Java ヒープ・サイズの増大

大規模な VMware 仮想インフラストラクチャー環境をモニターする場合は、VMware VI エージェントを構成した後で、Java™ データ・プロバイダーのヒープ・サイズを増やす必要がある場合があります。

このタスクについて

Java™ データ・プロバイダーのデフォルトの最大ヒープ・サイズは 256 メガバイトです。最大ヒープ・サイズは、VMware 環境のサイズに応じた適切な値に設定する必要があります。さまざまな VMware 環境で必要とされるヒープ・サイズについては、表 1 を参照してください。
重要: VMware VI エージェントをインストールして構成するシステムには、必要なヒープ・サイズに対応するために十分なメモリー・スペースがなければなりません。
以下のいずれかの問題が発生した場合に、ヒープ・サイズを増やす必要がある場合があります。
  • javacore の問題が原因で Java データ・プロバイダーが停止し、javacore.date.time.number.txt という名前のファイルが CANDLEHOME¥tmaitm6_x64 ディレクトリー内に作成される。
  • javacore.date.time.number.txt ファイルに java/lang/OutOfMemoryError というストリングが含まれている。

手順

  • Windows
ヒープ・サイズとして 1 GB の値を設定するには、以下の手順を実行します。
    1. %CANDLE_HOME%¥TMAITM6_x64¥kvm_data_provider.bat ファイルを開きます。
    2. KVM_JVM_ARGS="%KVM_CUSTOM_JVM_ARGS... で始まる行の前に次の行を追加します。
      SET KVM_CUSTOM_JVM_ARGS=-Xmx1024m
    3. エージェントを再始動します。
  • Linuxヒープ・サイズとして 1 GB の値を設定するには、以下の手順を実行します。
    1. $CANDLEHOME/lx8266/vm/bin/kvm_data_provider.sh ファイルを開きます。
    2. KVM_JVM_ARGS="$KVM_CUSTOM_JVM_ARGS... で始まる行の前に次の行を追加します。
      KVM_CUSTOM_JVM_ARGS=-Xmx1024m
    3. エージェントを再始動します。