非 root ユーザーとしてのエージェントのインストール

root 特権を持たないユーザーがモニター・エージェントをインストールしたい場合には、非 root ユーザーとしてエージェントをインストールできます。また、ホスト管理者が root ユーザーとしてモニター・エージェントを実行したくない場合にも、非 root ユーザーとしてエージェントをインストールできます。インストール・フローは root ユーザーの場合と同じです。 非 root ユーザーとしてのインストールの後に、root ユーザーまたは sudo ユーザー・アクセス権限で UpdateAutoRun.sh スクリプトを実行します。

始める前に

コンピューター・システムを一意的に識別するために、Linux OS エージェントは、コンピューター・システム・ボードの Universal Unique Identifier (UUID)、メーカー、モデル、およびシリアル番号を識別する必要があります。この情報は、エージェントが Cloud APM コンソールでアプリケーションに追加される前に必要です。
コンピューター・システムの情報を取得するには、以下のエンティティーがコンピューター・システム上に存在するかどうかを確認します。
  1. /usr/bin/hal-get-property コマンドがコンピューター・システムにインストールされ、hald プロセス (HAL デーモン) が実行されているかどうかを確認します。このコマンドがインストールされていない場合は、ステップ 2 に進みます。コマンドがインストールされている場合は、ステップ 2 およびステップ 3 をスキップします。注: OS のバージョンが Red Hat 7 である場合、hald プロセスは使用できません。
  2. /usr/bin/hal-get-property コマンドがコンピューター・システムにインストールされていない場合は、/sys/class/dmi/id/product_uuid ファイルが存在していて、コンピューター・システム UUID を含んでいること、および Linux OS エージェントをインストールするユーザーにこのファイルへの読み取り権限があることを確認します。このファイルが存在しない場合、ステップ 3 に進みます。このファイルが存在する場合、ステップ 3 をスキップします。
  3. /usr/bin/hal-get-property コマンドがインストールされず、/sys/class/dmi/id/product_uuid ファイルが存在しない場合、hostname コマンドまたは hostnamectl コマンドが完全修飾ホスト名を返すことを確認する必要があります。これらのコマンドが、ドメインのない短いホスト名を返す場合、"hostname <fqhn>" コマンドまたは "hostnamectl set-hostname <fqhn>" コマンドを入力して完全修飾ホスト名を設定する必要があります。ここで、<fqhn> は、完全修飾ホスト名で置き換えられなければなりません。
注: Linux OS エージェントは、この情報を定期的に取得します。そのため、前のステップにおけるコマンドまたはファイルは、インストール後も、配置されたままになっている必要があります。
注: 非 root として実行されている Linux OS エージェントでは、Docker のモニタリングはサポートされません。

手順

  1. Linux システムでのエージェントのインストールおよびUNIX システムでのエージェントのインストールの説明に従って、モニター・エージェントを Linux システムまたは UNIX システムにインストールします。
  2. オプション: 特定のユーザーとしてエージェントをインストールした場合に、それとは異なるユーザーとしてエージェントを構成したいときは、./secure.sh スクリプトを実行します。
    ./secure.sh スクリプトについて詳しくは、 非 root ユーザーとしてのエージェントの構成および『エージェント・インストール・ファイルの保護』を参照してください。
    例: ./secure.sh -g db2iadm1
  3. オプション: 必要に応じて、モニター・エージェントを Linux または UNIX で構成します。環境の構成を参照してください。
  4. システム始動スクリプトを更新するには、以下のスクリプトを root ユーザー または sudo ユーザー・アクセス権限で実行します。install_dir/bin/UpdateAutoRun.sh

次のタスク

非 root ユーザーとしてエージェントをインストールした後で、同じユーザーとしてエージェントを構成する場合は、特別なアクションは必要ありません。選択されたユーザーとしてエージェントをインストールした後で、別のユーザーとしてエージェントを構成する場合は、非 root ユーザーとしてのエージェントの構成を参照してください。

エージェントのインストールと構成を非 root ユーザーとして行ったときに、その同じユーザーとしてエージェントを開始する場合は、特にアクションは必要ありません。選択されたユーザーとしてエージェントをインストールおよび構成した後で、別のユーザーとしてエージェントを開始する場合は、非 root ユーザーとしてのエージェントの開始を参照してください。

エージェントのインストールとアップグレードには同じユーザー ID を使用してください。

UpdateAutoRun.sh スクリプトを root ユーザーとして実行すると、エージェントはオペレーティング・システムの再始動後に自動的に開始するように構成されます。エージェントをこのように動作させたくない場合、エージェントの自動開始を無効にできます。詳しくは、UNIX システムおよび Linux システムでのエージェントの自動開始の無効化を参照してください。