COUNT 関数

構文

COUNT (string, substring)

説明

COUNT 関数を使用すると、ストリング値の中にサブストリングが出現する回数を返すことができます。

string は検索されるストリング値として評価される式です。substring は、数えられるサブストリングとして評価される式です。substring には、文字ストリング、定数、または変数を指定できます。

substring が、string 内に現れない場合、値 0 が戻ります。substring が空白ストリングの場合、string 内の文字数が戻ります。string が NULL 値である場合、NULL が戻ります。substring が NULL 値である場合、COUNT 関数は正しく実行されずプログラムはランタイム・エラー・メッセージを出力して終了します。

デフォルトでは、ストリング内の各文字は、substring と一回のみ一致します。そのため、substring が 1 文字より長く、一致した部分が検出されると、一致したサブストリングに続く文字で検索が続行されます。サブストリングと一致したストリング部分が、別の一致として再びカウントされることはありません。例えば、次の例ではサブストリング TT の出現回数が 2 回とカウントされ、変数 C に値 2 が割り当てられます。

C = COUNT ('TTTT', 'TT')

PICK、IN2、および REALITY フレーバー

PICK、IN2、および REALITY フレーバーでは、ストリングのどの部分が一致しているかに関係なく、次の文字から検索が続行されます。例えば、次の例では TT の出現回数が 3 回とカウントされます。

C = COUNT ('TTTT', 'TT')

$OPTIONS ステートメントの COUNT.OVLP オプションを使用すると、IDEAL フレーバー・アカウントと INFORMATION フレーバー・アカウントで、この動作を取得できます。

A=COUNT('ABCAGHDALL','A')
PRINT "A= ",A
*
Z='S#FF##G#JJJJ#'
Q=COUNT(Z,'#')
PRINT "Q= ",Q
*
Y=COUNT('11111111','11')
PRINT "Y= ",Y

次のプログラム出力が得られます。

A=       3
Q=       5
Y=       4