TCP/IP の rc.tcpip ファイル

目的

システムを再始動するたびにデーモンを初期化します。

説明

/etc/rc.tcpip ファイルは、実行時に SRC コマンドを使用して、選択したデーモンを初期化するシェル・スクリプトです。 rc.tcpip シェル・スクリプトは、システム再始動のたびに自動的に実行されます。 また、コマンド行からいつでも実行することができます。

rc.tcpip ファイルによって初期化できるデーモンのほとんどは、TCP/IP に固有のものです。 これらのデーモンは以下のとおりです。

また、基本オペレーティング・システムに固有のデーモン、または rc.tcpip ファイルを介して開始できる他のアプリケーションに固有のデーモンもあります。 これらのデーモンは以下のとおりです。

システム・ログ ID デーモンはデフォルトで開始されます。

  1. 以下のスタンザは、 システム・ログ ID デーモンを開始します。
    #Start up syslog daemon (for err
    or and event logging)
    start /usr/sbin/syslogd "$src_running"
  2. 以下のスタンザは、 LPD デーモンを開始します。
    #Start up print daemon
    start /usr/sbin/lpd "$src_running"
  3. 以下のスタンザは 経路指定 デーモンを開始しますが、 ゲート デーモンは開始しません。
    #Start up routing daemon (only s
    tart ONE)
    start /usr/sbin/routed "$src_running" -g
    #start /usr/sbin/gated "$src_running"