/dev/null ファイルで出力を廃棄する

/dev/null ファイルはスペシャル・ファイルです。 このファイルは、常に空であるという独特の属性があります。 /dev/null に送られたデータは、すべて廃棄されます。 この機能は、実行するプログラムやコマンドが生成する出力を、無視する場合に便利です。

例えば、プログラム myprog が画面から入力を取り込み、実行中にメッセージを生成しますが、画面上でこれが見えないようにしたいとします。 ファイル myscript から入力を読み取り、標準出力メッセージを廃棄するには、次のように入力します。
myprog < myscript >/dev/null

この例では、myprog は、ファイル myscript を入力として使用し、標準出力をすべて廃棄します。