プロンプトへの応答によるエージェントの構成
Linux および UNIX オペレーティング・システムでエージェントを構成するには、コマンド・ライン構成スクリプトを実行し、そのプロンプトに応答します。
手順
- install_dir/bin ディレクトリーを開きます。ここで、install_dir は Oracle Database エージェントのインストール・ディレクトリーです。
- (オプション) すべての既存の構成済みエージェント・インスタンスの名前をリストするには、コマンド ./cinfo -o rz を実行します。
- Oracle Database エージェントを構成するには、コマンド ./oracle_database-agent.sh config instance_name を実行します。
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「Edit 'Monitoring Agent for Oracle Database' settings」というプロンプトが出されたら、Enter キーを押します。デフォルト値は「はい」です。 -
「Default Database Configuration」情報を入力するには、以下のステップを実行します。注:Default Database Configurationセクションは、データベース接続インスタンスの構成ではありません。これは、ステップ 6 から始まる手順で実際のデータベース接続インスタンスの構成を追加する際に、デフォルト値として使用される内容を設定するためのテンプレート・セクションです。-
「Default Username」を求めるプロンプトが出されたら、データベース接続のデフォルト・データベース・ユーザー ID を入力し、Enter キーを押します。このユーザー ID は、エージェントがモニター対象データベース・インスタンスにアクセスするときに使用する ID です。このユーザー ID には、エージェントが必要とする動的パフォーマンス・ビューおよび表に対する選択特権が必要です。 -
「Enter Default Password」というプロンプトが出されたら、指定したデフォルト・データベース・ユーザー ID に関連付けられたパスワードを入力し、Enter キーを押します。 次に、プロンプトが出されたら、パスワードを確認します。 - Oracle エージェントのバージョンが 8.0 の場合は、以下のステップを実行します。
- 「Oracle JDBC JAR ファイル (Oracle JDBC Jar File)」を入力します。これは Oracle データベースとの通信に使用される Oracle JDBC ドライバーの jar ファイルの絶対パスです。Oracle エージェントのモニター対象である Oracle データベースのバージョンをサポートする Oracle Java Database Connectivity (JDBC) ドライバーが、エージェント・コンピューター上で使用可能になっていなければなりません。
- Oracle エージェントのバージョンが 6.3.1.10 の場合は、以下のステップを実行します。
「Oracle Home Directory」を求めるプロンプトが出されたら、Oracle Database エージェントがモニター対象の Oracle データベース・サーバーにインストールされている場合は、Oracle ホーム・ディレクトリーを入力し、Enter キーを押します。Oracle Database エージェントがモニター対象の Oracle データベース・サーバーにインストールされていない場合は、この設定をブランクのままにして Enter キーを押し、次のステップを実行します。「Oracle Home Directory」のディレクトリーの値をクリアする場合は、スペース・バーを押してから、Enter キーを押します。注: オプションとして、ローカル・モニターでは、「Oracle Home Directory」と「Oracle Instant Client Installation Directory」はブランクのままにすることができます。そうすると、ORACLE_HOME システム環境変数が使用されます。- Oracle Database エージェントがモニター対象の Oracle データベース・サーバーのリモートに配置されている場合、
「Oracle Instant Client Installation Directory」のディレクトリーを入力し、Enter キーを押します。ステップ 5.d.iで「Oracle Home Directory」を設定した場合、この値は無視されます。
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「Net Configuration Files Directories」はブランクのままにすることができます。そうした場合、デフォルト・ディレクトリーが使用されます。Oracle エージェントのバージョンが 6.3.1.10 の場合は、
「;」または
「:」を使用してディレクトリーを区切ることで、複数の Net 構成ファイル・ディレクトリーを入力できます。Oracle エージェントのバージョンが 8.0 の場合は、1 つのディレクトリーのみサポートされます。Enter キーを押します。
この設定には、Oracle Database Net 構成ファイルが含まれます。ディレクトリーは、各 Oracle Database インスタンスの TNS_ADMIN 環境変数によって定義されます。デフォルトのディレクトリーは、
$ORACLE_HOME/network/admin または
%ORACLE_HOME%¥NETWORK¥ADMIN です。この項目が構成されていない場合は、デフォルトのディレクトリーが使用されます。デフォルト・ディレクトリーの使用を無効にするには、エージェント環境変数 KRZ_LOAD_ORACLE_NET を false に設定します (KRZ_LOAD_ORACLE_NET=false)。 -
このワークステーションでデフォルトの動的リスナーが構成されているかどうかを選択して、Enter キーを押します。
デフォルトの動的リスナーは、
