エラー・ログ・スペシャル・ファイル

目的

エラー・ロギングをサポートします。

説明

エラー および errorctl スペシャル・ファイルは、エラー・イベントのロギングをサポートします。 エラー スペシャル・ファイルのマイナー・デバイス 0 (ゼロ) は、エラー・イベントをログに記録するプロセスと エルデモン (エラー・デーモン) との間のインターフェースです。 エラー・レコードは、 エラー・ログ ライブラリー・ルーチンおよび errsave および errlast カーネル・サービスによって エラー 特殊ファイルに書き込まれます。 エラー スペシャル・ファイルは、各エラー・レコード項目のタイム・スタンプを付けます。

エラー・デーモンは、読み取り用に エラー ファイルを開きます。 各読み取りは、エラー・レコード全体を検索します。 エラー・レコードのフォーマットは、 erec.h ヘッダー・ファイルに記述されています。

エラーがログに記録されるたびに、エラー ID、リソース名、およびタイム・スタンプが不揮発性ランダム・アクセス・メモリー (NVRAM) に記録されます。 したがって、システム・クラッシュが発生しても、最後にログに記録されたエラーは失われません。 エラー ファイルが再始動されると、NVRAM から最後のエラー項目が取得されます。

エラー ファイルには、標準のデバイス・ドライバー・インターフェース (オープン、クローズ、読み取り、および書き込み) が用意されています。 エラー ファイルには Ioctl 関数はありません。

エラー スペシャル・ファイルの Ioctl 関数インターフェースは、 errorctl スペシャル・ファイルによって提供されます。 このインターフェースは、エラー・ロギング・システムの停止、エラー・ロギング・システムの同期化、およびエラー・スペシャル・ファイルの状況の照会をサポートします。