自動ログオフの使用可能化

自動ログオフを使用可能にして、侵入者がシステムのセキュリティーを脅かすことを防ぎます。

別のセキュリティー上の問題は、 ユーザーが自分のアカウントを長時間不在のままにしておくことが原因で生じます。 こうした状況では、侵入者はユーザーの端末装置の制御をとり、 システムのセキュリティーを危険にさらす可能性があります。

このような潜在的なセキュリティー上の危険を防ぐために、 システム上で自動ログオフを使用可能にすることができます。 それには、環境変数 TMOUT および TIMEOUT を非アクティブ時間の秒数に設定します。 この非アクティブ時間が経過すると、次の例のように自動的にログオフされます。
TMOUT=600; TIMEOUT=600; export TMOUT TIMEOUT
上記の例では 600 という数は秒数を表し、10 分間に相当します。 この方式はシェル・アプリケーションからのみ機能します。 変数は、次のように読み取り専用にすることで誤って上書きされないように保護できます。
readonly TMOUT TIMEOUT
環境変数 TMOUT および TIMEOUT は、ユーザーの .profile ファイル内か、または /etc/security/.profile ファイル内で設定します。 これにより、ユーザーの作成時にユーザーの .profile ファイルにそのファイルを追加できます。