wtmpfix コマンド

目的

日付とタイム・スタンプの不整合を訂正することによって、 接続時間アカウンティング・レコードを操作します。

構文

/usr/sbin/acct/wtmpfix [ File ... ]

説明

wtmpfix コマンドは runacct プロシージャーによって呼び出され、 wtmp フォーマットのレコードを含む標準入力または Fileを調べます。 acctcon1 または acctcon2 コマンドが失敗する可能性のある問題を訂正します。 wtmpfix コマンドは、日付とタイム・スタンプの不整合を訂正し、訂正後のレコードを標準出力に書き出します。 acctcon1 コマンド の実行時に、日付とタイム・スタンプが不整合である場合、acctcon1 コマンドはエラーを生成し、処理を中止します。

また wtmpfix コマンドは、名前フィールドの妥当性を検査し、英数字文字、$ (ドル記号)、またはスペースだけで構成されていることを確認します。 名前が無効である場合には、wtmpfix コマンドはログイン名を INVALID に変更し、標準エラーに診断メッセージを書き出します。 このように、wtmpfix コマンドにより、acctcon2 コマンドが失敗する可能性は少なくなります。

(システム始動時に、または date コマンドにより) 日付が設定されるたびに、一組の日付変更レコードを /var/adm/wtmp ファイルに書き出します。 最初のレコードは古い日付のレコードで、old time 文字列によって示されます。 old time 文字列は直線フィールドに入れられ、OLD_TIME フラグはタイプ・フィールドに入れられます。 2 番目のレコードは、新しい日付のレコードで、文字列 new time によって示されます。 文字列 new time は、直線フィールドに入れられ、 NEW_TIME フラグはタイプ・フィールドに入れられます。 wtmpfix コマンドは、これらのレコードを使用して、 ファイル内のすべての日付とタイム・スタンプを同期化します。

フラグ

ありません。

パラメーター

項目 説明
File wtmp フォーマットのレコードが入っていることを検査したいファイルを指定します。

セキュリティー

アクセス制御: これらのコマンドは adm グループのメンバーにのみ実行 (x) アクセスを認可します。

  1. /var/adm/wtmp で日付とタイム・スタンプの不整合を修正して、dummy.file に修正したレコードを書き出すには、以下のように入力します。
    /usr/sbin/acct/wtmpfix  /var/adm/wtmp > /tmp/dummy.file

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/acct/wtmpfix wtmpfix コマンドが入っています。
/var/adm/wtmp 古い日付と新しい日付からなる日付変更レコードが入っています。
/usr/include/utmp.h 理由、日付、時刻からなるヒストリー・レコードが入っています。