nim_master_setup コマンド

目的

ネットワーク・インストール管理 (NIM) マスター・ファイルセットを初期化し、NIM マスターを構成し、インストールに必要なリソースを作成します。

構文

nim_master_setup [ -a [mk_resource={yes|no}] [file_system=FS 名 ] [volume_group=VG 名 ] [disk=ディスク名 ] [device=装置 ]] [ -B ] [ -F ] [ -L ] [ -v ]

説明

nim_master_setup コマンドは、NIM マスター・ファイルセットを初期化し、NIM 環境を構成します。 初期化されると、 nim_master_setup コマンドは、以下のタスクを実行して NIM 環境を構成します。
  • どのボリューム・グループおよびファイルシステムに NIM リソースが入れられるかを判別します。
  • 必要な場合、ボリューム・グループおよびファイルシステムを作成します。
  • マスターの NIM mksysb を作成します。
    • バックアップ・イメージ。
  • NIM lpp_source リソースを作成します。
    • プロダクト・イメージのソース。
  • NIM SPOT リソースを作成します。
    • 共用プロダクト・オブジェクト・ツリー (SPOT)- /usr ファイルシステムと同等です。
  • NIM bosinst_data リソースを作成します。
    • BOS インストール中に使用される config ファイル。
  • NIM resolv_conf リソースを作成します。
    • ネーム・サーバー構成ファイル。
  • インストール中に使用されるデフォルトのリソース・グループを定義します。 デフォルトのリソース・グループには、コマンド実行中に定義されるすべての NIM リソースが入れられます。
  • サンプルの client.defs 構成ファイルを定義済み NIM ファイルシステムにコピーします。
    • NIM 環境でクライアントを追加するために編集できるサンプル・ファイル。

フラグ

項目 説明
-a 以下の attribute=value ペアを割り当てます。
mk_resource={yes|no}
NIM リソースを作成するかどうかを指定します。 no に設定した場合、コマンド実行時に NIM リソースは作成されません。 デフォルト値は yes です。
ファイル・システム =fs_name
NIM リソースを作成するための絶対パス・ロケーションを指定します。 fs_name が存在しないなら、vg_name から定義されているボリューム・グループの中に論理ボリュームが作成されます。 デフォルトでは、 fs_name /export/nimです。
volume_group=vg _ name
新しい論理ボリュームを作成するために使用されるボリューム・グループ名を指定します。 vg_name が存在しない場合、disk_name から定義される物理ボリューム (ディスク) を使用して、ボリューム・グループが作成されます。 デフォルトでは、 vg_namerootvgです。
ディスク =disk_name
vg_name ボリューム・グループ作成時に、物理ボリュームを指定します。 disk_name が指定されていないなら、次に使用可能な (空の) 物理ボリュームが使用されます。
device = デバイス
NIM マスター・ファイルセットのインストールおよびリソースの作成において使用されるインストール・イメージの絶対パス・ロケーションを指定します。 デフォルトでは、 device/dev/cd0です。
-B バックアップ・イメージの作成機能をオフにします。
-F ファイルシステムの作成を使用不可にします。
-L lpp_source リソースの作成を無効にします。
-v コマンド実行時の詳細デバッグ出力を有効にします。

場所

/usr/sbin/nim_master_setup

終了状況

成功するとゼロ (0) を戻します。

セキュリティー

アクセス制御: nim_master_setup コマンドを実行するには、root 権限が必要です。

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権操作を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権について詳しくは、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. NIM マスター・ファイルセットをインストールし、デバイス /dev/cd1にあるインストール・メディアを使用して NIM 環境を初期化するには、次のように入力します。
    nim_master_setup -a device=/dev/cd1
  2. NIM インストール・リソースを作成することなく NIM 環境を初期化するには、次のように入力します。
    nim_master_setup -a mk_resource=no
  3. NIM 環境を初期化し、マウント・ポイント /cdromの下にあるインストール・メディアを使用して、バックアップ・イメージを作成せずに NIM インストール・リソースを作成するには、次のように入力します。
    nim_master_setup -a device=/cdrom -B
  4. デバイス /dev/cd0にあるインストール・メディアを使用して既存の NIM 環境に NIM リソースを定義し、ボリューム・グループ nimvgの下に /export/resources/NIM という名前の新規ファイルシステムを作成するには、次のように入力します。
    nim_master_setup -a volume_group=nimvg  \
                 -a file_system=/export/resources/NIM
注: ファイル・システム /export/resources/NIM が現在存在しない場合は、ボリューム・グループ nimvgの下に作成されます。 nimvg ボリューム・グループが存在しない場合、ディスク属性が指定されていないため、次の空の物理ボリューム (ディスク) を使用して作成されます。

ファイル

項目 説明
/etc/niminfo NIM により使用される変数が入っています。
/var/adm/ras/nim.setup コマンド実行結果のログ情報が入れられます。