ファイルのタイプ

システムによって認識されるファイルのタイプは、通常ディレクトリー、またはスペシャル のいずれかです。 しかし、オペレーティング・システムは、これらの基本のタイプのいろいろなバリエーションを使用します。

基本的なファイルのタイプには以下のものがあります。

項目 説明
正規 データ (テキスト、バイナリー、実行可能データ) を保管します
ディレクトリー ほかのファイルにアクセスするために使用される情報が入っています
特殊 FIFO (先入れ先出し) パイプ・ファイルまたは物理デバイスを定義します

システムで認識されるファイル・タイプはすべて、これらのいずれかのカテゴリーに該当します。 しかし、オペレーティング・システムは、これらの基本のタイプのいろいろなバリエーションを使用します。

正規ファイル

正規ファイルは、最も一般的なファイルで、データを入れるために使用します。 正規ファイルのフォームは、テキスト・ファイルまたはバイナリー・ファイルです。

テキスト・ファイル

テキスト・ファイルとは、ASCII フォーマット・テキストで保管され、ユーザーが読むことのできる情報が入っている正規ファイルです。 これらのファイルは、表示したり、印刷できます。 テキスト・ファイルの行には NUL(ヌル) 文字を入れることはできません。また、どの行の長さも改行文字を含めて {LINE_MAX} バイトを超えることはできません。

テキスト・ファイル という用語は、制御文字やその他の印刷不能の文字 (NUL 以外) を含めることができないことを意味するものではありません。 したがって、テキスト・ファイルを入出力としてリストする標準ユーティリティーは、特殊文字を処理できるか、そうでない場合は、ユーティリティーは、その個々のセクションにユーティリティーの制限事項を明示的に記述しています。

バイナリー・ファイル

バイナリー・ファイルとは、コンピューターが読むことのできる情報が入っている、正規ファイルです。 バイナリー・ファイルは、実行可能ファイルである場合があり、その場合は、システムにジョブの実行を命令します。 コマンドとプログラムは、実行可能なバイナリー・ファイルに保管されます。 特殊なコンパイル・プログラムを使用すると、ASCII テキストがバイナリー・コードに変換されます。

テキスト・ファイルとバイナリー・ファイルの違いは、テキスト・ファイルの各行が、長さ {LINE_MAX} バイト以内で、NUL 文字は含まれず、改行文字で終了する点だけです。

ディレクトリー・ファイル

ディレクトリー・ファイルには、システムがすべてのタイプのファイルにアクセスするために必要な情報が入っており、実際のファイル・データは入っていません。 結果として、ディレクトリーは、正規ファイルよりも少ないスペースで済み、また、ファイルシステム構造に柔軟性と奥行きを与えています。 各ディレクトリー項目は、ファイル、サブディレクトリーのいずれかを表しています。 各項目には、ファイルの名前とファイルの索引ノード参照番号 (i ノード番号) が含まれています。 i ノード番号では、ファイルに割り当てられた固有の索引ノードを指します。 i ノード番号は、ファイルに関連するデータの位置を記述します。 ディレクトリーは、別のコマンドのセットによって作成され、制御されます。

スペシャル・ファイル

スペシャル・ファイルは、システムのデバイスを定義するファイルまたは一時ファイルで、システムのデバイスによって定義されます。 スペシャル・ファイルの基本タイプは、FIFO (先入れ先出し)、ブロック、およびキャラクターです。 FIFO ファイルは、パイプ と呼ばれることもあります。 パイプは、1 つのプロセスによって作成され、別のプロセスとの通信を一時的に可能にします。 このようなファイルは、最初のプロセスが終了した時点で存在しなくなります。 ブロック・ファイルと文字ファイルは、デバイスを定義します。

各ファイルには、ファイルの読み取り、変更、または実行が可能なユーザーを判別するための許可のセット (アクセス・モード と呼ばれます) があります。