Secure Shell (SSH) リモート接続の構成

SSH リモート接続の構成に関する情報

このタスクについて

スクリプト・データ・ソースは、エージェントがインストールされているシステムのほか、 リモート・システム上のデータもモニターできます。スクリプト・データ・ソースが リモート側でデータをモニターしている場合は、定義済みのエージェント・レベルに対して、 すべて SSH リモート接続構成プロパティーを共有します。 旧バージョンのエージェントは、リモート・モニターを使用可能にする前にスクリプト・データ・プロバイダーを使用する場合がありました。旧バージョンのエージェントとの互換性を維持するために、SSH リモート接続構成プロパティーは、自動的にはエージェントに追加されません。エージェント内のスクリプト・データ・ソースは、 そのエージェントがインストールされているローカル・システム上のデータをモニターします。

サブノードでスクリプト・データ・ソースを定義し、「SSH を使用したデータ収集を使用可能にする」を選択した場合は、サブノード・インスタンスごとに別のリモート・システムをモニターするように構成できます。サブノード内のスクリプト・データ・ソースはすべて、 SSH リモート接続構成プロパティーを共有します。

エージェントにリモート側からリモート・システムをモニターさせる場合は、以下の手順を使用します。

手順

Agent Editor のスクリプト・データ・ソースの「データ・ソース定義」ウィンドウで、「SSH を使用したデータ収集を使用可能にする」を選択します。

タスクの結果

以下の接続固有の構成プロパティーには、Agent Editor「ランタイム構成情報」ページから「セキュア・シェル (SSH) の場合の構成」 > 「SSH リモート接続」を選択することでアクセスできます。
ネットワーク・アドレス
リモート・コンピューターの IP アドレスまたはホスト名。
SSH ポート番号
SSH サーバーが稼働している IP ポート番号。デフォルト値は 22 です。
認証タイプ
リモート SSH サーバーにログオンするときに使用する認証の種類。「パスワード」または「公開鍵」を選択できます。
収集間隔が終わるごとにリモート・システムから 切断
スクリプト・データ・プロバイダーがデータの収集後にリモート・システムに対するログイン・セッションを打ち切るかどうかを決定するオプション。デフォルトでは、この値は「いいえ」です。
収集間隔が終わるごとにリモート・システムから スクリプトを削除
データ収集間隔が終わるごとにリモート・システムから スクリプトを削除するためのオプション。デフォルトでは、この値は「いいえ」です。

認証タイプを「パスワード」に設定する場合は、Agent Editor「ランタイム構成情報」ページから「セキュア・シェル (SSH) の場合の構成」 > 「パスワード」を選択することで以下の構成プロパティーにアクセスできます。

ユーザー名
リモート・システムのユーザー名
パスワード
リモート・システムのパスワード

認証タイプを「公開鍵」に設定する場合は、Agent Editor「ランタイム構成情報」ページから「セキュア・シェル (SSH) の場合の構成」 > 「公開鍵」を選択することで以下の構成プロパティーにアクセスできます。

ユーザー名
公開鍵ファイルに関連付けるユーザー名
公開鍵ファイル
ユーザーに関連付ける公開鍵ファイル
秘密鍵ファイル
ユーザーに関連付ける秘密鍵ファイル
パスワード
秘密鍵ファイルのロック解除に使用するパスワード

次のタスク

Agent Editor を使用して、構成プロパティーの表示、追加、および変更を行うことができます。説明については、Agent Editor を使用した構成プロパティーの変更を参照してください。SSH リモート接続構成プロパティーがサブノードに組み込まれている場合は、 「サブノード構成のオーバーライド」を指定することもできます。 説明については、サブノード構成を参照してください。