xclock コマンド
目的
現在の時刻を継続的に表示します。
構文
xclock [ -Xtoolkitoption ... ] [ -analog | -digital ] [ -chime ] [ -hd Color ] [ -help ] [ -hl Color ] [ -padding Number ] [ -update Seconds ]
説明
xclock コマンドは、システム・クロックから時刻を取り出して、この時刻をデジタル時計またはアナログ時計のフォーマットで表示し更新します。 クロックをアナログ・フォーマットまたはデジタル・フォーマットで表示するには、-analog または -digital フラグを選択します。また、フラグを選択して、チャイムと更新頻度、カラー、およびボーダー幅など、クロックの表示状態を指定することもできます。
このコマンドは、Athena クロック・ウィジェットを使用します。 Athena では、コアとなるリソース名とクラスが認識されます。これらのリソースを指定するには、xclock コマンドを構成するウィジェットの階層を認識しておく必要があります。下記の例で、字下げされた項目は階層構造を示します。ウィジェットのクラス名が最初に表示され、その後にウィジェット・インスタンス名が表示されています。
XClock xclock
Clock clock下記の例は、このクライアントに対するリソースを指定するための、可能な方法を示しています。
xclock.clock.background
XClock*background
xclock*background注: xclock.background としてリソースを指定することは、以前のバージョンでは機能していましたが、このバージョンでは機能しません。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -Xtoolkitoption | xclock コマンドには、リストされている特定のフラグの他に、標準の X Toolkit コマンド・ライン・オプション・フラグをすべて使用できます。 「custom コマンド」で、標準の X Toolkit コマンド・ライン・オプション・フラグを表示できます。 |
| -analog | デフォルト・モードであるアナログ表示モードを設定します。各分ごとの目盛りと時間ごとのストローク・マークが付いている従来の型の 12 時間クロックの文字盤を表示します。 |
| -chime | 30 分に一度、つまり 1 時間に 2 度、チャイムを鳴らすように設定します。 |
| -digital | 24 時間のデジタル表示モードを設定します。デジタル・フォーマットで日付と時刻を表示します。 |
| -hd Color | カラー・ディスプレイ上でアナログ・モードによる針の色を指定します。デフォルトは黒です。 |
| -help | 使用可能なオプションの簡単な要約を出力します。 |
| -hl Color | (HL の小文字) アナログ時計の針の先端の強調表示の色を指定します。デフォルトは黒です。 |
| -padding Number | ウィンドウのボーダーとクロック・テキスト、あるいはピクチャーの間の埋め込みの幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは 8 です。 |
| -update Seconds | xclock コマンドが表示を更新する頻度を秒単位で指定します。xclock ウィンドウが覆われた後で露出すると、xclock コマンドは即座に再表示を行います。 30 秒未満の更新頻度を指定すれば、アナログ・モードで秒針が使用可能になります。デフォルトの更新頻度は 60 秒です。 |
.Xdefaults キーワード
xclock コマンドのデフォルトを設定するには、下記のキーワードを使用します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| analog (Boolean クラス) | デジタル時計の代わりにアナログ時計を指定します。デフォルトは True です。 |
| chime (Boolean クラス) | ベルを正時と 30 分に鳴らすかどうかを指定します。 |
| fontSet (FontSet クラス) | デジタル時計のフォント・セットを指定します。可変幅のフォントは、常に正しく表示されるとは限りません。 |
| foreground (Foreground クラス) | カラー・ディスプレイ上の目盛りマークの色を指定します。reverseVideo を指定するとデフォルトは白になり、それ以外の場合のデフォルトは黒になります。 |
| hands (Foreground クラス) | カラー・ディスプレイ上のアナログ時計の針の内側の色を指定します。reverseVideo を指定するとデフォルトは白になり、それ以外の場合のデフォルトは黒になります。 |
| highlight (Foreground クラス) | 時計の針の強調表示に使用する色を指定します。reverseVideo を指定するとデフォルトは白になり、それ以外の場合のデフォルトは黒になります。 |
| height (Height クラス) | 時計の高さを指定します。アナログ時計のデフォルトは 164 ピクセルです。デジタル時計のデフォルトは、選択したフォントで時計を表示するときに必要なピクセル数です。 |
| padding (Margin クラス) | 使用される内部埋め込みの数量をピクセル単位で指定します。デフォルトは 8 です。 |
| update (Interval クラス) | xclock コマンドの表示の更新頻度を秒単位で指定します。 |
| width (Width クラス) | 時計の幅を指定します。アナログ時計のデフォルトは 164 ピクセルです。デジタル時計のデフォルトは、選択したフォントで時計を表示するときに必要なピクセル数です。 |
環境変数
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| DISPLAY | デフォルトのホスト番号およびディスプレイ番号を取り出します。 |
| XENVIRONMENT | RESOURCE_MANAGER 属性に保管されているグローバル・リソースを上書きするリソース・ファイルの名前を取り出します。 |
例
- デジタル時計表示を指定するには、下記のように入力します。
xclock -digital - アナログ時計に赤い針を指定するには、下記のように入力します。
xclock -hd red
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /usr/lib/X11/app-defaults/XClock | 必要なリソースを指定します。 |