RAID コマンド

いずれの RAID コマンドも、二重コロン ( :: ) プロンプトから入力できます。RAID コマンドの基本的な構文は次のとおりです。

position command qualifier  
表 1. RAID コマンドの一般構文
引数 説明 お願い
position

プログラムで RAID コマンドを実行する場所と頻度を指定します。次のいずれかを指定できます。

 
  line ソース・コードの行番号 (10 進値)
  address オブジェクト・コード命令のアドレス (16 進数、先頭に 0X を付けて区別する)
  procedure ソース・コード内のプロシージャー名
  variable ソース・コード内の変数の名前。 ソース・コード内で使われている変数名を正確に指定する必要があります。 大/小文字は区別されます。したがって、「A」と「a」は同じ変数ではありません。 variable に添え字を付けて、配列のエレメントを表します。例: A[1,2]。
  n コマンドを実行する回数を指定します。
qualifier

次のどちらかを指定します。

 
  ストリング 変数の値を検索または置換するためのストリング
  * 指定したコマンドの特殊な形式を示す記号

表 2 には、RAID コマンドが要約してあります。

表 2. RAID コマンド
コマンド 説明
line ソース・コードの指定した行を表示します。
/[string] string のソース・コードを検索します。
B RAID ブレークポイントを設定します。
C プログラムを続行します。
D RAID ブレークポイントを削除します。
G 指定した行またはアドレスに移動し、プログラムを続行します。
H プログラムに関する統計情報を表示します。
I 次のオブジェクト・コード命令を表示して実行します。
L 次に実行する行を表示します。
M 監視ポイントを設定します。
Q RAID を終了します。
R プログラムを実行します。
S BASIC ソース・コードを 1 ステップずつ実行します。
T 呼び出しスタックのトレース結果を表示します。
V M コマンドの冗長モードに切り替えます。
V* オブジェクト・コードを生成したコンパイラーのバージョンを表示します。
W 現在のウィンドウを表示します。
X 現在のオブジェクト・コード命令とアドレスを表示します。
X* ローカルの実行マシンのレジスターおよび変数を表示します。
Z ソース・コードの次の 10 行を表示します。
$ 命令カウントをオンにします。
# プログラムのタイミングをオンにします。
+ 現在の行を増分します。
- 現在の行を減分させます。
. オブジェクト・コード命令とアドレスを実行前に表示します。
variable/ variable の値を出力します。
variable!string variable の値を string に変更します。