posix_trace_open サブルーチン
目的
トレース・ログを開きます。
ライブラリー
Posix トレース・ライブラリ (libposixtrace.a)
構文
説明
posix_trace_openサブルーチンは、必要なリソースを割り当て、file_descパラメーターによって識別されるトレースログと、tridパラメーターによって指されるオブジェクトによって識別されるトレースストリーム識別子との間の接続を確立する。 file_descパラメータは、トレースログに対応する有効なオープンファイルディスクリプターでなければならない。 file_descパラメータは、読み込み可能でなければならない。 現在のトレースイベントのタイムスタンプは、tridパラメーターで特定されるトレースログに記録された最も古いトレースイベントのタイムスタンプに設定される。 現在のトレースイベントのタイムスタンプは、次に 'posix_trace_getnext_event を呼び出す際に読み込まれるトレースイベントのタイムスタンプを指定する。
posix_trace_openサブルーチンは、tridパラメーターが指す変数にトレースストリーム識別子を返す:
- posix_trace_closeサブルーチン
- posix_trace_eventid_equalサブルーチン
- posix_trace_eventid_get_nameサブルーチン
- posix_trace_eventtypelist_getnext_idサブルーチン
- posix_trace_eventtypelist_rewindサブルーチン
- posix_trace_get_attrサブルーチン
- posix_trace_get_statusサブルーチン
- posix_trace_getnext_eventサブルーチン
- posix_trace_rewindサブルーチン
posix_trace_start、'posix_trace_stop、'posix_trace_shutdownサブルーチンのようなトレースコントローラプロセスで使用される操作は、'posix_trace_openサブルーチンが返すトレースストリーム識別子を使用して呼び出すことはできないことに注意すること。
パラメーター
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ファイル名 | トレース・ログのオープン・ファイル記述子を指定します。 |
| ハイド | トレース・ストリーム ID を指定します。 |
戻り値
正常終了すると、このサブルーチンはゼロの値を戻します。 それ以外の場合は、対応するエラー番号を返します。
成功すれば、'posix_trace_openサブルーチンはtridパラメータが指すオブジェクトにトレースストリーム識別子値を格納する。
エラー
posix_trace_openサブルーチンは、以下のようなエラーが返されると失敗する:
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| EBADF | file_descパラメータは、読み取り用にオープンされている有効なファイル記述子ではありません。 |
| EINVAL | file_descが指すオブジェクトは、有効なトレース・ログに対応していません。 |
ファイル
Files Reference のtrace.hファイル。