NFS サービス

NFS はクライアントとサーバーの関係を通じてサービスを提供します。

ファイルシステム すなわちディレクトリー およびその他のリソースをリモート・アクセスに対して使用可能にするコンピューターを、サーバー と呼びます。 ファイルシステムを使用可能にする操作をエクスポート と呼びます。 サーバーのリソースを使用するコンピューターとそのプロセスは、クライアント と見なされます。 サーバーがエクスポートするファイルシステムをマウントしたクライアントは、個々のサーバー・ファイルにアクセスできます (エクスポート・ディレクトリーへのアクセスは、特定のクライアントに限定されることがあります)。

NFS が提供する主なサービスは次のとおりです。

表 1. NFS サービス
サービス 説明
マウント・サービス サーバー上の /usr/sbin/rpc.mountd デーモンおよびクライアント上の /usr/sbin/mount コマンドからマウントします。 このサービスは、NFS バージョン 2 およびバージョン 3 でのみ使用可能です。
リモート・ファイル・アクセス サーバー上の /usr/sbin/nfsd デーモンおよびクライアント上の /usr/sbin/biod デーモンからアクセスします。
リモート実行サービス サーバー上の /usr/sbin/rpc.rexd デーモンおよびクライアント上の /usr/bin/on コマンドから実行します。
リモート・システム統計サービス サーバー上の /usr/sbin/rpc.rstatd デーモンおよびクライアント上の /usr/bin/rup コマンドからコンパイルします。
リモート・ユーザー・リスト・サービス サーバー上の /usr/lib/netsvc/rusers/rpc.rusersd デーモンおよびクライアント上の /usr/bin/rusers コマンドからリストします。
ブート・パラメーター・サービス サーバー上の /usr/sbin/rpc.bootparamd デーモンから Sun オペレーティング・システムのディスクレス・クライアントに始動パラメーターを提供します。
リモート・ウォール・サービス サーバー上の /usr/lib/netsvc/rwall/rpc.rwalld デーモンおよびクライアント上の /usr/sbin/rwall コマンドから保護します。
スプレー・サービス /usr/lib/netsvc/spray/rpc.sprayd サーバー側のデーモンとクライアント側のコマンド /usr/sbin/spray の間で、リモートプロシージャコール( RPC )パケットの一方向ストリームを送信します。
PC 認証サービス サーバー上の /usr/sbin/rpc.pcnfsd デーモンから PC-NFS のユーザー認証サービスを提供します。
拡張セキュリティー・サービス クライアントとサーバーの両方で、より高度なセキュリティー・サービス (Kerberos 5など) へのアクセスを提供します。 /usr/sbin/gssd デーモンは、ネットワーク認証サービスによって提供されるセキュリティー・サービスへのアクセスを NFS に提供します。 ネットワーク認証サービスおよび暗号ライブラリー・ファイル・セット (krb5.client.rtekrb5.server.rte、および modcrypt.base) がインストールされている必要があります。 これらのファイルセットは、AIX拡張パックからインストールできる。
ID 変換サービス セキュリティー・プリンシパル、NFS バージョン 4 ID ストリング、および対応する数値システム ID 間の変換を実行します。 さらに、外部 NFS バージョン 4 ドメインの ID 情報のマッピングが提供されます。 これらのサービスは、 /usr/sbin/nfsrgyd デーモンによって提供されます。
注: コンピューターは、同時に NFS サーバーと NFS クライアントの両方になることができます。

NFS バージョン 2 および 3 のサーバーはステートレス です。つまり、サーバーはクライアントのトランザクション情報を保存しません。 1 つの NFS トランザクションが 1 つの完全なファイル操作に対応します。 NFS では、あとで NFS を使用するために必要な情報をクライアント側が記憶しなければなりません。

NFS バージョン 4 サーバーは、ファイル・オープン操作およびファイル・ロック操作が NFS バージョン 4 プロトコルで定義されているため、ステートフルです。