データ削減プールの作成
システム上でデータ削減テクノロジーを使用するには、データ削減プールを作成し、データ削減プールを使用してボリュームを作成し、SCSI マップ解除コマンドをサポートするホストにこれらのボリュームをマップする必要があります。
データ削減は、データの保管に必要となる使用可能な容量を減らすために使用できる一連の技法です。 データ削減の例には、データ重複排除がある。 データ削減により、ストレージ効率とパフォーマンスを向上させ、ストレージ・コスト (特にフラッシュ・ストレージ) を削減することができます。 データ削減により、ホスト・システムで以前に使用されていたが不要になった容量をレクラメーション処理することで、外部ストレージ・システムおよび内蔵ドライブに保管されるデータ量が減ります。 システムでデータ削減によって実現できる潜在的な容量節約量を見積もるには、Data Reduction Estimation Tool (DRET) を使用します。 このツールは、新規システムにマイグレーションされる既存のユーザー・ワークロードを分析します。 このツールは、接続されているすべてのストレージ・アレイ上のターゲット・ワークロードをスキャンし、それらの結果を統合して、システム全体の潜在的なデータ削減節約量の見積もりを生成します。
DRETの詳細については、https://www.ibm.com/support/pages/node/6217841 を参照のこと。 Comprestimator の詳細については、https://www.ibm.com/support/pages/node/6209688 を参照してください。
システムは、異なる容量節約方式を同時に使用できるデータ削減プールをサポートし、プール全体の容量節約を増やします。 データ削減プールも重複排除をサポートします。 重複排除がボリュームに対して指定されている場合、重複するデータ・バージョンは除去され、ストレージに書き込まれないため、 使用可能な容量をさらに節約できます。 一部のモデルまたはソフトウェア・バージョンでは、この機能を使用するために特定のハードウェアまたはソフトウェアが必要です。
ホスト SCSI マップ解除コマンドのサポートは、デフォルトで有効になっています。
管理 GUI の使用
- 以下のステップを実行して、データ削減プールを作成します。
- 管理 GUIで、 を選択します。
- 「プール」ページで、「作成」をクリックします。
- 「プールの作成」ページで、プールの名前を入力し、「データ削減」を選択します。
- 「作成」をクリックします。
- 以下の手順を実行して、データ削減プールにストレージを追加します。
- 管理 GUIで、 を選択します。
- 作成したデータ削減プールを右クリックして、「ストレージの追加」を選択します。
- 使用可能なストレージから選択し、プールに対して容量を予約します。 「割り当て」をクリックします。注: データ削減子プールを作成する場合は、使用可能なストレージの中から選択することはできません。 データ削減子プールは、制限なしに親プールの利用可能容量全体にアクセスできます。 親プールに利用可能容量がない場合、データ削減子プールを作成することはできません。
- 以下の手順を実行することで、サポートされている容量の節約方式をデータ削減プールで使用するボリュームを作成して、それらをホストにマップします。
- 管理 GUI で、を選択します。
- 「ボリューム」ページで、「ボリュームの作成」をクリックします。
- 「ボリュームの作成」ページで、作成するボリュームのタイプを選択します。
- ボリュームに関する以下の情報を入力します。
- プール
- リストからデータ削減プールを選択します。
- ボリュームの詳細
- 作成するボリュームの数量、容量、および名前を入力します。
- 容量の節約
- サポートされている容量の節約方式のいずれかを選択します。 サポートされているこれらのオプションのいずれを選択した場合でも、作成するボリュームに重複排除を使用することを選択することもできます。 例えば、重複排除を使用して重複データの削除も行うシン・プロビジョニング・ボリュームを作成できます。注: ご使用のシステムに自己圧縮ドライブが含まれている場合は、データ削減プール内のボリュームが、圧縮を有効にして作成されているか、データ節約が行われていないことを確認してください。 データ削減プールが圧縮なしでシン・プロビジョニング・ボリュームとして作成された場合、システムは正確な使用可能容量を計算できません。
- 「作成およびマップ」をクリックします。注: ホストへのマッピングを行わずにデータ削減プール内にボリュームを作成する場合は、「作成」を選択します。 後でボリュームをホストにマップする場合は、 を選択します。
- 「マッピングの作成」ページで、「ホスト」を選択すると、マッピングに使用可能なすべてのホストが表示されます。 ホストは、SCSI マップ解除コマンドをサポートしている必要があります。 選択されたホスト・タイプが SCSI マップ解除コマンドをサポートしていることを確認してください。 「次へ」をクリックします。
- ボリュームを確認し、「ボリュームのマップ」をクリックします。
コマンド・ライン・インターフェースの使用
- データ削減プールを作成するには、次のコマンドを入力します。
ここで、 プール名 はプールの名前で、 拡張サイズ はプールのエクステント・サイズです。mkmdiskgrp -name pool_name -ext extent_size -datareduction yes - 子データ削減プールを作成するには、次のコマンドを入力します。
ここで、data_reduction_parent_pool は、親データ削減プールの名前です。mkmdiskgrp -parentmdiskgrp data_reduction_parent_pool -datareduction yes -noquota - データ削減プールで重複排除が有効になっている圧縮ボリュームを作成するには、次のコマンドを入力します。
mkvolume -name name -pool storage_pool_name -size disk_size -compressed -deduplicated - データ削減プールで重複排除が有効になっているシン・プロビジョニング・ボリュームを作成するには、次のコマンドを入力します。
mkvolume -name name -pool storage_pool_name -size disk_size -thin -deduplicated - ボリュームをホストにマップするには、次のコマンドを入力します。
ここで、host_name はホストの名前、vdisk_name はボリュームの名前です。mkvdiskhostmap -host host_name vdisk_name