nimol_config コマンド

目的

サービスを構成し、インストール・リソースをコピーすることにより、 AIX® を使用してマシンをネットワーク・インストールするように Linux® サーバーを構成します。

注: このコマンドは、 Hardware Management Console (HMC) から Virtual I/O Server (VIOS) または Integrated Virtualization Management (IVM) に対してのみ使用されます。

構文

nimol_config [-dDirectoryContainingAIXResources ] [-tTargetDirectoryToCopyResources ] [-LInstallResourcesLabel ] [-sNIMOLServerHostname ] [-mRemoteAccessMethod ] [C【-e【-l【-r【-S【-U【-D

説明

nimol_config コマンドは、 AIXを使用してマシンをネットワーク・インストールするように Linux サーバーを構成します。 このコマンドは、次の構成を実行します。
  1. まず、コマンドは Linux サーバーのホスト名と IP アドレスを取得します。 -s フラグとともにホスト名が指定されていない場合は、コマンドは ローカル・マシンのホスト名およびそのホスト名に関連付けられた IP アドレスを使用します。 ホスト名と IP アドレスが指定されている場合は、この対がまだ /etc/hosts ファイルに 存在していなければ追加されます。
  2. コマンドは次に、ポート・マップ・サービスおよび NFS サーバーを開始します。
  3. -m フラグがともに指定されている場合は、コマンドは リモート・アクセス方式を /etc/nimol.conf ファイルに保管します。 デフォルトのリモート・アクセス・コマンドは /usr/bin/rsh で、 これは nimol_install コマンドに対して -n フラグの 指定なしにインストールされた NIMOL クライアントと通信するために使用されます。
  4. 次に、tftpboot が構成されます。 /tftpboot ディレクトリーが 存在しなければ作成され、 /etc/xinetd.d/tftp ファイルが存在しなければ 作成されます。 次に、コマンドは /etc/xinetd.d/tftp ファイル内の no に等しい disable を設定し、tftp サーバーが着信要求を処理できるように xinetd を再始動します。
  5. nimol_config コマンドは、他のマシンからの 着信メッセージを受信するために、SYSLOG のセットアップも行います。 クライアントは、SYSLOG サーバーをインストールする際に状況を渡し返します。 /etc/sysconfig/syslog ファイルは、SYSLOGD_OPTIONS 変数 または SYSLOGD_PARAMS 変数に -r フラグを組み込むように変更されます。 そしてコマンドは、使用可能な最初のローカル・ログを求めて /etc/syslog.conf を 検索し、/var/log/nimol.log にメッセージを書き込むようにセットします。 クライアントはこのログ・ファイルに状況を書き込みます。このファイルはクライアント・インストール時に モニターすることができます。 SYSLOG 構成ファイルへの変更が行われた後、サービスが再始動されます。
  6. 次に、このコマンドは、 AIX クライアントから bootp 要求を受信するように DHCP サーバーをセットアップします。 NIMOL サーバーのサブネットが決定され、dhcpd.conf ファイルに 追加されます。 オプション allow bootpnot authoritative、 および ddns-update-style none がまだ存在していなければ、追加されます。 これらのオプションの既存の設定値は上書きされることになります。
  7. サービスが構成されると、 -C フラグがコマンドに渡されなかった場合、 nimol_config コマンドは AIX インストール・リソースをローカルにコピーしようとします。 コマンドは、-d フラグで指定された ソース・ディレクトリー (デフォルトでは /mnt/cdrom) から ターゲット・ディレクトリー (デフォルトでは /export/aix) へ、 リソースをコピーします。 ディレクトリーが作成されます (-L フラグに 指定された LABEL 名と一致する名前で、デフォルトは「default」)。 コマンドは次のリソースのソース・ディレクトリーの中を調べます。
    • /SPOT という名前の SPOT (Source Product Object Tree) ディレクトリー、 および ispot.tar.Z という名前の SPOT ディレクトリー
    • /lpp_source という名前の lpp_source ディレクトリー
    • mksysb または mksysb.bff という名前の mksysb
    • booti.chrp.mp.ent という名前のブート・イメージ
    • bosinst.data という名前の bosinst.data ファイル
    • image.data という名前の image.data ファイル
    • cust.script という名前のカスタマイズ・スクリプト
    • resolv.conf という名前の resolv.conf ファイル
    SPOT、ブート・イメージ、および mksysb または lpp_source のいずれかが必要です。
  8. -e フラグが指定されている場合を除き、ターゲット・ディレクトリーが グローバルにエクスポートされます。
  9. リソースを含むターゲット・ディレクトリーとラベルが指定されている場合、これらのリソースが 使用され、リソースがコピーされることはありません。 例えば、 コマンドが -t /export/aix -L aix530 を渡され、 ディレクトリー /export/aix/aix530 がリソースを含む場合、 コマンドはソース・ディレクトリーからリソースをコピーする試みをしません。
  10. NIMOL サーバーが構成された後、nimol_config コマンドは、 新しいリソース・ラベルを定義するときに NIMOL サーバー上でサービスを再構成する試みをしません。
  11. また、コマンドは、-l フラグを持つ定義済みリソース・ラベルをリストします。
  12. リソース・ラベルに -r フラグを指定することにより、 リソース・ラベルを除去することができます。 コマンドは、ディレクトリーがエクスポートされていればアンエクスポートし、リソース・ラベルのディレクトリーを削除します。
  13. -U フラグが渡されると、コマンドは、構成解除サービスなど、行われた構成があれば 元に戻す試みをします。

