host コマンド
目的
ホスト名をインターネット・プロトコル (IP) アドレスに解決するか、IP アドレスをホスト名に解決します。
構文
host[-n [-a ][-c Class][-d ][-r ][-t Type][-v ][-w ]。ホスト名|アドレス[サーバー]
hostnew[-a ][-c Class ][-d ][-r ][-t Type ][-v ][-w ]ホスト名|アドレス[サーバー]
説明
/usr/bin/host コマンドは、HostName パラメーターを指定すると、ホスト・マシンの IP アドレスを戻し、Address パラメーターを指定するとホスト名を戻します。 ネーム・レゾリューション・サービスの構成に応じて、 host コマンドは、HostName パラメーターに関連付けられているすべての別名も表示する場合があります。 名前解決サービスの例としては、「local、「nis、「bindある。
ローカルホストがドメインネームプロトコルを使用している場合、ローカルの/etc/hostsファイルを検索する前に、ローカルまたはリモートのネームサーバーデータベースが照会される。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a | -v -t * を使用するのと同じ機能です。 |
| -c class | インターネット以外のデータを検索するときに調べるクラスを指定します。 有効なクラスは、次のとおりです。
|
| -d | デバッグ・モードをオンにします。 |
| -n | /usr/bin/hostnew コマンドを出すのと同じです。 hostnewコマンドは'bind解決サービスを実行する。 |
| -r | 再帰的処理を使用不可にします。 |
| -t type | 照会するレコードのタイプを指定します。 有効なタイプは、次のとおりです。
|
| -v | 詳細モード。 |
| -w | DNS サーバーからの応答を永続的に待ちます。 |
パラメーター
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| アドレス | ホスト名の解決に使うホスト・マシンの IP アドレスを指定します。 Address パラメーターは、小数点フォーマットによる有効な IP アドレスでなければなりません。 |
| HostName | IP アドレスの解決に使用するホスト・マシン名を指定します。 HostName パラメーターには、固有のホスト名または予約済みホスト名 (nameserver、printserver、timeserver など、それらの名前が存在する場合) のいずれかが使用できます。 |
| サーバー | 照会するネームサーバーを指定します。 |
例
mephistoという名前のホスト・マシンのアドレスを表示するには、次のコマンドを入力します。
出力は、次の情報のようになります。host mephistomephisto is 192.100.13.5, Aliases: engr, sarah- アドレスが
192.100.13.1のホストを表示するには、次のコマンドを入力します。
出力は、次の情報のようになります。host 192.100.13.1mercutio is 192.100.13.1 - ドメイン名が
test.ibm.comの MX レコードを表示するには、次のように入力します。
またはhost -n -t mx test.ibm.com
出力は、次の情報のようになります。hostnew -t mx test.ibm.comtest.ibm.com mail is handled (pri=10) by test1.tt.ibm.com test.ibm.com mail is handled (pri=10) by test2.aix.ibm.com
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /etc/hosts | ローカル・ネットワーク上のホストのインターネット・プロトコル (IP) 名とアドレスが入っています。 |