(PROTOCOL=TCP)(HOST=localhost)(PORT=1521)です。このワークステーションでデフォルトの動的リスナーが構成されている場合は、 この値を True に設定します。 -
「カスタマイズ SQL 定義ファイル名」はブランクのままにします。これは使用されません。
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以下の出力が画面に表示された後に、
「Edit 'Database Connection' settings」というプロンプトが出されます。Instance Configuration : Summary : Database Connection :
注: このステップで、実際のデータベース接続インスタンスを定義します。少なくとも 1 つのタイプを追加しなければなりません。ここは、データベース接続インスタンスを編集および削除する場所でもあります。複数のデータベース接続インスタンス構成が存在する場合は、「Next」オプションを使用して、編集または削除するインスタンスに到達するまで、編集や削除の必要がないインスタンスをスキップします。 - 新規データベース接続を追加するには、1 を入力して、Enter キーを押します。
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データベース接続情報を入力するには、以下のステップを実行します。
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「Database Connection Name」を求めるプロンプトが出されたら、データベースへの接続の別名を入力し、Enter キーを押します。この別名は、データベース接続を表す任意のものにすることができますが、以下の制限があります。接続名に使用できるのは、文字、アラビア数字、下線文字、およびマイナス文字のみです。 接続名の最大長は 25 文字です。 -
「Connection Type」を求めるプロンプトが出されたら、以下のいずれかの接続タイプを選択します。- (オプション) 基本
デフォルトで、最も一般的な接続タイプは、「基本」です。 必要な接続タイプが分からない場合は、この接続タイプを選択することをお勧めします。
- 標準ファイル・システム・インスタンスや ASM 単一インスタンスなど、ターゲットのモニター対象データベースが単一インスタンスの場合は、「基本」接続タイプを選択します。
ホスト名を求めるプロンプトが出されたら、Oracle データベースのホスト名または IP アドレスを入力し、Enter キーを押します。ポートを求めるプロンプトが出されたら、ポート番号を入力し、Enter キーを押します。- 次の 2 つの設定のいずれかを入力します。
「Service Name」または「SID」。- (オプション)
「Service Name」を求めるプロンプトが出されたら、データベースの論理表記であるサービス名 (グローバル・データベース・サービス名のストリング) を入力し、Enter キーを押し、ステップ 8c に進みます。サービス名は、データベースの論理表記であり、データベースがクライアントに表示される表記です。1 つのデータベースは複数のサービスとして表示でき、また 1 つのサービスは複数のデータベース・インスタンスとして実装できます。サービス名はグローバル・データベース名であるストリングです。この名前は、データベース名とドメイン名で構成され、インストール時またはデータベース作成時に入力されます。グローバルなデータベース名が分からない場合は、初期化パラメーター・ファイルの SERVICE_NAMES パラメーターの値から取得できます。ステップ 8.b.i.4.b で
「SID」を設定する場合、このパラメーターをブランクのままにすることができます。 - (オプション)
「SID」を求めるプロンプトが出されたら、実行中のデータベースの特定のインスタンスを識別する Oracle システム ID を入力し、Enter キーを押し、ステップ 8c に進みます。このパラメーターは、データベースの特定のインスタンスを識別する Oracle システム ID です。ステップ 8.b.i.4.a で
Service Nameを定義した場合は、この項目をブランクのままにすることができます。
- (オプション)
- (オプション) TNS
- 「TNS」接続タイプを選択するのは、ORACLE_HOME システム環境変数が設定されていて、ターゲットのモニター対象データベースの TNS 別名が $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora ファイルに定義されている場合です。
- TNS 別名を入力し、Enter キーを押し、ステップ 8c に進みます。
- (オプション) Advanced
- ターゲットのモニター対象データベースの複数の物理ノードにまたがって複数の Oracle インスタンスが存在する場合は、「Advanced」接続タイプを選択します。例えば、ASM with Real Applications Cluster (RAC) データベース。
- Oracle 接続文字列を入力し、Enter キーを押し、ステップ 8c に進みます。この属性は、以下のすべての Oracle Net ネーミング・メソッドをサポートしています。
- //host:port/service name という形式の SQL 接続 URL ストリング。例えば、//dlsun242:1521/bjava21 です。
- Oracle Net のキーワードと値の対。例えば、次の場合があります。
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp) (HOST=dlsun242) (PORT=1521)) (CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=bjava21))) - inst1 などの TNSNAMES エントリー (TNS_ADMIN または ORACLE_HOME 環境変数を設定し、構成ファイルを構成します)。
