エージェント・コマンドの使用

モニター・エージェントをインストールするために使用するのと同じスクリプトを、インストール済みエージェントの状況の確認、エージェントの停止または開始、エージェントのアンインストールにも使用できます。

このタスクについて

リファレンスとして、エージェント名とエージェント・コードを示します。
エージェント名は、次のコマンドで使用します。
  • Linux または AIXname-agent.sh
  • Windows name-agent.bat
ここで、name は表 1 に示されているエージェントの名前です。
表 1. エージェント名およびエージェント・コード
モニター・エージェント name 2 文字のエージェント・コード
Monitoring Agent for Amazon EC2 amazon_ec2 b5
Monitoring Agent for Azure Compute azure_compute ak
Monitoring Agent for Cassandra cassandra zc
Monitoring Agent for Cisco UCS cisco_ucs v6
Monitoring Agent for Citrix Virtual Desktop Infrastructure citrix_vdi vd
Monitoring Agent for DataPower® datapower bn
Monitoring Agent for Db2® db2 ud
Monitoring Agent for Hadoop hadoop h8
Monitoring Agent for HMC Base hmc_base ph
Monitoring Agent for HTTP Server http_server hu
Monitoring Agent for IBM® Cloud ibm_cloud fs
Monitoring Agent for IBM Integration Bus iib qi
Monitoring Agent for MQ Appliance ibm_mq_appliances mk
Monitoring Agent for InfoSphere® DataStage® datastage dt
Monitoring Agent for JBoss jboss je
Monitoring Agent for Linux KVM linux_kvm v1
Monitoring Agent for Linux OS os lz
Monitoring Agent for MariaDB mariadb mj
Monitoring Agent for Microsoft Active Directory msad 3z
Monitoring Agent for Microsoft Cluster Server mscs q5
Monitoring Agent for Microsoft Exchange Server msexch ex
Monitoring Agent for Microsoft Hyper-V Server microsoft_hyper-v_server hv
Monitoring Agent for Microsoft Internet Information Services msiis q7
Monitoring Agent for Skype for Business Server (以前の Microsoft Lync Server) skype_for_business_server ql
Monitoring Agent for Microsoft .NET dotnet qe
Monitoring Agent for Microsoft Office 365 microsoft_office365 mo
Monitoring Agent for Microsoft SharePoint Server ms_sharepoint_server qp
Monitoring Agent for Microsoft SQL Server mssql oq
Monitoring Agent for MongoDB mongodb kj
Monitoring Agent for MySQL mysql se
Monitoring Agent for NetApp Storage netapp_storage nu
Monitoring Agent for Node.js nodejs nj
Monitoring Agent for OpenStack openstack sg
Monitoring Agent for Oracle Database oracle_database rz
Monitoring Agent for PHP php pj
Monitoring Agent for PostgreSQL postgresql pn
Monitoring Agent for Python python pg
Monitoring Agent for RabbitMQ rabbitMQ zr
Monitoring Agent for Ruby ruby km
Monitoring Agent for SAP Applications sap sa
Monitoring Agent for SAP HANA Database sap_hana_database s7
Monitoring Agent for SAP NetWeaver Java™ Stack sap_netweaver_java_stack sv
Monitoring Agent for Siebel siebel uy
Monitoring Agent for Sterling Connect Direct sterling_connect_direct-agent FC
Monitoring Agent for Sterling File Gateway file_gateway fg
Monitoring Agent for Sybase Server sybase oy
Monitoring Agent for Synthetic Playback synthetic_transactions sn
Monitoring Agent for Tomcat tomcat ot
Monitoring Agent for UNIX OS os ux
Monitoring Agent for VMware VI vmware_vi vm
Monitoring Agent for WebLogic oracle_weblogic wb
Monitoring Agent for WebSphere® Applications was yn
Monitoring Agent for WebSphere Infrastructure Manager wim d0
Monitoring Agent for WebSphere MQ mq mq
Monitoring Agent for Windows OS os nt
Response Time Monitoring エージェント rt t5

手順

  • Linux または AIX モニター・エージェントにコマンドを送信するシステム上で、install_dir/bin ディレクトリーに移動します。 表 2 の任意のコマンドを入力します。ここで、name は表 1 に示されているエージェントの名前です。
    表 2. UNIX システムおよび Linux システム用のコマンド
    コマンド 説明
    ./name-agent.sh status

