PORT メッセージ

ポート・ライブラリー・メッセージ。

JVMPORT001E   ファイルへの書き込みの試行中にメモリーの割り振りに失敗しました。

説明

システムがメモリー割り振り要求を満たすことができませんでした。

システムの処置

これ以降はメモリー割り振りを試行しても高い確率で失敗し、結果としてプロセスは終了します。

ユーザーの処置

プロセスで使用可能なメモリーの量を増やすか、IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT002E   共有ライブラリーのロード中に不明エラーが発生しました

説明

共有ライブラリーのロード中に不明なエラーが発生しました。

システムの処置

プロセスはシャットダウンします。

ユーザーの処置

このメッセージには、詳細を示す他のメッセージが付随します。 共有ライブラリーが存在するかを確認してください。 ライブラリーが存在する場合は、IBM® サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT003E   従属モジュール %s をロードできませんでした

説明

指定された従属モジュールをロードできませんでした。

システムの処置

このモジュールが JVM に不可欠のものである場合、プロセスは終了します。

ユーザーの処置

JVM が終了する場合は、IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT004E   シンボル解決失敗

説明

特定のシンボルの探索中に、シンボルの解決で問題が発生しました。

システムの処置

このシンボルが JVM に不可欠のものである場合、JVM は終了し、より詳しい情報が示されます。

ユーザーの処置

JVM が終了する場合は、IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT015E   共有ライブラリー参照を解決できません - 前提共有ライブラリーが欠落している可能性があります

説明

オペレーティング・システムが共有ライブラリー参照を解決できませんでした。 前提共有ライブラリーが欠落している可能性があります。

システムの処置

このライブラリーが JVM に不可欠のものである場合、プロセスは終了します。

ユーザーの処置

プロセスが終了する場合は、ライブラリーが存在するかを確認してください。 ライブラリーが存在する場合は、IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT016E   内部エラー %i

説明

共有ライブラリーの探索中に内部エラーが発生しました。

システムの処置

このライブラリーが JVM に不可欠のものである場合、プロセスは終了します。

ユーザーの処置

プロセスが終了する場合は、ライブラリーが存在するかを確認してください。 ライブラリーが存在する場合は、IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT019W   ディレクトリー %s を作成できません。 このディレクトリーが作成されるまで、共有クラスは使用できません。

説明

共有クラス・キャッシュの名前が指定された際に、ディレクトリーが含まれていました。 このディレクトリーを作成できませんでした。

システムの処置

-Xshareclasses:nonfatal パラメーターが指定されていた場合、JVM は共有クラスを使用せずに処理を続行します。 このパラメーターが指定されていなかった場合、JVM は終了します。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT022I   複数パーツ・ダンプを使用可能にするために、ユーザー指定のダンプ・テンプレートに .X&DS を追加しています。

説明

-Xdump:system:file= パラメーターまたは JAVA_DUMP_TDUMP_PATTERN 環境変数を使用してダンプ・テンプレートが指定されました。 単一の IEATDUMP ファイルにダンプ可能なデータの最大量は、2 GB です。 アドレス・スペースが 2 GB を超える場合、z/OS® オペレーティング・システムは複数のダンプ・ファイルを生成します。 この動作を可能にするには、ダンプ名に &DS という接尾部を付ける必要があります。 この接尾部は、そのファイルにダンプのどの部分が含まれているかを示すカウンターで置き換えられます。 ユーザーが接尾部を追加しなかった場合は、JVM がダンプ・テンプレートに接尾部を付加します。

システムの処置

JVM はダンプ・テンプレートに .X&DS を追加してから、処理を続行します。

ユーザーの処置

このメッセージは無視して構いません。また、拡張されたダンプ・ファイル名が長くなりすぎない限り、JVM にダンプ・ファイル名を変更させることができます。 ファイル名が長すぎる場合、JVM は代わりにデフォルトのダンプ・テンプレートを使用します。 このメッセージが出ないようにするには、ダンプ・テンプレートに &DS という接尾部を含めるか、デフォルトのダンプ・テンプレートを使用します。

JVMPORT023W   ユーザー指定のダンプ・テンプレートが長すぎたために、IEATDUMP が失敗しました。 デフォルトのテンプレートを使用して、ダンプを再試行しています。

説明

-Xdump:system:file= パラメーターまたは JAVA_DUMP_TDUMP_PATTERN 環境変数を使用してダンプ・テンプレートが指定されました。 システムがこのテンプレートを使用してダンプを実行しようとした際に、IEATDUMP ルーチンが戻りコード 0x8、理由コード 0x22 により戻りました。これは名前が長すぎたためにダンプが失敗したことを示します。

システムの処置

JVM はデフォルトのダンプ・テンプレートを使用して再度ダンプを実行しようとします。

ユーザーの処置

より短い名前のダンプ・テンプレートを指定してください。 z/OS 64 オペレーティング・システムの場合、JVM は、複数パーツ z/OS ダンプを可能にするためにユーザー指定のダンプ・テンプレートに .X&DS を付加することに注意してください (64 ビットのアドレス・スペース全体を格納するために必要です)。 指定したテンプレート名の長さが 44 文字に近い場合は、.X&DS の追加によって名前が長くなりすぎる可能性があります。

JVMPORT024E   ダンプ・データ・セットを割り振れなかったために (ディスクが満杯だった可能性があります)、IEATDUMP が失敗しました。

説明

JVM が IEATDUMP を実行しようとしましたが、 ダンプ・ルーチンが戻りコード 0x8 および理由コード 0x26 で返されました。 これはダンプ・データ・セットを割り振ることができなかったためにダンプが失敗したことを示します。

