uupoll コマンド

目的

リモート BNU システムのポーリングを強行します。

構文

uupoll [ -gグレード ] [ -n ] SystemName

説明

uupoll コマンドは、基本ネットワーク・ユーティリティー (BNU) に、 SystemName パラメーターで指定したリモート・システムへのポーリングを強制的に実行させます。 通常このコマンドは cron デーモンによって実行されるか、 または今すぐ強制的にジョブを実行したいユーザーによって実行されます。 これ以外の場合には、uudemon.poll コマンドによって /etc/uucp/Poll ファイルおよび /var/spool/cron/crontabs/uucp ファイルに指定した時刻にリモート・システムがポーリングされます。

通常 uucico デーモンがリモート・システムに接続するのは、 Poll ファイルに指定した時刻またはリモート・システムのジョブがキューに入っているときだけです。 uupoll コマンドは、 リモート・システムの null ジョブをキューに入れてから uucico デーモンを呼び出します。 これによって、uucico デーモンはすぐにリモート・システムに接続し、 キューに入っているリモート・システムのジョブをすべて送信しようとします。 -g フラグは優先順位の高いジョブだけを送信するときに使用します。

-n フラグを使用すると、 uucico デーモンを始動しないで null ジョブをキューに入れることができます。 このオプションは以下の場合に使用してください。

  • デバッグのために uucico デーモンを呼び出す前に、ヌル・ジョブをキューに入れます。
  • 通常、 uucico デーモンが呼び出される直前にヌル・ジョブをキューに入れると、デーモンは指定されたシステムをポーリングしなければなりません。

SystemName パラメーターが要求され、 ポーリングするリモート・システムの名前が指定されます。

フラグ

項目 説明
-gグレード uupoll コマンドに対して、この呼び出しでは、 (Grade パラメーターで) 指定されたグレードまたはそれ以上のジョブだけを送信するよう命令します。 グレードの低いジョブは、次にリモート・システムがポーリングされるまでキューに残ります。
-n null ジョブをキューに入れますが、uucico デーモンは呼び出しません。

  1. cron デーモンを指定して uupoll コマンドを実行するには、次のようなエントリーを crontabs ファイルに入れます。
    0  1,7,16  *  *  *  /usr/bin/uupoll hera
    これはシステムをポーリングしますhera0100 時 (1 a.m.)、 0700 時間 (7 a.m.)、 および 1600 時間 (4 p.m) 毎日。
  2. ローカル・システムが特定の時刻に既に uucico デーモンを実行している場合は、 uucico デーモンが通常実行される直前にヌル・ジョブをキューに入れることができます。 例えば、ユーザーのシステムが uucico デーモンを 1 時間ごとに実行しているとき、 以下のようなエントリーをユーザーの crontabs ファイルに入れます。
    0  1,7,16  *  *  *  /usr/bin/uupoll  -n zeus
    0  5,12,21 *  *  *  /usr/bin/uupoll -n hera
    5  *       *  *  *  /usr/sbin/uucp/uucico -r1
    これは、リモート・サイトのヌル・ジョブを 1 時間ごとにキューに入れます。これらのジョブは、 uucico デーモンが 1 時間の 5 分後に実行されると、このデーモンによって処理されます。
  3. uucico デーモンにグレードのすべてのジョブを強制的に転送させるには、以下のようにします。Nシステムの場合はそれ以上zeus:
    uupoll  -gN zeus

ファイル

項目 説明
/usr/bin/uupoll uupoll コマンドが入っています。
/etc/uucp/Poll BNU プログラムがリモート・システムにポーリングしてタスクを開始する時刻を指定します。
/var/spool/cron/crontabs/uucp リモート・システムの自動ポーリングをスケジュールします。
/var/spool/uucp/システム名 リモート・システムに転送されるファイルが入っています。