format コマンド

目的

ディスケットまたは読み取り/書き込み光メディア・ディスクをフォーマットします。

構文

format [ -d Device ] [ -f ] [ -l ]

説明

重要: ディスケット、 または読み取り/書き込み光ディスクをフォーマットすると、 格納されている既存のデータがすべて破棄されます。

format コマンドは、Device パラメーターで指定されたディスケット・ドライブ内のディスケットをフォーマットします。format コマンドは次の中からデバイス・タイプを 1 つ決定します。

  • 9 セクターずつのトラックが 40 x 2 個ある、 5.25 インチの低密度ディスケット (360KB)
  • 15 セクターずつのトラックが 80 x 2 個ある、 5.25 インチの大容量ディスケット (1.2MB)
  • 9 セクターずつのトラックが 80 x 2 個ある 3.5 インチの低密度ディスケット (720KB)
  • 18 セクターずつのトラックが 80 x 2 個ある 3.5 インチの大容量ディスケット (1.44MB)
  • 36 セクターずつのトラックが 80 x 2 個ある 3.5 インチの大容量ディスケット (2.88MB)

セクターのサイズはどのディスケット・タイプの場合も 512 バイトです。

format コマンドは、Device パラメーターで異なる密度を指定しない限り、ディスケット・ドライブがサポートする最大容量にディスケットをフォーマットします。

format コマンドで読み取り/書き込み光ディスクをフォーマットするには、ドライブで欠陥リスト・ヘッダーのフォーマット・オプション有効 (FOV) ビットを 0 に設定できることが条件になります。読み取り/書き込み光ディスクをフォーマットする場合は、-d フラグの後に読み取り/書き込み光ディスク・ドライブの名前 (/dev/romd0 など) を指定します。 詳細については、「Technical Reference: Kernel and Subsystems, Volume 2」の『scdisk SCSI Device Driver』のセクションの、 ioctl サブルーチンの DKFORMAT 操作の説明を参照してください。

format コマンドは、ディスケットまたは読み取り/書き込み光ディスクをフォーマットする前に、確認を求めるプロンプトを表示します。 これで操作を確実に終了させることができます。

フラグ

項目 説明
-d Device ディスケット・フォーマットに使用するデバイスを指定します。デバイス名の末尾に文字 h が付いていると、ドライブはディスケットを高密度用にフォーマットします。 デバイス名の末尾に文字 l が付いていると、ドライブはディスケットを低密度用にフォーマットします。 有効なデバイス・タイプについては、fd スペシャル・ファイルのセクションを参照してください。このフラグは format コマンドと一緒に使用しなければなりません。
注意: ディスケット・ドライブがサポートする容量がディスケットの最大容量を上回っている場合は、format コマンドの Device パラメーター (-d Device フラグ) でディスケットの容量を明示的に指定する必要があります。 例えば、1MB のディスケットを 4MB のディスケット・ドライブでフォーマットするには、次のようにディスケット容量を -d フラグ内で指定します。
-d /dev/fd0.9 for a 1MB diskette

容量を指定しないと、読み取りエラーや書き込みエラーを引き起こす場合があります。

-f 不良トラックの検査をしないでディスケットをフォーマットします。この方法をとると、短時間でフォーマットできます。 このフラグはディスケットにのみ適用されます。読み取り/書き込み光ディスクには適用されません。 このフラグは format コマンドと一緒に使用しなければなりません。
-l (小文字の L) 5.25 インチ、1.2MB のディスケット・ドライブでは、360KB のディスケットをフォーマットします。3.5 インチ 1.4MB のディスケット・ドライブでは、720KB のディスケットをフォーマットします。 3.5 インチ 1.4MB のディスケット・ドライブでは、 720KB のディスケットをフォーマットします。 このフラグはディスケットにのみ適用されます。読み取り/書き込み光ディスクには適用されません。 このフラグは format コマンドと一緒に使用しなければなりません。
重要: 360KB のディスケット・ドライブでは、1.2MB のドライブでフォーマットした 360KB のディスケットを読み取ることはできません。

パラメーター

項目 説明
Device フォーマットしたいディスケットが入っているデバイスを指定します。 デフォルトは、デバイス /dev/rfd0 (ドライブ 0) です。

  1. ディスケットを /dev/rfd0 デバイスでフォーマットするには、 次のように入力します。
    
    format   -d   /dev/rfd0
  2. 不良トラックを検査せずにディスケットをフォーマットするには、 次のように入力します。
    format   -f
  3. /dev/rfd1 デバイスにある 5.25 インチ、 1.2MB のディスケット・ドライブで 360KB のディスケットをフォーマットするには、 次のように入力します。
    format   -l   -d   /dev/rfd1
  4. 3.5 インチ、低密度 (720KB) のディスケットをフォーマットするには、 次のように入力します。
    
    format -d /dev/fd0.9
  5. 3.5 インチ、大容量 (1.44MB) のディスケットをフォーマットするには、 次のように入力します。
    
    format -d /dev/fd0.18
  6. /dev/romd0 デバイス内の、 読み取り/書き込み光ディスクをフォーマットするには、次のように入力します。
    
    format -d /dev/romd0

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/format format コマンドが入っています。
/dev/rfd* デバイス・パラメーターを指定します。
/dev/fd* デバイス・パラメーターを指定します。
/dev/romd* デバイス・パラメーターを指定します。
/dev/omd* デバイス・パラメーターを指定します。