    エージェントの状況を確認します。状況は、実行中か実行されていないかのいずれかです。エージェントが実行中の場合、エージェントと Cloud APM サーバー間の接続状況も確認されます。良好ではない接続状況には、「接続に失敗しました」、「エラーが検出されました」、「切断されました - エラー」があります。良好な状況には、予期される状況である「接続されました」があります。遷移中の状況は「接続中」です。「不明」状況は、ファイル・システムやエージェント・ログ・ファイルのエラーなどのため、エージェント状況を認識できなかったことを意味します。
    ./name-agent.sh start モニター・エージェントを開始します。エージェントにインスタンスがある場合は、コマンドの後ろにインスタンス名を入力してください。
    ./name-agent.sh stop エージェントを停止します。エージェントにインスタンスがある場合は、コマンドの後ろにインスタンス名を入力してください。
    ./name-agent.sh prereqcheck 前提条件スキャンを実行します。このコマンド・オプションは、ほとんどのエージェントで使用可能です。
    ./name-agent.sh install モニター・エージェントをインストールします。詳しくは、UNIX システムでのエージェントのインストールおよびLinux システムでのエージェントのインストールを参照してください。
    ./name-agent.sh config instance_name path_to_silent_config_file モニター・エージェントを構成します。install_dir/bin ディレクトリーからコマンドを実行し、必要に応じて応答ファイル・パスを追加します。

    エージェントにインスタンスがある場合は、インスタンス名を入力してください。どのエージェントが複数インスタンス・エージェントであるかについて詳しくは、表 1を参照してください。

    silent_config_file はオプションです。サイレント構成用のファイルを指定しない場合、プロンプトに従って対話式にモニター・エージェントを構成できます。
    ./name-agent.sh uninstall モニター・エージェントをアンインストールします。詳しくは、エージェントのアンインストールを参照してください。
    ./smai-agent.sh uninstall_all 管理対象システムからすべてのモニター・エージェントをアンインストールします。
    ./name-agent.sh remove instance_name 複数インスタンス・エージェントのインスタンスを削除します。
    ./name-agent.sh このスクリプトで使用可能な関数の説明を表示します。
  • Windows モニター・エージェントにコマンドを送信するシステム上で、コマンド・プロンプトで install_dir¥BIN ディレクトリーに移動します。例: C:¥IBM¥APM¥bin。表 3 の任意のコマンドを入力します。ここで、name は表 1 に示されているエージェントの名前です。
    表 3. Windows システム用のコマンド
    コマンド 説明
    name-agent.bat status

    エージェントの状況を確認します。

    エージェントと Cloud APM サーバーの間の接続状況を確認します。良好ではない接続状況には、「接続に失敗しました」、「エラーが検出されました」、「切断されました - エラー」があります。良好な状況には、予期される状況である「接続されました」があります。遷移中の状況は「接続中」です。「不明」状況は、ファイル・システムやエージェント・ログ・ファイルのエラーなどのため、エージェント状況を認識できなかったことを意味します。
    name-agent.bat start モニター・エージェントを開始します。エージェントにインスタンスがある場合は、コマンドの後ろにインスタンス名を入力してください。
    name-agent.bat stop エージェントを停止します。エージェントにインスタンスがある場合は、コマンドの後ろにインスタンス名を入力してください。
    name-agent.bat prereqcheck 前提条件スキャンを実行します。このコマンド・オプションは、ほとんどのエージェントで使用可能です。
    name-agent.bat install モニター・エージェントをインストールします。詳しくは、エージェントのインストールを参照してください。
    name-agent.bat config instance_name path_to_silent_config_file モニター・エージェントを構成します。install_dir¥bin ディレクトリーからコマンドを実行し、必要に応じて応答ファイル・パスを追加します。

    エージェントにインスタンスがある場合は、インスタンス名を入力してください。どのエージェントが複数インスタンス・エージェントであるかについて詳しくは、表 1を参照してください。

    silent_config_file はオプションです。サイレント構成用のファイルを指定しない場合、プロンプトに従って対話式にモニター・エージェントを構成できます。
    name-agent.bat uninstall モニター・エージェントをアンインストールします。詳しくは、エージェントのアンインストールを参照してください。
    smai-agent.bat uninstall_all 管理対象システムからすべてのモニター・エージェントをアンインストールします。
    name-agent.bat remove instance_name 複数インスタンス・エージェントのインスタンスを削除します。
    name-agent.bat このスクリプトで使用可能な関数の説明を表示します。

エージェント・バージョン・コマンド

  • 環境内のエージェントのバージョンを表示するには、以下のコマンドを実行します。
    • Linux または AIX
      install_dir/bin/cinfo
      バージョンを表示するには、1 を入力します。
    • Windows 
      install_dir/InstallITM/kincinfo