ABORT [expression ...]
ABORTE [expression ...]
ABORTM [expression ...]
ABORT ステートメントを使用すると、BASIC プログラムの実行を強制終了して、コマンド・プロンプトに戻ることができます。ABORT は STOP とは異なります。STOP ステートメントは呼び出し環境 (例: メニュー、パラグラフ、EXECUTE ステートメントに続くその他の BASIC プログラムなど) に戻りますが、ABORT は BASIC プログラムと同様にすべての呼び出し環境を終了します。ABORT を IF...THEN ステートメントの一部として使用すると、ある条件を満たした場合に処理を強制終了させることができます。
expression が使用された場合、プログラムが終了した時に印刷されます。expression が NULL 値として評価される場合、何も印刷されません。
ABORTE ステートメントは、$OPTIONS STOP.MSG が実施されているように動作することを除いて、ABORT ステートメントと同じです。つまり ABORTE では、指定したテキストではなく ERRMSG ファイルを使用してエラー・メッセージが生成されます。 ABORTE ステートメント内の expression が NULL 値と評価された場合、デフォルトのエラー・メッセージが印刷されます。
Message ID is NULL: undefined error
ERRMSG ファイルに関する情報については、ERRMSG ステートメントを参照してください。
ABORTM ステートメントは、$OPTIONS -STOP.MSG が実施されているように動作することを除いて、ABORT ステートメントと同じです。つまり ABORTM では、ERRMSG のテキストではなく、指定したテキストを使用してエラー・メッセージを生成します。
PRINT "DO YOU WANT TO CONTINUE?":
INPUT A
IF A="NO" THEN ABORT
次のプログラム出力が得られます。
DO YOU WANT TO CONTINUE?NOProgram "TEST": Line 3, Abort.