NULL 特殊ファイル

目的

通常はビット・バケットへの書き込みのために、ヌル・デバイスへのアクセスを提供します。

/dev/null スペシャル・ファイルは、ヌル・デバイス・ドライバーへの文字アクセスを提供します。このデバイス・ドライバーは通常、データをビット・バケットに書き込むためにアクセスされます (データが破棄される場合)。

ヌル装置ファイルでサブルーチンを使用する場合は、以下の項目を考慮してください。

項目	説明
サブルーチンのオープンとクローズ	ヌル・デバイスは、 /dev/null 特殊ファイル名を指定した open サブルーチンを使用してオープンすることができます。ヌル・デバイスへのアクセスが不要になった場合は、閉じるサブルーチンを使用する必要があります。
読み取りおよび書き込みサブルーチン	このファイルに書き込まれたデータは廃棄されます。このファイルから読み取ると、常に 0 バイトが返されます。
ioctl サブルーチン	ヌルスペシャル・ファイルで使用できる Ioctl 操作はありません。発行された ioctl 操作は、 ENODEV (E) エラー・タイプで戻ります。