cron コマンドを使用するファイルシステムのバックアップ

この手順は、実行のために cron コマンドに渡すことができる、crontab スクリプトの書き方を説明しています。

このスクリプトは、月曜から土曜までの夜間に 2 つのユーザー・ファイルシステム、/home/plan/home/run のバックアップをとります。 どちらのファイルシステムも 1 テープ上にバックアップされ、毎朝、新しいテープが次の夜間用に挿入されます。 月曜の夜間バックアップは全アーカイブ (レベル 0) です。 火曜から土曜までのバックアップは増分バックアップです。

  1. crontab スクリプトを作るときに最初に行うことは、crontab-e コマンドを実行することです。 これにより、空のファイルがオープンされるので、毎夜の実行のために cron スクリプトに渡される項目をそこに作ることができます (デフォルトのエディターは vi です)。 次のように入力してください。
    crontab -e 
  2. 次の例は 6 つの crontab フィールドを示しています。 フィールド 1 は分を表し、フィールド 2 は 24 時間クロックの時を表し、フィールド 3 は日を表し、フィールド 4 は月を表しています。 フィールド 3 と 4 に入っている * (アスタリスク) は、スクリプトが「day/wk」フィールドに指定された日に、毎月実行されることを示します。 フィールド 5 は曜日を表し、1-6 のように、曜日の範囲で指定することもできます。 フィールド 6 は実行されるシェル・コマンドを表します。
    min hr day/mo mo/yr day/wk       shell command
    
    0   2    *     *       1         backup -0 -uf /dev/rmt0.1 /home/plan

    図示のコマンド・ラインは、サイトにいる担当者がいつでもプロンプトに応答できることを想定しています。 backup コマンドの -0 (ゼロ) フラグは、レベル・ゼロ、つまり、全バックアップを表します。 -u フラグは、/etc/dumpdates ファイル内のバックアップ・レコードを更新し、f フラグは、デバイス名を指定し、上記の例ではロー磁気テープ装置 0.1 を指定しています。

  3. 特定の日にバックアップされる各ファイルシステムごとに、ステップ 2 と同じ行を入力します。 次の例は、2 つのファイルシステムで 6 日のバックアップを実行する全スクリプトを示しています。
    0 2 * * 1 backup -0 -uf/dev/rmt0.1 /home/plan
    0 3 * * 1 backup -0 -uf/dev/rmt0.1 /home/run
    0 2 * * 2 backup -1 -uf/dev/rmt0.1 /home/plan
    0 3 * * 2 backup -1 -uf/dev/rmt0.1 /home/run
    0 2 * * 3 backup -2 -uf/dev/rmt0.1 /home/plan
    0 3 * * 3 backup -2 -uf/dev/rmt0.1 /home/run
    0 2 * * 4 backup -3 -uf/dev/rmt0.1 /home/plan
    0 3 * * 4 backup -3 -uf/dev/rmt0.1 /home/run
    0 2 * * 5 backup -4 -uf/dev/rmt0.1 /home/plan
    0 3 * * 5 backup -4 -uf/dev/rmt0.1 /home/run
    0 2 * * 6 backup -5 -uf/dev/rmt0.1 /home/plan
    0 3 * * 6 backup -5 -uf/dev/rmt0.1 /home/run
  4. 作成したファイルを保管し、エディターを終了します。 オペレーティング・システムは crontab ファイルを cron スクリプトに渡します。