デバッガー・プロンプト
KDB カーネル・デバッガーおよび kdb コマンドのすべての処理は、デバッガー・プロンプトで実行されます。
ユニプロセッサー・システムでは、KDB カーネル・デバッガーのプロンプトは KDB(0)> であり、 kdb コマンド・プロンプトは (0)>です。 マルチプロセッサー・システムをデバッグする場合、括弧で囲まれた番号は、デバッグ中のプロセッサーを示します。 レジスターを表示または変更するサブコマンドなど、多くのサブコマンドは、現行プロセッサーにのみ適用されます。
次の例に示すように、 cpu サブコマンドを使用して、現行プロセッサーを変更することができます。
(0)> dr r1
r1 : 2FF3B338 2FF3B338
(0)> cpu 1
(1)> dr r1
r1 : 2FF3AA20 2FF3AA20
(1)>多くのサブコマンドは、大量の出力を生成する可能性があります。 出力が画面からスクロールしないようにするために、デバッガーは、データの各フルスクリーンの後にさらに (^C
to quit) ? プロンプトを表示するページャーを実装します。 プロンプトが表示されたら、以下のいずれかを実行できます。
- 出力の次の行を表示するには、スペース・バーを押します。
- Enter キーを押して、出力の次のページを表示します。
- 現在のサブコマンドを中止してメイン・デバッガー・プロンプトに戻るには、Ctrl + C を押します。
ページャーは、 screen_size および scroll オプションを使用して set サブコマンドによって制御されます。 詳しくは、 set サブコマンドを参照してください。