フラグ

項目 説明
-C サーバーが、インストール・リソースをコピーせずにサービスを構成することのみ必要であることを指定します。
-d ディレクトリー AIX インストール・リソースを含むソース・ディレクトリーを指定します。 デフォルト・ディレクトリーは /mnt/cdrom です。
-D コマンドをデバッグ・モードで実行します。
-e 新しく作成されたリソース・ラベルのディレクトリーを グローバルにエクスポートしないよう、コマンドに指示します。
-l クライアントをインストールするために使用可能な、定義済みリソース・ラベルをリストします。
-L ラベル コピーされたリソース用に作成する、ラベルまたは名前を指定します。
-m メソッド nimol_install コマンドに対して -n フラグの 指定なしにインストールされたクライアントと通信するときに使用する、リモート・アクセス方式を指定します。
-r 指定されたリソース・ラベルを除去するよう、 コマンドに指示します。
-s ホスト名 NIMOL サーバーに使用するホスト名。 デフォルトでは、hostname コマンドを実行することによりホスト名を決定します。
-S SYSLOG サービスを構成しないよう、コマンドに指示します。 クライアントがインストールされるとき、状況はログに記録されません。
-t ディレクトリー AIX インストール・リソースがソース・ディレクトリーからコピーされるターゲット・ディレクトリーを指定します。 デフォルト・ディレクトリーは /export/aix です。
-U NIMOL サーバーを構成解除するよう、コマンドに指示します。 コマンドは、自身が実行した構成があれば元に戻すことを試みます。

終了状況

項目 説明
0 コマンドは正常に完了しました。
0 エラーが戻されました。

セキュリティー

リモート・クライアントからのメッセージを受信するために SYSLOG サービスを構成することは、 セキュリティー上の問題となる場合があります。 既知のクライアントからの SYSLOG メッセージのみを受信するよう、ファイアウォールを構成します。

  1. リソースをコピーせずに NIMOL サーバーを構成するには、次のように入力します。
    nimol_config -C
  2. NIMOL サーバーを構成し、/mnt/aix から /export/aix へ リソースをコピーし、リソース aix530 をラベル付けするには、次のように入力します。
    nimol_config -d /mnt/aix -t /export/aix -L aix530
  3. SYSLOG を構成せず、リソース・ラベル・ディレクトリーをグローバルにエクスポート せずに、NIMOL サーバーを構成しリソースをコピーするには、次のように入力します。
    nimol_config -S -e
  4. 定義済みリソース・ラベルをリストするには、次のように入力します。
    nimol_config -l
  5. aix530 リソース・ラベルを除去するには、次のように入力します。
    nimol_config -L aix530 -r

場所

/usr/sbin/nimol_config

ファイル

項目 説明
/etc/nimol.conf コマンドの構成情報を保管します。