注: コマンド・ラインでの構成時に示される説明では、コロンおよび等号の前に円記号 (¥) が付いている場合があります (¥:、¥=)。接続ストリングには円記号 (¥) を入力しないでください。説明でそうした記載になっているのは、コマンドの一部として等号を解釈するという通常の動作をエスケープし、単にテキストとして解釈するためです。 - ステップ 8c に進んでください。
- (オプション) 基本
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「Database Username」を求めるプロンプトが出されたら、接続用のデータベース・ユーザー ID を入力し、Enter キーを押します。標準ファイル・システム・インスタンスの場合は、このユーザー ID には、エージェントが必要とする動的パフォーマンス・ビューおよび表に対する選択特権が必要です。
ASM インスタンスの場合は、SYSDBA 役割または SYSASM 役割を持つアカウントを使用します。例えば、sys アカウントなどを使用してください。
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「Enter Database Password」というプロンプトが出されたら、指定したデータベース・ユーザー ID に関連付けられたパスワードを入力します。 -
「Role」を求めるプロンプトが出されたら、指定したユーザー ID に付与されている許可に一致している役割を選択し、Enter キーを押します。役割は、接続に関連付ける特権セットです。SYSDBA システム特権が付与されたユーザーの場合、その特権が含まれている役割を指定します。
ASM インスタンスの場合は、SYSDBA 役割または SYSASM 役割を使用します。
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「Oracle Alert Log File Paths (including alert log file name)」を求めるプロンプトが出されたら、アラート・ログ・パスを入力し、Enter キーを押します。このパラメーターは、このデータベース接続におけるリモート・データベース・インスタンスのマップされたアラート・ログ・ファイルの絶対ファイル・パス用です。エージェントは、これらのファイルを読み取ることでアラート・ログをモニターします。 通常、その場所は、$ORACLE_BASE/diag/rdbms/DB_NAME/SID/trace/alert_SID.log です。 例えば、DB_NAME と SID がともに db11g で、ORACLE_BASE が /home/dbowner/app/oracle の場合、アラート・ログは、/home/dbowner/app/oracle/diag/rdbms/db11g/db11g/trace/alert_db11g.log です。
Oracle Database エージェントが実行されていて、ネットワークを介してアラート・ログ・ファイルを読み取る場合、リモート・ファイルのパスは Windows システムの汎用命名規則に従っている必要があります。例えば、¥¥tivx015¥path¥alert_orcl.log のようになります。
重要: パスとアラート・ログ・ファイル名を組み合わせて入力してください。マップされたネットワーク・ドライバーは、アラート・ログのパスに対してサポートされません。
Oracle Database エージェントが実行されている場合は、リモート・アラート・ログに対して、ローカルにマウントされたファイル・システムが必要です。
各ファイルをセミコロン (;) で区切ります。
各ファイルをコロン (:) で区切ります。各ファイルは、alert_instance.log ファイル名パターンを使用してデータベース・インスタンスと照合されます。一致しなかった場合、無視されます。
ローカル・データベース・インスタンスのアラート・ログ・ファイルは、自動的にディスカバーすることができます。
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「Oracle Alert Log File Charset」を求めるプロンプトが出されたら、マップされたアラート・ログ・ファイルのコード・ページを入力し、Enter キーを押します。
このパラメーターが空の場合、システムの現行ロケール設定が使用されます。例えば、以下のようになります。
- ISO8859_1、ISO 8859-1 西ヨーロッパ・エンコード
- UTF-8、Unicode の UTF-8 エンコード
- GB18030、中国語 (簡体字) GB18030 エンコード
- CP950、中国語 (繁体字) エンコード
- EUC_JP、日本語エンコード
- EUC_KR、韓国語エンコード
サポートされるすべてのコード・ページの完全なリストについては、ICU でサポートされるコード・ページ (ICU supported code pages)を参照してください。
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「Edit 'Database Connection' settings」というプロンプトが再び出されたら、ステップ 8a で設定したデータベース接続の名前が表示されます。再度編集したり、削除したりすることができます。複数のデータベース接続インスタンスが既に構成されている場合は、「Next」を使用して各インスタンスを順に対象にします。 - (オプション) このエージェント・インスタンスで複数のデータベース・インスタンスをモニターするために別のデータベース接続を追加する場合は、1 と入力し、Enter キーを押してステップ 8 に戻ります。
- データベース接続の変更が終了したら、5 と入力し、Enter キーを押して構成プロセスを終了します。
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エージェントを開始するには、以下を入力します。
install_dir/bin/oracle_database-agent.sh start instance_name。
次のタスク
- Cloud APM コンソールにログインして、エージェントにより収集されるデータをダッシュボードに表示します。Cloud APM コンソールの使用について詳しくは、Cloud APM コンソールの始動を参照してください。