Advance Toolchain との IBM XL C/C++ for Linux, V16.1 の併用
IBM® XL C/C++ for Linux, V16.1 は、オープン・ソース開発ツールとランタイム・ライブラリーのセットである、IBM Advance Toolchain 11.0 をサポートします。IBM Advance Toolchain 11.0 を使用することで、最新の POWER® ハードウェア機構 (特に、チューニングされたライブラリー) を Linux 上で活用できます。Advance Toolchain 11.0 について詳しくは、Advance toolchain for Linux on Power® Web サイトを参照してください。
IBM XL C/C++ for Linux, V16.1 を Advance Toolchain と共に使用するには、以下の手順を実行します。
- at11.0 パッケージをデフォルトのインストール場所にインストールします。手順については、Advance toolchain for Linux on Power Web サイトの『Installation』を参照してください。
- xlc_configure ユーティリティーを実行して xlc.at.cfg構成ファイルを作成します。xlc.at.cfg 構成ファイルで、XL C/C++ コンパイラー以外の他のすべてのエンティティーは Advance Toolchain のエンティティーに送られます。このエンティティーには、リンカー、ヘッダー、およびランタイム・ライブラリーが含まれます。注: xlc_configure ユーティリティーを実行するには、root ユーザーになるか、sudo コマンドを使用する必要があります。
xlc_configure -at - XL コンパイラーを Advance Toolchain サポートと共に呼び出します。
- コンパイラーをデフォルトの場所にインストールした場合は、
以下のコマンドを発行します。
/opt/ibm/xlC/16.1.0/bin/xlc_at /opt/ibm/xlC/16.1.0/bin/xlC_at - コンパイラーを NDI の場所にインストールした場合は、以下のコマンドを発行します。
$ndi_path/xlC/16.1.0/bin/xlc_at $ndi_path/xlC/16.1.0/bin/xlC_at
- コンパイラーをデフォルトの場所にインストールした場合は、
以下のコマンドを発行します。
注: XL コンパイラーを Advance Toolchain サポートと共に使用してアプリケーションを作成する場合、アプリケーションは Advance Toolchain のランタイム・ライブラリーに依存するため、Advance Toolchain 環境下でしか実行できなくなります。
アプリケーションを他のマシン上で実行するためにコピーする場合は、Advance Toolchain、または少なくとも Advance Toolchain のランタイム・ライブラリーが、それらのマシン上で使用可能であることを確認してください。