エージェントの完全テスト

エージェントの完全テストを使用して、エージェントのすべての属性グループをまとめてテストします。また、属性グループのテスト機能を使用したテストが不可能なデータ・ソースをテストするために、エージェントの完全テストを使用することもできます。

このタスクについて

エージェントの完全テストを使用して、IBM® Tivoli® Monitoring のインストールを必要とせずに、IBM Tivoli Monitoring で実行する場合と同じ方法でエージェントを実行できます。
重要: Windows システムでは、Agent Builder 内でエージェントの完全テストを実行する場合 (エージェントの完全テストを参照)、Agent Builder を実行する 32 ビット・バージョンのオペレーティング・システム (つまり、32 ビットの Windows) を「エージェント情報」ウィンドウで必ず選択してください。Linux システムでは、64 ビット・バージョンを選択する必要があります。

手順

  1. 「エージェントのテスト」パースペクティブを開きます。
    1. Agent Editor で、「エージェント情報」タブを開きます。
    2. 「エージェントのテスト」をクリックします。
      図 1. Agent Editor「エージェント情報」ページの「エージェントのテスト」セクション
      「エージェント情報」ページの「エージェントのテスト」セクション。

      または、Agent Builder メニューから「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「その他」を選択し、「エージェントのテスト」を選択して「OK」をクリックします。

    「エージェントのテスト」パースペクティブが開きます (図 3)。「エージェントのテスト」ビューに、Agent Editor で開いたエージェントが表示されます。これらのエージェントをテストすることができます。また、「属性グループのテスト」ビューも表示されます。このビューは最初は空です。「属性グループのテスト」ビューには、エージェントの実行時に、選択された属性グループから収集したデータが表示されます。
    ヒント: 編集しているエージェントがない場合は、「エージェントのテスト」パースペクティブは空です。ビューにデータを取り込むには、IBM Tivoli Monitoring パースペクティブに移動して、Agent Editor でエージェントを開きます。Agent Editor でエージェントを開いたら、「エージェントのテスト」パースペクティブに戻ってエージェントをテストします。
  2. オプション: テストを開始する前に、環境変数と構成プロパティーを構成します。
    「エージェントのテスト」ビューから、以下の 2 つの方法で「環境変数」ウィンドウおよび「ランタイム構成」ウィンドウにアクセスできます。
    • 「エージェントのテスト」ビューでエージェントを右クリックして、選択メニューを開きます。メニューから「環境の設定」を選択して、「環境変数」ウィンドウを開くことができます。メニューから「構成」を選択して、「ランタイム構成」ウィンドウを開くことができます。
    • 「エージェントのテスト」ビューのツールバーにあるビュー・メニュー・アイコン ビュー・メニュー・アイコン をクリックして、上記の選択と同様に、「環境の設定」および「構成」の各メニュー項目にアクセスします。
    環境変数」および「ランタイム構成」ウィンドウの使用について詳しくは、属性グループのテストを参照してください。
    重要:
    1. エージェントには、テストされた各属性グループに関連する構成の最終セットが自動的に取り込まれます。
    2. 一部の環境変数には、属性グループのテスト用およびエージェントの完全テスト用の異なるデフォルト値を設定できます。属性グループのテスト用の特殊値を持つ環境変数について詳しくは、テスト環境変数を参照してください。
    3. JMX データ・ソースをリモートの WebSphere Application Server に接続する場合、ローカルの WebSphere Application Server をインストールし、Java の場所をサーバーが使用する JRE に設定してください。接続の設定方法については、Java Management Extensions (JMX) MBean のモニターを参照してください。
    4. Java API、JDBC、JMX、HTTP、または SOAP データ・ソースで「Java」 > 「JVM 引数」設定を使用して、エージェント・トレース・ログを制御することができます。以下の値を設定します。
      -DJAVA_TRACE_MAX_FILES=files -DJAVA_TRACE_MAX_FILE_SIZE=size
      files は、保持されるトレース・ログ・ファイルの最大数 (デフォルト値は 4) で、size は、ログ・ファイルの最大サイズ (キロバイト単位、デフォルト値は 5000) です。例えば、以下の値を設定することができます。
      -DJAVA_TRACE_MAX_FILES=7 -DJAVA_TRACE_MAX_FILE_SIZE=100
      この場合、エージェントは最初のログ・ファイルに 100 キロバイト分のデータを書き込み、2 番目以降のログ・ファイルにも同じサイズのデータを書き込んでいくことになります。7 つのログ・ファイルすべてに 100 キロバイト分のデータが書き込まれると、次は最初のログ・ファイルに戻ってデータが上書きされます。
    5. エージェントにサブノードが含まれている場合、インストールされているバージョンで、基本エージェントの属性グループに対して、異なるサブノードの異なる構成値を個別に設定することができます。ただし、「エージェントの完全テスト」構成の場合、各構成値を設定できるのは 1 回だけです。設定した値は、基本エージェントとすべてのサブノードに適用されます。各サブノードについてテストできるインスタンスは 1 つだけです。
  3. 「エージェントのテスト」ビューで、テストするエージェントを選択し、エージェントの開始アイコン「エージェントの開始」アイコンをクリックします。

    ウィンドウに、エージェントが開始されていることが表示されます。エージェントが開始されると、「エージェントのテスト」ビューに、エージェントの属性グループがエージェントの子として表示されます。属性グループは属性グループ・アイコン 属性グループ・アイコン によって示されます。

