cc コマンドを使用したアセンブルおよびリンク
cc コマンドを使用して、アセンブリー・ソース・プログラムをアセンブルし、リンクすることができます。
cc コマンドを使用して、アセンブリー・ソース・プログラムをアセンブルし、リンクすることができます。 以下の例では、 cc コマンドでコンパイルまたはアセンブルされたオブジェクト・ファイルをリンクします。
cc pgm.o subs1.o subs2.o
cc コマンドを使用してオブジェクト・ファイルをリンクする場合、オブジェクト・ファイルの接尾部は、前の例のように .o でなければなりません。
cc コマンドを使用してソース・ファイルをアセンブルおよびリンクする場合、アセンブラー・ソース・ファイルの接尾部は .sでなければなりません。 cc コマンドは、この接尾部を持つすべてのファイルに対してアセンブラーを呼び出します。 as コマンドのオプション・フラグは、 cc コマンドを介してアセンブラーに送信できます。 構文は、次のとおりです。
-Wa,Option1,Option2,...
次の例では、 com アセンブリー・モードを使用してソース・プログラムをアセンブルするためにアセンブラーを呼び出し、アセンブラー・リストとオブジェクト・ファイルを作成します。
cc -c -Wa,-mcom,-l file.s
cc コマンドはアセンブラーを呼び出してから、正常に処理を続行します。 したがって:
cc -Wa,-l,-oXfile.o file.s
アセンブラーによって作成されたオブジェクト・ファイルの名前が指定されているため、失敗します。Xfile.oただし、 cc コマンドによって呼び出されるリンケージ・エディター (ld コマンド) は、以下を検索します。file.o.
コマンド行にオプション・フラグが指定されていない場合、 cc コマンドはコンパイラー、アセンブラー、およびリンク・オプションのほか、 xlc.cfg 構成ファイルに定義されている必要なサポート・ライブラリーを使用します。
注: アセンブラーとリンケージ・エディターで定義されているオプション・フラグの中には、同じ文字を使用するものがあります。 したがって、 xlc.cfg 構成ファイルを使用してアセンブラー・オプション (asopt) およびリンク・エディター・オプション (ldopt) を定義する場合は、 asopt および ldopt に重複文字があってはなりません。これは、 cc コマンドが重複文字を区別できないためです。
cc コマンドに渡されるオプション・フラグについて詳しくは、 cc コマンドを参照してください。