システムの処置

JVM は処理を続行しますが、ダンプは作成されません。

ユーザーの処置

このエラー・メッセージの原因として最も一般的なことは、 ダンプ・データ・セットのスペースを使い果たしたことです。 使用可能なダンプ・ストレージの量を確認してください。

JVMPORT025E   ファイル・ロック操作に対して無効なロック・タイプです。 lockFlags: %1$d

説明

ロック・タイプを指定するフラグの値が無効であったため、ファイル・ロック操作が失敗しました。

システムの処置

JVM の通常の操作が影響を受け、結果として 1 つ以上のライブラリーをロードできない可能性があります。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT026E   指定されたファイルはディレクトリーです

説明

システムがディレクトリーをファイルとして開こうとしたときに、ファイル・オープン操作が失敗しました。

システムの処置

JVM の通常の操作が影響を受け、結果として 1 つ以上のライブラリーをロードできない可能性があります。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT027E   メモリー保護パラメーターが無効なため、mmap が失敗しました。

説明

メモリー保護パラメーターの値が無効です。

システムの処置

JVM の通常の操作が影響を受け、結果として 1 つ以上のライブラリーをロードできない可能性があります。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT028E   マッピング・オプションが無効なため、mmap が失敗しました。

説明

マッピング・オプションを指定するフラグ・パラメーターの値が無効です。

システムの処置

JVM の通常の操作が影響を受け、結果として 1 つ以上のライブラリーをロードできない可能性があります。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT029E   無効なハンドルです。 ファイル・ハンドル: %1$d。

説明

ファイル・ハンドルが無効であったために、ファイルのマップ操作が失敗しました。

システムの処置

JVM の通常の操作が影響を受け、結果として 1 つ以上のライブラリーをロードできない可能性があります。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT030W   %s 設定 "%s" は、コア・ダンプを外部プログラムにパイプ接続するように指定しています。core または core.%d の名前変更を試行中。

説明

ABRT や Apport などの Linux ツールは、 例えばバグ・レポートを作成するために、/proc/sys/kernel/core_pattern ファイル内の情報を使用して コア・ファイルを外部プログラムにリダイレクトします。

システムの処置

仮想マシンは、/proc/sys/kernel/core_uses_pid ファイルの内容に応じて、現行ディレクトリー内で core または core.process ID という名前のファイルを探します。

ユーザーの処置

/proc/sys/kernel/core_pattern ファイルで指定された外部プログラムの資料を参照してください。

JVMPORT031E   ソフトウェアによって発生した POSIX シグナルに対応する、LE 条件 %s%i を受け取りました

説明

JVM の開始時に、POSIX シグナル・ハンドラーではなく Language Environment® (LE) 条件処理ルーチンを使用して実行するように指示が出されました。 ソフトウェアによって発生した POSIX シグナルに対応する LE 条件を受け取りました。

システムの処置

JVM は、診断データの記録されたダンプを作成して終了します。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT034W   ストレージ保護キー %lu で作成された共有メモリーを 接続しようとしましたが、キー %lu で現在実行中です。(Attempted to attach shared memory created in storage protection key %lu, but currently running in key %lu.)

説明

共有メモリーの作成に 使用された z/OS ストレージ保護キーと、現行ストレージ保護キーとの間に、互換性がないため、 共有メモリーを開くことができませんでした。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

別のメッセージを使用して何らかの問題が報告されています。 他のエラー・メッセージを調べてください。

JVMPORT035E   __malloc31 が z/OS 上でバッファーの割り振りに失敗しました。

説明

__malloc31 プロセスはバッファーの割り振りに失敗しました。

システムの処置

JVM は続行されますが、 ハイパーバイザー関連の情報は提供されません。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT036E   z/OS 上の CSRSI サービスからの予期しない戻りコード

説明

予期しない 戻りコードが z/OS 上の CSRSI サービスから受信されました。

システムの処置

JVM は続行されますが、 ハイパーバイザー関連の情報は提供されません。

ユーザーの処置

IBM サービス担当員にお問い合わせください。

JVMPORT038E   IBM_JAVA_HYPERVISOR_SETTINGS の値の形式が正しくありません。(Malformed value for IBM_JAVA_HYPERVISOR_SETTINGS)

説明

IBM_JAVA_HYPERVISOR_SETTINGS 環境変数に、 閉じる側の引用文字が足りません。

システムの処置

JVM は終了します。

ユーザーの処置

IBM_JAVA_HYPERVISOR_SETTINGS 環境変数を 修正して、再試行してください。

JVMPORT046E   実行可能ファイルを開くことができませんでした

説明

実行可能ファイルを開くことができませんでした。

システムの処置

プロセスはシャットダウンします。

ユーザーの処置

このメッセージには、詳細を示す他のメッセージが付随します。

JVMPORT048E   必要なシステム・ダンプ・ファイルと同名の非正規ファイル「%s」が存在するため、システム・ダンプを作成できませんでした (Failed to create system dump because a non-regular file ¥"%s¥" exists with the same name as the expected system dump file)

説明

必要なシステム・ダンプ・ファイルと同名の非正規ファイルが存在するため、JVM はシステム・ダンプを生成しませんでした。 非正規ファイルはディレクトリー、シンボリック・リンク、パイプ、またはソケットのいずれかです。

システムの処置

JVM は処理を続行します。

ユーザーの処置

Java アプリケーションの現行作業ディレクトリーにある非正規ファイルの名前が、以下の名前または設定のいずれかと競合するかどうかを確認してください。
  • デフォルトのシステム・ダンプ・ファイル名 (core または core.<process ID>)。
  • /proc/sys/kernel/core_pattern および /proc/sys/kernel/core_uses_pid の設定。
非正規ファイルを名前変更するか、/proc/sys/kernel/core_pattern および /proc/sys/kernel/core_uses_pid の設定を変更し、再試行してください。