mksysb リソースからの SPOT リソースの作成

mksysb リソースから SPOT を作成すると、mksysb で使用されるデバイスのみをサポートすればよいことになります。

SPOT にはソースの mksysb 内のデバイスのブート・イメージのみが含まれるため、この場合の SPOT はインストール・イメージから作成される SPOT に比べて大幅に小さくなります。 mksysb リソースから作成された SPOT は一般的に 30 から 50 MB ですが、インストール・イメージから作成された SPOT は一般的に 300 MB になります。 また、この方式では lpp_source リソースは 必要ありません。

AIX® 5.3では、SPOT のブートに必要なのは mp ブート・イメージのみであるため、NIM はこのイメージのみを作成します。 同様に、 AIX 7.1以降では、NIM は SPOT をブートするための 64 ビット mp ブート・イメージのみを作成します。

mksysb から作成された SPOT を使用して mksysbbos_inst 操作を実行するだけです。 スタンドアロン・クライアントでの maint および diag などの他の操作の実行は、サポートされていません。 mksysb から取られた SPOT に対して cust 操作を実行することもサポートされていません。

mksysb から作成された SPOT を 他の SPOT と区別するために、mksysb_source 属性が使用されます。 mksysb_source 属性には 、SPOT の作成に使用された mksysb のリソース名が設定されます。

SPOT の作成に使用する mksysb は、4.3.3.75 以降のいずれのレベルでもかまいません。