HTTP サーバー・パフォーマンス・チューニング

IBM® HTTP Server を調整して、Maximo® Asset Management の応答時間を改善することができます。パフォーマンスを改善するためにパラメーター設定をカスタマイズできます。

IBM HTTP Server パラメーター設定を使用して、チューニングを最適化することができます。これらの設定は、テスト環境でのパフォーマンスの調整に使用されるため、ご使用の環境では異なる設定が必要となる場合があります。これらの設定をガイドラインまたは開始点として使用してから、それらの設定をモニターし、環境に合わせて調整することができます。

IBM HTTP Server のバージョンと WebSphere® Application Server のバージョンは同一でなければなりません。

以下のパラメーター設定が、Microsoft Windows 環境向けに最適化されてテストされました。これらの同じ設定は AIX® 環境でもテストおよび最適化されましたが、UNIXLinux 向けには最適化されていません。

Windows 環境で機能している IBM HTTP Server には、親プロセスと、同時接続を作成する単一のマルチスレッド子プロセスがあります。ご使用の環境がさらに効率的に同時接続を処理できるように、以下のパラメーターを設定してください。

TimeOut
サーバーが特定のイベントを待機する時間。この時間が経過すると、要求は拒否されます。
  • 値: 900
KeepAliveTimeOut
サーバーが持続接続で後続の要求を待機する時間。ネットワーク待ち時間が長い環境の場合は、この値を 60 に設定します。例えば、サーバーのロケーションとは地理的に異なる区域にユーザーがいる場合、ネットワーク待ち時間が問題になる可能性があります。すなわち、ユーザーの位置がサーバーから離れているほど、ネットワーク待ち時間が長くなります。
  • 高ネットワーク帯域幅: 10
  • 低ネットワーク帯域幅: 60
MaxKeepAliveRequests
持続接続で許可される要求の数。要求の数を制限した場合、制限に達したときに、サーバーは接続を終了して、もう 1 つの接続を作成する必要があります。接続を終了したり作成したりする必要があることが、継続的にサーバーのパフォーマンスに影響する可能性があります。この値をゼロに設定すると、持続接続で要求を無制限に許可します。
  • 値: 0
MaxRequestsPerChild
個々の子プロセスがライフサイクル中に処理する要求の数の制限。この制限に達すると、子プロセスは終了します。この値を 0 に設定すると、子プロセスが終了しなくなり、無制限の数の要求を処理する可能性があります。この値を 0 より大きい数値に設定すると、子プロセスの終了と作成に余分な処理が必要になります。Linux システムおよび UNIX システムの場合、0 以外の値を設定すると、多数の子プロセスが作成され、スワップ・スペースの使用が過剰になる可能性があります。潜在的な問題を最小限にするために、この値を 0 に設定してください。
  • 値: 0
ThreadLimit
子プロセスごとに構成可能なスレッド数の上限。
  • Windows 環境の場合の値: 2400
ThreadsPerChild
それぞれの子プロセスが作成できるスレッドの数。64 ビットで実行されている Windows 環境内では、各インスタンスは 1 つの子ごとにおよそ 2500 個のスレッドに制限されます。32 ビット環境の場合、子ごとのスレッドの総数は 5000 の方に近くなります。これらの数値は、正確な制限値ではありません。実際の制限値は、各スレッドが使用する開始メモリーに、スレッドごとの最大ランタイム・メモリー使用量を加えた合計であるためです。その合計は、構成およびワークロードによって異なります。ThreadsPerChild パラメーターの数を大きくすると、ランタイム・メモリーで 2 GB または 3 GB を超えるアドレス・スペースが発生した場合に子プロセスが機能しないというリスクを抱えることになります。
  • Windows 環境の場合の値: 2400
ThreadsPerChild パラメーターおよび ThreadLimit パラメーターを、同じ値に設定することができます。