ディスクの構成

新規ディスクはさまざまな方法で構成できます。

次のどれかの方法で、新規ディスクを構成することができます。
  • システムのシャットダウンと電源オフを実行できる場合は、方式 1 を使用します。 可能な場合は常に、物理ディスクを接続するときに、システムをシャットダウンして電源をオフにすることをお勧めします。
  • システムをシャットダウンできないが、サブクラス、タイプ、親名、接続先など、新規ディスクについての詳しい情報がわかっている場合は、メソッド 2 を使用する。
  • システムをシャットダウンできず、ディスクの場所しか分からない場合は、メソッド 3 を使用する。

ディスクの構成が終われば、普通の使用法では、ディスクは使用可能になっています。ただし、論理ボリューム・マネージャーで使用する場合は、さらに物理ボリュームとして識別する必要があります。

方法 1

ディスクを接続する前にシステムをシャットダウンして電源をオフにできる場合は、以下の手順を実行します。

  1. システムに添付されている資料に従って、システムに新規ディスクを物理的に接続し、次に、ディスクおよびシステムの電源をオンにします。
  2. システムのブート時に、構成マネージャー (cfgmgr) に自動的にディスクを構成させます。
  3. システム・ブート後、root 権限でコマンド行に lspv コマンドを入力して、新しいディスクの名前を探します。
    システムから、次に示すような項目のどちらかが戻されます。
       hdisk1  none                     none

    または:

       hdisk1  00005264d21adb2e         none
    最初のフィールドは、ディスクのシステム割り当て名を示しています。 2 番目のフィールドには、 存在すれば、物理ボリューム ID (PVID) が表示されます。 新しいディスクが lspv 出力に表示されない場合は、「 Installation and migration」を参照してください。

この時点で、システムでディスクを使用できるようになります。しかし、LVM でディスクを使用するには、PVID が必要です。 新規ディスクに PVID がない場合は、 使用可能なディスクを物理ボリュームにするを参照してください。

方法 2

システムをシャットダウンできないが、新規ディスクについて次の情報が分かっている 場合は、次の方法を使用します。

  • ディスクの接続方法 (サブクラス)
  • ディスクのタイプ (タイプ)
  • ディスクの接続先のシステム・アタッチメント (親名)
  • ディスクの論理アドレス (接続先)

以下の手順を実行します。

  1. システムに添付されている資料に従って、システムに新規ディスクを物理的に接続し、次に、ディスクおよびシステムの電源をオンにします。
  2. ディスクを構成し、それが物理ボリュームとして使用可能であることを確認するには、以下の例のように、示されているフラグを指定して mkdev コマンドを使用します。
    mkdev -c disk -s scsi -t 2200mb -p scsi3 \
    -w 6,0 -a pv=yes
    この例では、6 という SCSI ID をもち、0 という論理装置番号 の 2.2 GB のディスクを scsi3 SCSI バスに追加しています。 -c フラグでデバイスのクラスを定義しています。 -s フラグで サブクラスを定義しています。 -t フラグでデバイスのタイプを 定義しています。 -p フラグで、割り当てたい親デバイス名 を定義しています。 -w フラグでは、SCSI ID および論理装置番号 によってディスクの場所を指定しています。 -a フラグでは、デバイス属性値ペア pv=yes を指定しています。この属性で、ディスクを物理ボリュームにし、固有の物理ボリューム ID を もったブート・レコードをディスク上に書き込みます (まだブート・レコードがない場合)。

この時点で、ディスクは、使用可能デバイスおよび物理ボリュームの両方 として定義されます。 コマンド行に lspv コマンドを入力して、新しいディスク項目をリストすることができます。 新しいディスクが lspv 出力に表示されない場合は、「 Installation and migration」を参照してください。

方法 3

システムをシャットダウンできず、ディスクの場所しか分からない場合は、次の手順に従います。

  1. システムに添付されている資料に従って、システムに新規ディスクを物理的に接続し、次に、ディスクおよびシステムの電源をオンにします。
  2. システムで既に構成済みの物理ディスクを調べるために、コマンド・ライン に lspv コマンドを入力します。 lspv コマンドについて詳しくは、 lspv コマンド のトピックを参照してください。 出力は次のようになります。
    hdisk0       000005265ac63976    rootvg
  3. 構成マネージャーを実行するために、cfgmgr をコマンド・ラインに入力します。 構成マネージャーが、新規ディスクを含め、システムに新しく接続されたデバイスを 検出し、構成します。 cfgmgr コマンドについて詳しくは、「 cfgmgr」を参照してください。
  4. 新規ディスクが構成されたことを確認するために、もう一度 lspv コマンドを入力します。 出力は次のどちらかのようになります。
    hdisk1    none                none

    または

    hdisk1   00005264d21adb2e     none

    最初のフィールドは、ディスクのシステム割り当て名を示しています。 2 番目のフィールドには、 存在すれば、物理ボリューム ID (PVID) が表示されます。 新しいディスクが lspv 出力に表示されない場合は、「 Installation and migration」を参照してください。

この時点で、システムでディスクを使用できるようになります。しかし、LVM でディスクを使用するには、PVID が必要です。 新規ディスクに PVID がない場合は、 使用可能なディスクを物理ボリュームにするを参照してください。