    エージェントに関する情報を提供する状況属性グループ (「パフォーマンス・オブジェクト状況」「スレッド・プールの状況」、および「アクション実行の状況」) も、「エージェントのテスト」ビューにエージェントの子として表示されます。 状況属性グループは、属性グループ・アイコン 情報アイコンによって示されます。

    同時に複数のエージェントを開始して実行できます。

    エージェントが開始されると、エージェントの停止アイコン「エージェントの停止」アイコンが使用可能になります。

    エージェントがサブノードまたはナビゲーター・グループを持っている場合、それらは、「エージェントのテスト」ビューにノードとして表示されます。エージェントの下にサブノード定義が表示されます。サブノード・インスタンス・ノードはサブノード定義ノードの下に表示されます。属性グループとナビゲーター・グループは、サブノード・インスタンス・ノードの下に表示されます。例:
    図 2. 「エージェントのテスト」ビュー。サブノードおよびナビゲーター・グループの例が強調表示されています。
    サブノードおよびナビゲーター・グループが表示されている「エージェントのテスト」ビュー。
    「エージェントのテスト」ビューで任意のノードを右クリックして、メニュー選択項目 (「編集」および「エージェントの停止」など) にアクセスできます。「編集」を選択すると、選択されたノードの「データ・ソース定義」Agent Editor で開きます。
    注: Agent Editor で行った変更は、エージェントを停止して再始動するまで、実行中のエージェントには表示されません。
  4. 「エージェントのテスト」ビューで、テストする最初の属性グループを選択します。
    属性グループを選択すると、選択した属性グループについてデータ収集が開始されます。収集に時間がかかる場合は、ウィンドウにデータ収集が進行中であることが表示されます。データ収集が完了すると、収集されたデータが「属性グループのテスト」ビューに表示されます。以下に例を示します。
    図 3. 「エージェントのテスト」パースペクティブ
    「エージェント・テスト」パースペクティブ。選択済みの http 属性グループが示され、結果領域にデータ収集の結果が示されています。
    データが表示されない場合は、「データ行が返されませんでした」というメッセージが「属性グループのテスト」ビューに表示されます。エージェントからデータが返されない原因は複数あります。 以下のような原因があります。
    • データがない
    • 定義が正しくない
    • 構成が正しくない
    データが返されない原因を確認するには、「パフォーマンス・オブジェクトの状況」属性グループの「エラー・コード」の値を調べます。「パフォーマンス・オブジェクトの状況」属性グループの表示について詳しくは、ステップ 9 を参照してください。

    実行中のエージェント内にある別の属性グループのデータを収集するには、対象の属性グループを選択します。

    「エージェントのテスト」ビューで属性グループを選択すると、対応する属性グループが Agent Editor ビューに表示されます。
  5. オプション: ある種の属性グループ・タイプでは、有用なデータ値を得るために、初回のデータ収集後に 2 回目のデータ収集を実行します。
    データ収集を実行するには、「属性グループのテスト」ビューでデータの収集アイコン データの収集アイコン をクリックします。

    収集に時間がかかる場合は、ウィンドウにデータ収集が進行中であることが表示されます。 データ収集が完了すると、新たに収集されたデータが「属性グループのテスト」ビューに表示されます。

  6. オプション: 「属性グループのテスト」ビューで属性列見出しをクリックすると、「属性情報」Agent Editor「データ・ソース定義」タブで開きます。表内の任意のデータ・セルを右クリックし、メニューから「編集」を選択することにより、同じ「属性情報」にアクセスすることもできます。
    属性のプロパティーは、通常の方法で編集できます。行った変更は、エージェントを停止して再始動するまで、実行中のエージェントには表示されません。
  7. オプション: 一度に複数の「属性グループのテスト」ビューを開きます。
    「属性グループのテスト」ビューをもう 1 つ開くには、「属性グループのテスト」ビューのツールバーにあるビュー・メニュー・アイコン ビュー・メニュー・アイコン をクリックしてから、「属性グループのビューを開く」を選択します。
    注: 追加の「属性グループのテスト」ビューを開くと、元の「属性グループのテスト」ビューと同じ属性情報が表示されます。そのときに「エージェントのテスト」ビューで別の属性グループを選択すると、元の「属性グループのテスト」ビューに別の属性グループ情報が表示されます。別の「属性グループのテスト」ビューを最初に開くと、元のビューと同じ場所にそのビューのタブとともに表示されます。 2 つのビューを同時に表示するには、タブをワークスペース内の別の場所にドラッグします。
  8. オプション: エージェントにサブノードがある場合は、サブノード・インスタンス情報属性グループを選択して、エージェント内でサブノードがどのようにリストされるかを確認することができます (図 2)。サブノード・インスタンス情報属性グループを選択すると、「属性グループのテスト」ビューに (選択したタイプのすべてのオンライン・サブノードについて) サブノード・インスタンス情報が表示されます。
  9. オプション: エージェントの動作に関する詳細情報を表示するには、「エージェントのテスト」ビューで「パフォーマンス・オブジェクト状況」および「スレッド・プールの状況」の各属性グループを選択します。これらの状況属性グループは、情報アイコン 情報アイコン によって示されます。これらのグループを選択すると、自分の属性グループについて、以前のデータ収集に関する状況情報が表示されます。
    例:
    図 4. Managed_URLs および Managed_Nodes 属性グループのデータ収集に関する詳細情報 (パフォーマンス・オブジェクト状況) を示す「属性グループのテスト」ビュー
    2 つの属性グループのデータ収集に関する情報が表示される「属性グループのテスト」ビュー。属性グループごとに 1 行のデータがあります。
  10. エージェントのテストが完了したら、エージェントの停止アイコン エージェントの停止アイコン をクリックします。