ボリューム・グループ・エラーの修復

ボリューム・グループ・エラーの修復には、以下の方法を使用します。

importvg コマンドが正しく機能しない場合は、デバイス構成データベースをリフレッシュしてみてください。

Varyon 障害の上書き

重要: オンへの構成変更の障害のオーバーライドは、異常な操作です。続行する前に、ハードウェア、ケーブル、アダプター、および給電部など、その他の考えられるすべての問題の原因を確認してください。 varyon 処理の際のクォーラム (定足数) 障害の上書きは、緊急の場合の最後の手段 (例えば、障害のあるディスクからデータを取り出す) です。 クォーラム (定足数) 障害を上書きすると、VGDA および VGSA の選択したコピーに含まれる管理データ のデータの保全性を保証できなくなります。

クォーラム (定足数) の不在を上書きすることにより、ボリューム・グループを強制的に varyon すると、この varyon 処理中に存在していないすべての物理ボリュームの PV STATE が、removed に変更されます。 これは、VGDA および VGSA のすべてのコピーが物理ボリュームから 除去されることを意味します。 この処理の後では、クォーラム (定足数) の確認でこれらの物理ボリュームは対象外になります。また、ボリューム・グループに戻すまでは、これらの物理ボリュームをボリューム・グループ内で 活動化できなくなります。 varyonvg -f フラグ (クォーラム・ロスをオーバーライドするために使用される) は、ボリューム・グループがクォーラムを失っていない場合、 無視されます。

次の条件のどちらかまたは両方に該当する場合は、ボリューム・グループの使用可能ディスク上 のデータにアクセスできるようにするため、varyon 障害を上書きすることをお勧めします。

  • 使用不可物理ボリュームの損傷が永続的なものと思われる。
  • ボリューム・グループを最後にオンに変更したときに、現在アクセス可能な 物理ボリュームの少なくとも 1 つ (VGDA および VGSA の障害のないコピーも入っている 必要がある) がオンラインの状態だったことを確認できる。 存在しない物理ボリュームを診断し、修復できるようになるまで、構成解除し、電源オフしてください。
1 つのディスクが存在しないか、またはディスクに障害が発生し、修復が必要となる 可能性がある場合には、クォーラム (定足数) がなくならないようにするために、以下の手順を実行します。
  1. ボリューム・グループからそのボリュームを一時的に除去するために、次のように入力します。
    chpv -vr PVname
    このコマンドが完了すると、物理ボリューム PVname は、クォーラム (定足数) 検査の要素にはならなくなります。 ただし、2 つのディスクのボリューム・グループ の場合、2 つの VGDA/VGSA が入ったディスクに chpv コマンドを 実行すると、このコマンドは失敗します。 このコマンドを使用して、クォーラム (定足数) が失われるようにすることはできません。
  2. 修復のためにディスクを取り外す必要がある場合は、システムを電源オフし、ディスクを取り外します。 (手順については、 ディスク・ドライブの問題のトラブルシューティングを参照してください。) ディスクを修復し、システムにディスクを戻した後、次のステップから継続します。
  3. クォーラム (定足数) 検査のために、ボリューム・グループにとって、もう一度ディスクが使用可能になるためには、次のように入力します。
    chpv -v a PVname
    注: chpv コマンドは、クォーラム (定足数) 検査の変更にのみ使用されます。 ディスク上のデータはディスクに残ったままになるので、ディスクをシステムに戻さない場合は、そのデータを他のディスクに移動またはコピーする 必要があります。

VGDA の警告

既存ボリューム・グループに新規ディスクを追加するとき、または新規ボリューム・グループを作成するときに、問題が発生する場合があります。 LVM によって次のようなメッセージが出されます。
0516-1163 extendvg: VGname already has maximum physical volumes.  With the maximum
number of physical partitions per physical volume being LIMIT, the maximum
number of physical volumes for volume group VGname is MaxDisks.
ここで、
VGname
ボリューム・グループの名前です。
制限
1016 または 1016 の倍数です。
MaxDisks
ボリューム・グループ内のディスクの最大数です。 例えば、ディスクあたりに 1016 個の 物理区画 (PP) がある場合は、MaxDisk は 32 です。2032 個が ある場合は、MaxDisk は 16 です。

image.data ファイルを変更し、「alternate disk installation (代替ディスクのインストール)」を使用するか、mksysb コマンドを使用してシステムを復元し、ボリューム・グループを 大きなボリューム・グループとして再作成することができます。 詳しくは、「 インストールおよびマイグレーション」を参照してください。

旧バージョンの AIX® では、制限が 32 ディスクより小さい場合、最大 VGDA に関するこの説明の例外は rootvgでした。 mkvg -d コマンドを使用すると、インストール・メニューで選択した ディスク数が参照数として使用されました。このため、rootvg を作成したときに、より多くの空きディスク・スペースを確保することができました。 この -d の数は 1 個のディスクの場合 には 7 であり、追加ディスクを選択するたびに 1 つずつ増えます。 例えば、2 つのディスクが選択されている場合、その数は 8 となり、3 つのディスクが選択されている場合、その数は 9というようになります。